2017年3月19日日曜日

「免疫ビタミン」のすごい力 - ガンも認知症も寄せつけない - / 杣 源一郎



免疫ビタミンという言葉は、まだ聞き慣れませんが「リポポリサッカライド」略称「LPS」という物質です。
植物に付着しているグラム陰性細菌の一種が生成するものだそうですが、これが免疫細胞であるマクロファージを強烈に活性化するとか。
結論からいうと、日本で古来から食べられている食品はLPSが豊富に含まれていて、最近の子供に多いアレルギーなどは、食事が西洋化工業化したためにLPSが取れなくなったせいではないかと。
少し前に読んだ「酵素」の謎――なぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか(祥伝社新書314)では、食物から酵素を取ることで病気を防ぐ話が出ていましたが、ここで推奨されている食物は本書で推奨されている食物と共通しているものが多いです。
違いというと、酵素は熱を加えると分解するので生食を必要とするのに対して、LPSは熱では分解されないので加熱調理しても問題ないという違いはあります。
いずれにしても、酵素とLPSの相乗効果で、免疫力が高まり健康が維持できるのかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿