2011年3月21日月曜日

青い星まで飛んでいけ / 小川一水



小川調メルヘンな短編が多い短編集です。解説を坂村健先生が書かれています。
小川氏のSFは、物語の背景や世界はハードSF的なのですが、語り口がメルヘンチックなものが多くて、女性作家が書かれているような感じを受けてしまうことが多いのです。(小川氏は男性です)
この短編集も、知らずに読んだら女性作家かなと思ってしまっただろうなと感じています。
それがいいか悪いかというと、ガチガチのハードSFな語り口だと、途中で読むのが辛くなってしまったでしょうから、ハードな内容を読みやすく判りやすくするという意味では成功していると思います。

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