Irongear's Reviews and Logs
音楽(Live/DC)、映画(劇場/DVD)、書籍(主に小説)、日頃使用している写真撮影機器やコンピュータ関連機器のレビュー。
2021年6月25日金曜日
三体Ⅲ 死神永生 (上・下) / 劉 慈欣
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前作「黒暗森林」編で人類の窮地は救われ、この後を続けられるのか?と思っていましたが、今回の「死神永生」では後半でいきなりスケールが巨大化します。 途中までは、これは共産党政府の一路一帯を始めとする強硬政策への批判を暗に含んでいるんじゃないのか?と思...
2021年6月13日日曜日
ぼくは縄文大工 石斧でつくる丸木舟と小屋 / 雨宮国広
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元々は普通の大工さんだったのが、宮大工になり、更には古代の人々の建築を知りたくて石斧の研究をする内に、縄文時代や旧石器時代の建築物や構造物を再現するのが本業になった方のお話です。 縄文時代の人々が、意外と豊かな生活をしていたことや、日本海を渡って今のシベリアの辺りに進出...
語ることが許されない 封じられた日本史 / 保江邦夫
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一般にオカルト雑誌として有名な「ムー」(Amazon Kindle Unlimitedで最新刊が読めるので、最近は毎号目を通しています)で紹介されていた内容に興味があったので、買ってみました。 著者は理論部地理学の教授で、ご自身でも不思議なことにこういうオカルト紛いの不...
2021年6月9日水曜日
世界はゴ冗談 / 筒井 康隆
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大学の時に先輩に「 筒井康隆の本を10冊読んだら気が狂うというぞ」と言われたことがあります。 確かにこの不条理極まりない世界を描く論理が微妙にずれて狂気をまき散らしている文章に填まり込んだら気が狂うよな。 まあこれだけ不条理なことを書けるのも、書いている本人が極めてま...
オーバーロードの街 / 神林 長平
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オーバーロード = Over Lord = 超越的存在 = 神、となるのですが、本作でのオーバーロードとは何物か。 地球に人類が増え過ぎたため、地球の意思が人類を粛正するというストーリーは、小説だけでなく科学的な仮説でも出ることがありますが、神林的オーバーロードとは如何...
2021年6月1日火曜日
紺碧の死闘 傭兵代理店・改 / 渡辺裕之
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さて今回は、くまのプーさんの策謀によって、主人公の中国共産党内の協力者が窮地に陥るというお話です。 お話はともかくとして、習近平の側近や護衛陣はかなり強力なようで、就任以来解放軍から何度も刺客が送られているらしいのですが、悉く事前に計画が漏れて潰されているようです。 #...
2021年5月23日日曜日
神を統べる者(三)-上宮聖徳法王誕生篇 / 荒山 徹
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三巻の後半、特に終わりの方を読んでいて、この展開でちゃんと3巻で終わるのか?と心配になりましたが、しっかりと終わりました。 結構、バタバタで無理くり感はありますが。 聖徳太子という人は、幼年から青年期には何をしていたのかが、実はちゃんとした記録がないんですよね。 摂政...
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