2000年12月30日土曜日

【BMW雑記帳】次期ti その3

前回書いたNology HotWiresなんですが、USA Yahooのショッピングで扱っているようなので、
「318ti '98モデル用のは値段はいくら?」
と尋ねたところ、
「318i用は'97年モデルのまでしか作ってないよ」
なる答 (-_-;;;;;。しかしこれって、tiとセダンの区別がついてないのかな?確かにNologyの対応表にはtiは載ってないけど....。 Z3用をくれ!と言えばいいんでしょうかね?

今月は車雑誌を三冊も買ってしまいました。
AUTO Jumble Vol.37 「エンジンに拘ればM3」
この雑誌って、ケイターハム7なんかを中心に扱っている雑誌で、あまりBMWには縁のない雑誌だと思ってたんですが、いきなりこんな特集をやってくれました。で、立ち読みで済まそうかなと思いつつ読んで行く内に....買ってしまいました(苦笑)。E36の六気筒に付いても割りと詳しく出ていますので、興味のある方は一見の価値はあると思います。
Rosso 「今なぜ、BMWなのか?」
こんな特集を組まれたら買わないわけには行きませんよねぇ〜。
LE VOLANT 「宿命のライバル メルセデス・ベンツ VS BMW」
これももうタイトルだけで買ってしまいますよねぇ〜。

で、ル・ボランの記事の中で次期tiがちょっとだけ出ているんですが、それによると次期tiの全長は4190mmなんです。なんと現行tiより短いんですよ!!現行は4210mmですから30mm短いことになります。本当ならいいんですが.....。
ちなみにライバルとなるC SportsCoupeは家の車庫には入りません(笑)。アルファの147も無理だったかな?

というところで、また来世紀もよろしく!!

2000年12月17日日曜日

【BMW雑記帳】おしりがうにうに

今週の週プレで次期tiと噂の2シリーズの写真が出てましたね。2シリーズの方は推定イラストですが。ガレージに入れることを考えると、今のtiにしばらく載り続けて、2シリーズに乗り換え....かなぁ。
それはさておき、最近どうもコーナーでおしりがうにうにするんです。要はコーナーリングが以前のようにビシッと決まらないで、リアがフラフラと微妙に狙ったコースからズレるんですね。私は狙ったコースから10cmもズレると気になる人なので、ここのところ走りながら「???」状態でずっと走っているんです。そろそろ総走行距離が2万kmに近づき、タイヤも減って来ていますから、そのせいかなという気がします。
タイヤを履き替える時は、ホイールの方も替えたいですが....お金が(笑)。
サスもそろそろダンパーがヘタって来ているようですし....お金が(爆)。
節約しないと (-_-;;;;
といいつつ、Nology Hotwireを付けたくて仕方がありません(笑)。日本だと高いので、アメリカから個人輸入しようと思うんですが、どこで買えばいいかが判らないんですねぇ。 eBayには国産車用のがちょくちょく出るので、そっちで気長に待てばいいのかも知れないですが。やはりGCCにお願いするのが一番かな?誰かご存知なら教えて下さい m(_ _)m


2000年12月10日日曜日

【BMW雑記帳】次期ti発表その2

先週次期tiが発表?という不確定なことを書いたんですが、どうもデザインは確定のようです。
発表された情報を見る限りでは、やはり家のガレージには入るかどうかギリギリのようです (^^;;;; しかし考えたら2週間ほど車に乗ってません。なんだかんだでバタバタして忙しかったからなぁ....。
というわけで、今週はネタなしです m(_ _)m


2000年11月29日水曜日

【BMW雑記帳】次期ti発表?!

先週はまたまたお休みしてすみません。今週末もバタバタしていて、アップできそうにないので、今の内に書いときます(笑)
今月のル・ボランによれば、次期tiが発表になったようですね。マガジンXではスクープとなってますが(笑)。
クライスラーベンツのCコンパクトが正式発売になり、今までのtiユーザーがそちらに流れるのを、防止するためのBMWの意図的なデザインリークのようです。
現行tiがE36セダンと共通のマスクなのに対して、時期tiは独自のマスクになるようです。ボディも共通部分はかなり減らされ、独自性を強くしていくようですね。
私の一番の興味はボディサイズと搭載エンジンなんですが、どうなるんでしょうねぇ?何故ボディサイズが一番に来るかといえば、現行のtiより全長が長くなると、ガレージに入らないんですよ (^_^;;;;。ガレージに入らなければ、買いたくとも買えないという訳です(苦笑)。そうなれば、新しいのを買わず、RedHotさんで、AT−>MTコンバート、エンジンチューン、足回り総取替えとなりますね。
ま、tiより更に下のクラス、2シリーズが、FRで出るそうなので、そっち待ちになるかも知れません。個人的には、tiより一回り小さい、1600ccくらいのが欲しいんですよね。ですから2シリーズには期待しています。M2が出たら....買っちゃうかも(爆)。


2000年11月19日日曜日

【BMW雑記帳】ペンシルバニア原油

先週はお休みしてすみません。
で、私はあまり色々なメーカーは試していないので、前回で実際に使ったオイルメーカーは終わりです。
後、1つあるにはあるんですが、一般には入手不可なオイルなので書けないんですよね。ただ鉱物系のエンジンオイルはペンシルバニアの原油が一番よいと言われており、そこのメーカーのオイルです。
ペンシルバニアのオイルメーカーといえば、PENNZOIL(ペンゾイル)がありますが、QuekerStateに買収されてしまったみたいですね。で、名前の通りペンシルバニアのオイルメーカーなのですが、もう何十年も前からペンシルバニアの原油は枯渇していて、ペンシルバニア原油は使われていません。
ペンシルバニア原油が、まだ若干出るところもあるようで、そういう油田を持っているメーカーが1,2社ですがあります。そういうオイルは主に米軍に納品され、一般にはあまり出てくることはないようです。
まあ、今は既に化学合成でいいオイルが作れるので、原油がどこのかは気にしなくてもいいんでしょうね。


2000年11月5日日曜日

【BMW雑記帳】MOTUL

今月は車雑誌は買わないつもりでしたが、MOTOR MAGAZINEが「BMW 3シリーズ完全理解」という特集をしていたので買ってしまいました。この雑誌はしばらく前にホッチキス止めになってからは、内容を一新したせいか、書店でも平積みされるようになりましたね。それまでは1,2冊置いてあればいい方だったんですが。
でもなんかル・ボランとキャラが被ってるような気がするんですよねぇ〜(笑)。輸入車を中心とした雑誌は、輸入車自体の販売量が増えているのとは逆に、減っているような気がするんですが、みなさんはどう感じられます?

オイルメーカー第5回目はMOTULです。フランスのオイルメーカーですね。エステル系オイルの先駆者です。
私がMOTULの名前を聞いたのは、バイクの方が最初です。ヨシムラがレースで色々とオイルを試して見て、MOTULになってからトラブルがなくなった、というのを聞いてずっと気になっていたんです。
しかし値段が高いことや扱っているところが少ないこと、などでずっと使う機会がありませんでした。RedHotCompanayさんでATFを交換して戴くことになったときに、RHCさんがMOTULのスペシャルショップなので試しにとMOTULを使用したんです。そしてATFで1年間使って良好だったので、先日RHCさんでデフ、エンジンオイルもMOTULに交換して戴きました。
結果、非常に良好です。エンジンも滑らかな感触で、非常に気持ちよく回ってくれます。また1週間ほど置いたままでもエンジンがザラついたりしません。
今入れているのは、通常のエステル系ですが、機会があればコンプレックスエステルという、更に性能を向上させた最上級グレードを入れてみたいと思っています。


2000年10月29日日曜日

【BMW雑記帳】RedLine

2週間お休みさせて戴いている間に、10月も終わりですね。
車雑誌が出る時期ですが、今月は珍しく何も買ってません。どの雑誌も今月は新しいM3の試乗記がありますね。かなり素晴らしいできのようですが、悲しいかな私にも無縁の世界です (T-T)。時期tiにMバージョンが出るという話ですが、一体いくらになるんでしょうか?今のtiをAT−>MTコンバートして、足回り、エンジンを徹底的にやってもらっても、M−tiを買うより安くて自分好みのものができるような気がします(笑)
GENROQ恒例のショップ特集はBMWですが、これもマンネリですねぇ〜。毎回同じショップが紹介されています。まあ、そうそういいショップが新しく出てくるわけもないから、当り前といえば当り前ですが。
でも今回は、私の好きなRedHotCompanyが紹介されていました。新しい社屋も決まったそうですし、エンジン周りのパーツもいよいよ出るようです。

オイルメーカー第4回目はRedLineです。アメリカの新興のオイルメーカーですね。高性能オイルの代名詞にもなりつつあるようです。
レースをしていた創業者が、化学が専門だったため自分で調合したオイルを使用してレースに出たところ好調で、レース仲間からも分けて貰うように頼まれたのが始まりだそうです。このためアメリカやヨーロッパではレース分野でよく使用されているようです。
日本で売られているのは非常に高いので、アメリカから共同購入で買ったエンジンオイルとデフオイルを使ってましたが、なかなか滑らかに回るようです。ただ、エステル系のわりには、何日か運転しなかったときの感触がよくないような気がします。評判の割りには、同じエステル系のAgipやMotulに比べると、落ちる感じですね。
但し、日本で売られているRedLineはアメリカで売られているものとは調合が異なるという話なので、日本の環境に合わせたものを使うと違ってくるかもしれません。

2000年10月27日金曜日

【BMW雑記帳:番外編】2000年BMW Circuit Day参加報告 その5

持ち込み走行が終わったところで、2回目のレーシングカーのデモ走行です。

裏ストレートを通過するところです。これも速過ぎてブレブレ。1周目はシャッターのタイムラグが大き過ぎて、何も写ってませんでした(笑)。

最終コーナーの一つ前のコーナーを上とは別角度から。これもデジカメのシャッターのタイムラグが大きいため、うまく画面に入れるのが大変でした (-_-;;;;
で、やっと330での体験走行です。待っている間、先導をされている方と少しお話させて戴いたのですが、先導車に使われている328よりも中低速のトルクが増えており、中間加速が抜群に速いため、後ろを走っている330に煽られてしまう(笑)んだとか。とにかく出来のいいエンジンだということです。
乗った感じでは確かに4000付近のトルクが凄いようです。またカブリオレなのに、サーキットでタイヤをキャーと鳴らしても、ボディはミシリとも言いません。かなり剛性が高いようです。
以上で終了です。
今年はあまり乗れませんでしたが、やはりBMWユーザーでよかったと実感できる一日でした。 BMW Japanとインストラクターの方々に感謝致します。

【BMW雑記帳:番外編】2000年BMW Circuit Day参加報告 その4

で、午前の予約はもう埋まってしまってすることがないので、トークショーを見たり、展示販売中のBMWコレクションを見たりしながら、時間潰しです。
そうこうしている内に、お昼御飯の時間となりました。昨年はバイキングスタイルだったのですが、長蛇の列ができてしまったので不評だったのでしょうね。今年はお弁当を配る方式に変更されました。
洋風のお弁当で味も結構おいしく、量も多くかったです。お弁当とは別に、ちゃんとデザートとしてケーキとフルーツも用意されていました。
お昼御飯中のトークショーの様子です。
お昼も食べ終わり、午後の予約の時間が迫って来ましたので、レーシングタクシーの順番待ちをしました。
きっかり12:45から予約が再開されます。
空いている一番早い時間に入れて貰いました。13:05です。
昨年はドライバーの指定と助手席か後ろかを選べたのですが、今年は一切なしでした。
次に最新の330の予約を並んでいたのですが、途中でレーシングタクシーの時間が来てしまいました。
ドライバーはレーシングドライバーでジャーナリストでもある佐藤久美さんです。一緒に乗る方とジャンケンして結局後ろの席になってしまいました (-_-;;;; で、乗り込んでデジカメでの撮影の許可を戴き、シートベルトをして、発進です。




速過ぎて、デジカメが全然間に合いません。1周する間にたった4枚しか撮れませんでした (^-^;;;; しかもGに振られながらだから、何を撮ってるかさっぱり判らないですね(爆)。
で、あっという間のレーシングタクシーを終わってから、330の予約を並び直します。
午後の持ち込み走行が迫っていたので、間に合うかドキドキしながら並んでいましたが、何とかカブリオレの予約が取れました。セダンは早々と予約が一杯になってしまって、乗ることができませんでした。
で、午後の持ち込み走行です。
スポーツ走行ということで、午前よりはペースは速かったですが、昨年散々このサーキットを走って慣れている身からすると、ちょっと物足りなかったです。タイヤを鳴らすほどにはペースが上がらなかったからです。逆にいうと、tiの限界はかなり高いところにあるという証明かも知れません。

【BMW雑記帳:番外編】2000年BMW Circuit Day参加報告 その3

で、時間になりM5に乗れることになったのですが、乗る前の説明で、
「パワーが非常にあるので半クラは絶対使わないで下さい」
とのことでしたが、結論からいうと
M5壊してしまいました (ToT)
つーか、今冷静に振り返って考えると、
乗った時には既に壊れてました (-_-;;;;
そう今思い出すと、前に乗ったおじさんは前記の説明のとき、同乗する奥さんと娘さんを探しに行ってて、ろくに聞いてなかったのです。
だもんで、私が載った時には既にクラッチが滑っていたらしいです。

「アクセルは踏まずにアイドリングで発進して下さい」
との説明に従って発進して、ピットロードを抜けたところで加速するんですが、何故か遅れてしまいます。これも今考えたらクラッチが滑って加速しなかったんでしょうねぇ。それでも普段乗っているtiの加速に比べりゃ、ダントツに速いので全然気が付きませんでしたが (-_-;;;
で、第1コーナーの手前で2速から3速に入れようとしたら....入らない ( ̄□ ̄;;;; 2,3度試すもダメ。4速も入らない。この時点で頭の中は完全にパニックです。
仕方なしにクラッチを切ったまま慣性でコーナーを曲がりました。で、立ち上がりの手前で再度3速に入れようとしたんですが、やはりダメ。
失速したので1速に入れて(これは入った)アクセルを踏んだら...タコメーターは振り切ってるけど車は前に進まない (TOT)。2速に入れても同じ。完全にクラッチが逝ってます。
3,4速は入らずで、なんとか5速に入れて走り始めました。しかしこれもタコメーターの回転数と速度計にかなりの隔たりがあります。クラッチ滑らせながらの走行ということになってしまいました。
なんとかその状態で、ピットロードまで戻って来たのですが、シケインを5速のままでは流石に失速しそうなので、取り敢えずクラッチを切って惰性で曲がり、ピットロードへ入ったところで2速に入れようとしたら....入らない ( ̄□ ̄;;;;
完全に停車した状態で1速に入れようとしてもダメ。3,4速も死んでますから、ニッチもサッチも行かない状態になってしまいました。
結局BMWスタッフの方に運転を代って貰って、取り敢えず後ろの車の邪魔にならないところまで走らせて貰いました。かなり苦労していましたけど(苦笑)。
先導のこもださんに「半クラ使ったの?」って聞かれて「いや...」としか答えられなかったのが情けないですね。普段MTに乗ってれば、最初からクラッチ滑ってたってすぐ判ったんでしょうけどねぇ...。
この後すぐに展示してあった、上の写真のM5に入れ替えとなりましたが、こちらも午後2時頃には異常ありでダメになりました(爆)。

【BMW雑記帳:番外編】2000年BMW Circuit Day参加報告 その2

で、昨年は体験走行のプログラムが全て終了してから、レーシングカーのデモ走行があったのですが、今回は途中に行われました。午前が10:45から、午後が13:45からの2回です。
走るのはル・マン24時間に出場したマシンそのもので、この日は現在出場しているレースの富士サーキットに合わせたセッテイングのままだということでした。

運転するのはレーシングドライバーの飯田アキラ(済みません、字が判らないです m(_ _)m)氏。上の写真はデモ走行前にお姉さんの飯田裕子さんのインタビューに答えているところです。ちなみにこのマシンに乗るのは初めてだとか。

ということで発進。

一周してストレートを駆け抜けるところです。シャッター速度は遅くないはずなのにブレブレ (^-^;;;;;

最終コーナーの一つ前のコーナーを立ち上がって行くところです。

あっという間に走り終わり、ピットロードに帰って来るところです。ここでもめちゃ速いんです (-_-;;;;;

【BMW雑記帳:番外編】2000年BMW Circuit Day参加報告 その1

2000年10月14日(土)に兵庫県のセントラルサーキットで開催された、BMW Circuit Dayに参加してきました。
今年はBMW Circuit Dayは全国開催で、東の方から西の方へと順次開催されていくようです。
8時ゲートオープンで9時開始のところ、中国自動車道が非常に渋滞しており、着いたのは9時半頃でした。

会場の様子です。昨年とほぼ同じ感じで、順番待ちの人のためにトークショーをやっていました。

受付を済ませたところでまずは持ち込み走行の受付に行きました。
郵送されてきた案内では午前のファミリー走行か午後のスポーツ走行のどちらか1回という話でしたが、両方を1回づつ参加できるということで、それぞれ空いている1番早い枠に入れて貰いました。
そしたら、午前の走行まで後10分しかない(笑)。慌てて駐車場まで車を取りに走りました。
ファミリー走行ということで、ペースは比較的ゆっくりで、コースを確認する程度で終了。まあ最初から飛ばすのは辛いから、こんなもんでしょう。
で、走り終わってから試乗走行の予約へ並ぼうとしたんですが、時間は既に10時を回っており、どれも午前中の予約枠は満杯で受付終了。
かろうじてM5だけが予約券が必要ということで空いており、午前中に走ることが可能でした。

で、順番までの間が1時間ほどあるのですが、トークショーをボーと見ながら待っていました。
今年は飯田裕子さんがずっとトークショーを担当されていました。
上の写真では、萩原さんとドライビングポジションについての説明をされているところです。

2000年10月8日日曜日

【BMW雑記帳】Agip

来週14日にセントラルサーキットで開かれるサーキットデーに行ってきます。午後のスポーツ走行で、エストリルブルーのtiが走っていたら、たぶんそれは私です。というわけで、来週は本コラムはお休みします。代りにサーキットデーの報告をアップするつもりですが、水曜日くらいになると思われます。

オイルメーカー第3回目はAgipです。イタリアの石油大手の製品ですね。ちょっと前まではFerrariの純正指定だったり、F1にも使われていました。
とはいえ、私はAgipはあまり使ったことがないんであまりよく知らないんですが。 (なら書くなって)
ブランド自体あまり日本では知られておらず、入手もそれほど簡単ではないようです。
エンジンオイルはエステル系で、BMWのエンジンに入れると「官能的な」感じになります。ねっとりとした感じの回り方になるんですが、それがなんとも気持ちいいんですよねぇ。私だけではなく入れた人はみんなそういいますので、そう感じさせる何かがあるようです。流石はイタリア製品ですね。同じエステル系でも、RedLineやMotulでは、この官能的な感覚は得られません。
なら何で使わないかって言えば、あまり売ってないからってのが理由ですね。
ATFもAgipを入れたことがありますが、なかなかよかったです。今入れているMotulよりも、ひょっとするといいかも知れません。これもなかなかないんですが....前に入れたところも今は扱わなくなったようですし。

2000年10月1日日曜日

【BMW雑記帳】Mobil−1

今月の車雑誌のBMW関連はZ8くらいですね。後はAUDIやBENZ、ALFAとの比較テストが、何故か多いです。
で、今月はル・ボラン、GENROQ、ROSSOは買っておりません。ROSSOの表紙が藤崎奈々子だったのでちょっとクラっとは来ましたが(笑)。結局、car magazineを買いました。 「死んでもマセラティ」 すみません、私本当はマセラティの方がBMWより好きなんです m(_ _)m

オイルメーカー第2回目はMobil−1です。アメリカの石油メジャーの製品ですね。
30代後半の方なら、バナナで釘を打つTV−CMを憶えていらっしゃると思います。化学合成オイルの先がけとなった製品です。
今のMobil−1は、その頃のものから、更に進化しトリ・シンセティックというテクノロジーを使ってると謳われていますが、詳しい内容は不明です。だって何も説明がないんですもん(苦笑)。
最初のMobil−1は1種類しかありませんでしたが、現在では粘度範囲や用途に応じて、何種類かのものが用意されています。BMW認定のものもありますので、使う場合はそれを使った方がいいでしょう。

ガソリンスタンドのおにーちゃんの話では「洗浄力が非常に優れていて、フィルターの交換はオイル交換4回に1回で大丈夫です」ということです。
でもオイルは汚れにくかったですね。だから洗浄力が強いんじゃなくて、オイルの劣化が少ないのではないかという気がします。実際他のオイルはみな3,000kmを超えると、明らかに初期性能から劣化しているのが判りますが、これは4,000kmでもあまり劣化は感じませんでした。
ただエンジンのフィーリングは特にいいということはありません。悪くもないですが、滑らかなフィーリングには欠けるところがある気がします。燃費や走りの安定感は一番ですけどね。実用派向きのオイルだと思います。
私は0W-40のPureRacingProvenというのを使ってましたが、実際にレースで使用されているというだけあって、夏場でもダレは一切ありませんでした。夏場でも使える0Wグレードはあまりないと思います。

2000年9月24日日曜日

【BMW雑記帳】カストロール

さて、BMWネタがないので(笑)、しばらくはオイルメーカーについての話をしたいと思います。最初はカストロールです。BMWのレーサーはカストロール使用ですからね
カストロールはイギリスのオイルメーカーです。世界で最初にガソリンエンジン用のオイルを造ったメーカーだったと思います。
最初の頃のエンジンオイルは植物性のオイルで、ひまし油(カストロ)が使われていました。ただ植物から取っただけではすぐに酸化してしまうためダメで、色々な添加剤を入れて耐久性や保存性を持たせる必要があります。これに最初に成功し、量産化をしたのがカストロールというわけです。カストロールの名称もカストロオイルから来ています。
その後、製造のしやすさ、コスト、耐久性、ワイドレンジ対応などの理由で、植物油から鉱物油に主流が変わって来ましたが、こと油膜の強さという点では植物油の方が優れており、ごく最近までカストロールの植物油はレーシングオイルとして残っていました。化学合成油がよくなって、やっと植物油はなくなりましたが、その途中では植物油と化学合成油の混合をしたオイルも発売していたくらいなので、カストロールの植物油に対する執念は凄いものがありますね。
ちなみに鉱物油と植物油を混ぜると植物油が固形化するため、鉱物油との合成はありませんでした。

日本でカストロールが本格的に販売されるようになったのは、1980年頃からだったと思います。日本でGTX−7がライセンス生産されるようになり、「汚れが早いのは洗浄力が強い証です」というような謳い文句で、販売されるようになってからだと記憶しています。
私も国産車では、このGTX−7(15W-40)やGT−Z(10W-40)、後にはGTX−7 DC-Turbo(10W-30)を使っていましたが、確かに汚れは早く、1000km超えた辺りで汚れが目立ち始め、3000kmを超えるとまっ黒でした。しかし油膜そのものは1万kmくらいまでは問題はないようです。一度スカイラインで8000kmほどDC-Turboを無交換だったことがありますが、交換しても特に際だった改善は見受けられませんでしたので、それほど性能は落ちないようです。まあDC-Turboは、今でも販売されており、SJグレードを得ているくらいですからね。

そんなカストロールも現在では、ほとんどの製品が100%化学合成になって来ています。最後にカストロールを使ったのは、前のtiでZERO−W(0W-30)でした。これは低粘度なだけあって、むちゃくちゃ吹け上がりがよくなりました。よくなり過ぎてATが滑ってしまったくらいです(笑)。またあまりにもエンジンの回り方が軽くなり過ぎて、エンジンに無理な負担が掛っているような気がして、結局それっきり使っていません。回り過ぎるのも考えものです。

2000年9月17日日曜日

【BMW雑記帳】省燃費走行

BMW流の省燃費走行は アクセルを踏むこと だそうです。
発進加速する時に、アクセルをあまり踏まずダラダラと加速するのは、燃焼効率が悪く却って燃費が悪くなるのだとか。かといってフルスロットルではやり過ぎみたいで、1/3くらいの開けて3,500rpmまで回転を上げたらシフトアップする、というやり方のようです。
要はさっさと加速してなるべく早く高いギアに入れろということなんでしょうね。
ATだとこれを実行するのは結構難しいのですが、先日からちょっと試しているところです。とは言え、走行パターンが最近は全然一定していなくて、燃費データはキチンと取れていません。燃料計の落ち具合と距離計の増え方を見ているんですが、あまり変わらないような気がします。
まあ一番燃費を稼ぐのにいいのは渋滞するときには走らないことでしょうね(笑)。

とはいえ、渋滞はどうしても起きるんですよねぇ。なんかここのところ、出掛けると下の道でも上(つまり高速)でも、事故渋滞が起きているんです。パトカーや救急車に始終合います。
で、後方から緊急車が走ってくるの、気が付かない人が多いですね。この前など、まずパトカーが行ってしばらく後から消防車が来たんですが、消防車が来たときに私が左に車を寄せると、直後の2台はすぐに気が付いて同じように左に寄せたんです。ところが3台目が何を勘違いしたのか、我々を抜かそうとして車線を塞いじゃったんですよね。で、しばらく消防車が通れずに立ち往生してしまうということがありました。アホとしかいいようがない挙動ですな(苦笑)。
まあでも、前の車が後ろから来る緊急車のために車を寄せて道を空けると、そこに入り込もうとする輩は結構多いです。これを読んでいる皆さんは、そういうみっともないことをしないように、渋滞している時こそ常に後方に注意しましょう。

2000年9月10日日曜日

【BMW雑記帳】ノロジーホットコード

先日ディーラーにちょっと寄った時に、工場長が私の車のボンネットの中を見て、
「このエアクリーナーの交換はパワーアップしました?」
と質問してきました。それからしばらくパワーアップの簡易チューンについて話をしてまして、かの有名なノロジーのホットワイヤーを勧められました。コード代が35,000円(定価で値引きなし)と取付け工賃15,000円とのこと。
で、プラグはノーマルがいいそうです。そのディーラーで、それで取り付けたことがあり、結果良好とのこと。ノロジーの価格表でもtiはプラグはノーマルが指定になっていました。
某横浜のBMW専門ショップではプラグをASCのありなしでそれぞれノーマルとは別の銘柄に変更していましたが、実際のところはどうなんでしょうね?ノーマルだと火花が強力過ぎて溶けてしまう、とかいう話なのですが....
イギリスから個人輸入すれば、結構安く買えますから、プラグがノーマルでいいなら、すぐ個人輸入するんですけどねぇ〜。

ちなみに今のところは、テシオンライトNEO + DENSOイリジウムで、3〜4千回転付近のトルクはかなり太っているようです。大体定常走行から加速に移ろうとするときのエンジン回転数は3千前後なので、この部分でのトルクが太っていると、アクセルオンしてすぐに車が反応してくれます。E46でOHC化されたM45はこの領域のトルクがM44よりはるかに太いので、追い越し加速はM45の方がよいというのはなっとくできる話です。
なので、ノロジー入れても変わらない気がするんですよねぇ(笑)。こっちはテシオンとイリジウムで8,000円なので、6セット分でもまだノロジーより安いですね。


2000年9月3日日曜日

【BMW雑記帳】ネタがない (^^;;;;

EURO EGOが発売されています。
なんかせっかく車が修理から戻ってきたのに、今週は全然乗れなくて、ネタがないです(苦笑)。
で、事故の話というか事故後の処理の話なんですが、事故現場の長野から住んでいる大阪まで愛車を輸送してもらうのに、普通に積載車を頼むと15万円+高速代(たぶん往復)ほど掛るそうです。今回はディーラー間のBMWネットワークに便乗させて貰ったので、4万円(+消費税)で済みました。事故現場から近くのディーラーまで、JAFの積載車で運んでもらうのが3万5千円ほど掛ってますから、かなりお安いと言えるでしょう。もし万一、皆さんも自宅から遠い場所で事故を起こされたときは、これを利用するといいかもしれません。

それと9月になってちょっと朝晩は涼しくなってきましたね。こういうときは気温の低下に伴って、タイヤの空気圧も下がりやすくなります。こまめに空気圧をチェックするようにしましょう。BMWって結構空気圧に敏感で、0.2barも違うと全然フィーリングが変わりますから。


2000年8月27日日曜日

【BMW雑記帳】チューニングベース

修理を終えて、やっと家の子が帰って来ました。やっぱり自分の車はいいですね。
さて、今月のル・ボランが「エンジンのBMW」と題して大特集を組んでいます。またBMW COMPLETE Vol.5が発売になってます。「輸入スポーツカーBMW」とかいうのも出ていますが、こっちはカタログ誌なので、すでにBMWオーナーになっている人にはあまり役立つ記事はないようです。

で、Rossoだったかが、M44エンジンチューンの連載をしていますが、先日某BMWチューナーから聞いたところ、チューニングベースとしてはM44は適していないそうです。雑誌でのチューニングを行っているショップは、国産車を中心にやってきていてBMWの経験はありませんから、この辺の情報は持ってないようで、記事を読んでいてもそういう部分が多いそうです。チューンするならM42の方にするべきだそうで、解体屋からM42拾って来て載せ換えるほうがいいよ、としっかりチューニングを勧められてしまいました(笑)。いやでもその前にAT−>MTコンバートしないとダメですけどね。
#さらにその前にローンの払いが終わらないと(爆)。
##それに付けても時期tiはどうなるのか?
そこでは近々エンジンパーツの開発も始めるとのことで、かなりのものを考えているそうです。一体どんなものが出てくるか楽しみですが.....買えるかな?(^^;;;;

2000年8月26日土曜日

【メンテナンス日記】事故

前記の交換作業をした翌日、長野へ行きました。そしてそこで事故にあってしまいました。
Uターンしようとしているところへ、推定120〜140km/h(制限速度は60km/h)で走ってきた国産車にフロントバンパーを持って行かれてしましました。


当った部分はフロントバンパーの端
幸い怪我はありませんでした。
また駆動周りには入っていなかったようなので、無理すれば自走で大阪へ帰れなくもなかったのかも知れませんが、雨が降る中でラジエターやその他どこまでが被害にあったかは確認取れない状態で、大阪まで運んでもらう手立てを考えなければなりません。
大阪の行き付けのディーラーに相談し、事故現場から最寄りのBMW正規ディーラーへ運び込み、そこからBMWネットワークで回送してもらうのが一番安くできるだろうということで、長野のオートババリアンさんにお願いすることにしました。お世話になり、ありがとうございました。
さて、車はJAFでオートババリアンまで運ばれ、そこから大阪のモトーレンニューカンまで運ばれて来ました。
ちょうど板金屋さんの夏休みに引っ掛ってしまったため、通常より修理期間が掛ってしまいましたが、無事修理も上がり、家へ戻って来ました。

流石にディーラ御用達の板金屋さんだけあって、特別色もばっちりです。
ぶつかった衝撃でアライメントが狂っていないか、心配でしたがそれもなさそうです。皆さんも事故には気を付けて下さい。

2000年8月13日日曜日

【BMW雑記帳】周りから見やすい色見にくい色

実は先週の遠出で事故を起してしまいました(涙)。幸い怪我はなかったのですが、車はしばらく使えない状態です。

今回の事故は雨の中見通しが悪い状態のところで、Uターンしようとしていたところにワープ(笑)して来た車にフロントのバンパーを引っ掛けられた形です。とはいえ、法律上は直進車優先ということで、Uターンしようとしていた私の方の過失割合が多いそうなのですが...。
雨で霧かかっていて他の車はヘッドライトかフォグを点灯している中、相手の車は無灯火だったので、それが見えなかった要因になっているかもしれません。
#最もあれだけの速度で突っ込んで来られたら、確認できていてもどうしようもなかったでしょうけど(苦笑)
周りが点灯している状況で、点灯していない車両があると、そこだけ見えず、車がないものと周りからは見えてしまいます。それに気がつかず、暗くなっても無灯火のまま走っている車が多いので、みなさんも注意して下さい。
#向こうが無灯火でも、ぶつかれば安全確認をしていなかったことになってしまうんですよね。

さらに相手方の車の色はシルバーだったんです。雨の中のシルバーです。無灯火だったら見ろという方が無茶ですよね?
その他、雨の日に見えない色というと、灰色系統は全部そうですね。紺色も見にくくなります。黒っぽい色は全滅ですね。こういう色の車の方は、雨や霧、夕方などは早目の点灯をするようにしましょう。
逆に視認性のいい色というと「黄色」が一番でしょうね。これは人間の視感度が一番高いのが黄色だからだと思います。後は、明るい緑や赤、青なのでしょうね。だからといって、雨のときや夜に点灯しなくてもいいというわけではないので、誤解しないようにして下さい。
白は事故をしにくいという噂があります。夜ならそうかもしれませんが、昼間の雨や霧のときは却って見にくくなります。
まあ何にしても、状況に応じて早目の点灯を行って、自分の存在を周りに知らせることが肝心ですね。

2000年8月4日金曜日

【メンテナンス日記】オイル交換&プラグの交換

エンジンオイルは24ヶ月点検で交換したばかりなのですが、純正の15W−40はRedLineの5W−30に比べると格段にエンジンが噴けません (涙)。そのため、今回はATF交換のついでにエンジンオイルをMOTULに交換しました。種類はお勧めに従って、300V CHRONO/SPORT10W−40です。
また前回ATFを交換した後の走行距離が5,000kmを超えた辺りから、交換直後のダイレクト感が薄れて来て、微妙に滑っている感じが出て来ました。ロックアップ時の落ち込み回転数も増えて来ましたしね。交換後まだ7,000kmしか走行していないので、普通なら交換の必要はないのですが、気になるので交換をお願いすることにしました。通常は2万km程度です。
更にデフも前回の交換から4,000km弱しか走行していないのですが、デフの慣らしの仕上げということでこれも交換することにしました。


交換は前回もお願いした名古屋のRedHotCompany本社で行って戴きました。ATFに埃が雑じるといけないからということで作業場所は立ち入り禁止で、作業中の写真は撮れませんでした。まあ交換作業の間、社長の山田さんとお茶しに行ってたということもありますが(笑)。
交換後、近くを軽く回って確認をしましたが、いやいややはり気持ちいいですねぇ〜、新しいオイルは。ATFとパワステオイルが共用のため、ATFを交換するとステアリングがスムーズに回るようになるんですが、今回も一番始めにそれを感じました。気になっていたブレーキング時のシフトダウンショックもなくなっていましたし、Dに入れたまま停車しているときの振動も減りました。
で、お茶している時に色々と(エンジンのバランス取りとかAT−>MTコンバートなど)勧められたんですが、まあ大きいのは当面手が出ませんで、小さいものとして「デンソーのイリジウムプラグがいいよぉ〜」と乗せられて、急遽プラグを交換することになりました。24ヶ月点検で交換して1ヶ月しか経ってないのに(笑)。
デンソーのイリジウムプラグ。電極が非常に細いです。
取り外したノーマルプラグ。焼けはまあまあとのこと
で、交換後の感想ですが、音が勇ましくなりました(笑)。パワーアップしたかどうかはよく判りません。何しろエンジンオイル、ATF、デフオイルを交換した直後なんで、それの効果でよくなっているかがよく判らんのですよ(笑)。
ただ、今までエンジンオイルなどの交換では改善されなかった3,000〜4,000回転のトルクは増えているようです。この辺りにタコメータの針があるときにアクセルをグワっと踏み込むと、前は自動的にシフトダウンして加速していたんですが、シフトダウンせずにそのまま加速しようとするようになったんです。でも体感的にはシフトダウンしてくれた方が早いので、トルクが増えたため却って遅くなってしまうという皮肉な結果になってしいましたが。まあ、加速スイッチが入るまで踏めばいいんですけどね。加速スイッチは2段落としでしたが、恐らく今度は1段落としになるでしょうね。

【BMW雑記帳】リコール隠し

今週末はtiと共に旅行に行きますので、早目のアップです。考えたらtiで遠出するのは、何と11ヶ月振り(涙)。何のためのBMWだか判らんですな(苦笑)。

某M自動車がリコール隠しがバレて大騒ぎになっていますね。ちょうどそごうや雪印の問題で、世間が騒がしいときだったので、余計に槍玉に挙げられているようです。でもこういうのって昔からあるんですよ。
私が以前載っていたフルタイム4WDは初期ロットで、センターデフに設計上の欠陥があったんです。なんでも前後のトルク配分を50:50で計算していたそうなのですが、ラリーなのでロックアップして走ると、それが100:0になるときがあり、そのためメタルが焼き付いてしまうという事故が相次いで起こり、すぐに対策部品を出したそうです。たまたまラリー専門誌を読んでたんで知ってたんですが、「通常の走りには問題ない」ということで、我々一般ユーザーには何も告知はありませんでした。でも、一般道路を走行中にいきなり焼き付いちゃったんですよねぇ、これが。周りに他の車は走ってなかったことと、わりと広い道路で直線部分だったから、2次事故は引き起こさずに済みましたが、普通のところで起こってら大惨事でしたね。修理は当然無償だったのですが、こういうことが起きているにも関わらず、この件は結局リコールにならずそのままです。
他人から聞いた話で、シェア一位のT社は、リコールになるようなものがあると、ユーザーに「フェアをやっておりますので遊びにいらっしゃいませんか?」とディーラーに来てもらい、客が営業と話している間に部品を密かに交換してしまうそうです。で、帰りには「お車の調子を見させて戴きました」と言って帰すそうで(笑)。まあ、ちゃんと問題の部品を交換するだけ、いいですけどね。
BMWではどうでしょうね?ディーラーで修理をすると高いからと行かない人が多いから、T社のような真似はできないでしょう。まあそれ以前にドイツ国内で、そういうことをやったらディーラーから突き上げを食らいますから、まず誤魔化すのは不可能でしょう。
日本人はこういう誤魔化しを「大人の対応」といって尊んで来ましたが、実はそれは「子供のまやかし」に過ぎないことが、今頃になって判ったというだけのことですね。

2000年7月30日日曜日

【BMW雑記帳】リアルスポーツカーは4気筒に限る

今月の各雑誌はあまりBMWネタがないようですね。買うのをやめようかとも思ったんですが、Rossoだけ買いました。いや、表紙がヒロコ・グレースだったモンで、つい(笑)。ま、毎月買っている惰性でということもあるんですが。

で、もう先月号になってしまうんだと思いますが、ある雑誌で「リアルスポーツカーとはなんぞや?」という特集をしていました。そこで「リアルスポーツカーは4気筒に限る」というのがあったんですね。理由は「軽いから」です。確かに4気筒の方が6気筒より小さくて軽そうな気がしますが、本当にそうでしょうか?
BMWの場合はそうとも言えないんですね。tiに使われているM42,M44は鋳鉄ブロックだそうで、そのため意外と重量があるそうなんです。それに対して320などに使われているM52は、数年前は鋳鉄ブロックでしたが、現在はアルミブロックになっていて、排気量が大きいにも関わらず、M44と重量的にはほとんど変わらないそうです。更に540などで使われているオールアルミのV8も、6気筒とさほど変わらないそうなので、4気筒の重量的なアドバンテージはあまりないのかもしれません。
それでも4気筒の方が軽快な感じがするのは、おそらく全長の短さから来る重量バランスの関係ではないかと思います。4気筒の場合は前輪車軸よりも後ろにエンジン全体が入り込み、いわゆるフロントミッドシップになっているのに対して、6気筒や8気筒は車軸よりも前にエンジン先端が出ていて、その分車全体の前後重量配分が前よりになるからではないでしょうか?また、車軸より前に重量物があるということは、その分コーナリング時の慣性モーメントが効いてきますから、それにより軽快感が劣るということになるんだと思います。最近の傾向として直6がなくなりV6が流行っているのは、全長を短くできるということが大きな要因でしょう。BMWの場合は、エンジンの回転バランスのよさを重視して直6を継続していますが、アルミ化による軽量化や、搭載位置の工夫により、その長さからくる欠点を補っています。

2000年7月23日日曜日

【BMW雑記帳】安全のための努力

ル・ボラン別冊25「BMWバイブル」が発売になっています。E46とE36特集ですので、3シリーズユーザーは是非ご覧になって下さい。

ドイツでは事故が起こると、警察や救急隊だけでなく、メーカーの調査隊も飛んで来ます。元々はBENZが警察に提案し承認されたことが発端で、今ではドイツのメーカーは全てこの体制を取っているようです。
もちろんBMWも事故の通報があると、調査隊が事故現場に飛んで行くそうで、しばしば警察よりも救急車よりも早く現場に駆けつけるそうです。
ここで得られたデータは、全て現行や次期の車種開発のために使用されます。実際の事故現場から得られるデータですので精度は高く、衝突安全試験だけでは見えない数々の問題が判明することになります。
日本ではどうでしょうか?メーカーはどうやって事故のデータを集めているのでしょうか?
日本の場合は、実際の事故現場からデータを集めることは不可能です。メーカーがやりたくとも警察が認めることは、残念ながら日本ではまずあり得ません。保険会社からデータを集める方法もあると思うのですが、それも行われていません。つまり日本のいや世界中のどのメーカーも、日本での事故の実態は一切知らないわけです。
そのため日本のメーカーは、アメリカの事故データを買って、使っているそうです。しかし、日本の事故パターンはアメリカとは違っています。むしろ欧州に近いのです。
こういう状況では、真に安全な車は開発できるはずはないでしょうね。


2000年7月14日金曜日

【BMW雑記帳】再び衝突安全性について

週末出掛けるので、今週は金曜日晩のアップです。しかし、そろそろネタが尽きてきた(笑)
今日は再び車の安全性についてです。
ちょっと古い話ですが、1ヶ月ほどいくつかの週刊誌に、運輸省(の下部団体?)が測定した国産車の衝突安全性能の表が公開されていました。それを見るとクラウンはミラ並みの安全性なのですね(笑)。いや、正確にはミラがクラウン並みの安全性を持っていると誉めるべきでしょうか。
運輸省のこの試験結果は、 http://www.motnet.go.jp/carinf/ast/ast_m_11.htm で公表されているので、ご覧になってみてください。
BENZのCクラスが1台テストされていますが、結果はあまりよくないですね。BMWはありませんでした。
ちなみに日本での衝突安全性試験は、フルラップと呼ばれる米国方式で、オフセットと呼ばれる欧州方式とは違っています。
フルラップは、試験用のコンクリート壁に車の正面全てを衝突させるやり方です。これに対して、オフセット方式はコンクリート壁に車の正面半分を衝突させるやり方です。
これどちらが厳しいかというと、オフセット方式なんです。また実際の事故に近いのはどちらかというと、もちろんオフセット方式です。本当は両方を行うのがいいんでしょうけど、試験には車1台を潰してしまいますし、側面衝突試験も行いますので、コスト的にどちらかを選択することになってしまうんでしょうね。
日本の事故の実態は米国より欧州に近いのですが、日本のお役所は米国に右倣えしかしませんので、米国方式なわけです。国民の生命より、米国との関係維持の方が大事な日本政府らしい選択です(笑)って、笑ってる場合じゃないですけどね。
この方式の違いで、一時期ロータスエリーゼやスーパーセブンなどが輸入できなくなる事態になったことはご存知かと思います。米国でフルラップ方式で実施した試験結果は、そのまま日本でも使用できるのです。が、欧州でオフセット方式で行った試験は、認められません。 (米国ではオフセットの試験結果を認めているかどうかは知りません)
このため欧州のメーカーは、日本に輸出するために別途フルラップ試験も行う必要があるのです。しかし少量生産のメーカーにとっては、これは大変な負担です。このため一時期輸入ができなくなっていたのですが、欧州政府からの圧力が功を相し、少量生産車の輸入はうやむやのうちに認められるようになったみたいです。
まあ、こんな政府の指導の元で製造をしているメーカーの車の安全性って本当のところはどうなんでしょうかねぇ?
ちなみにtiは、MLの仲間で数名実際に衝突試験を行った人がいますが、車は全損でも本人はむち打ちなどの怪我一つなかったそうです。再現性がありますので、結構安全な模様です。

2000年7月10日月曜日

【メンテナンス日記】24ヶ月点検(オイル交換その他)

2回目の12ヶ月点検を受けてきました。2回目なので24ヶ月点検ですね(笑)。特に問題はなく、通常の定期交換部品を交換したくらいです。もちろんサービスフリーウェイがあるので、点検費用は無料です。厳密には購入時に先払いしてるんですけどね。
入庫時の走行距離は、15,551kmでした。最近走ってないから、2年経った車としては少なめでしょう。


今年はちゃんと明細をもらえました。
#去年はなんでもらえなかったんだろう?
項目作業CD/部品No.作業項目/部品名工数/数量
A:12ヶ月法廷点検整備(0004)
16161631ワイパー ブレード ラバー(左/右)交換1
28530100BMW1年点検21
312129064619プラグ BKR6EK1,1004
461618220913ブレード ラバー (530MM)1,4002
561621381754R ワイパー ラバー1,2001
A1:指定作業A(9999)
60000901エンジンオイル/フィルター交換4
711421716192オイル フィルター エレメント1,2001
890230438611ハイパワーオイル 15W-40 1L1,6005
A2:ブレーキオイル交換(9999)
93400522ABS装着車のブレーキ液交換4
1083139407864ブレーキオイル DOT4 1L1,8001
A3:AC風量少ない(9999)
1164319071933マイクロフィルター2,4002
B:最近、燃費が悪くなったような気がする(9999)
:燃料漏れ等はなし、テスターにて各部チェックするが、異常箇所見当たらず
エンジンオイルは今までは自費で交換していたので、純正オイルに交換して貰ったのは初めてなのですが、やっぱりこれダメですね。15W−40という粘度が硬めのせいもあるのかもしれないですが、ぜんぜんエンジンが吹けません。今までのRedLine(5W-30)に比べると、めちゃくちゃカッタルイです。エンジン周りを弄ったときいつも加速チェックをする場所で、フル加速をして試してみましたが、明らかに遅くなってました。すぐにでも交換したい気持ち.....まあなんとかATF交換のときまで我慢します。
#エンジン、ATF、デフをMOTULで統一しようかと考えています。
後、点検の予約を電話でしたときに「どこか気になるところがありますか?」と聞かれたので、
「強いていえば、燃費が以前に比べて悪くなった気がする。でも最近あまり走ってないからそのせいかなぁ」
といったら、ちゃんとガソリンの漏れはないか、エンジンの燃料噴射に異常はないか、調べてくれました。結果は問題なしなので、やはり走行パターンの問題でしょう、ということでしたが。なんでもBMWの場合、アイドリング燃費は悪いんだそうです。確かに渋滞に嵌ると、一気に燃費が悪くなりますからねぇ。高速を走ると燃費は伸びますが。
それにしても後1年で車検かぁ....。

2000年7月9日日曜日

【BMW雑記帳】次期tiは?

ちょっと遅くなりましたが、「EURO EGO」が発売されています。BMWはあまり載っていませんが、かの「Owner’s」なき今となっては、これくらいしかBMWチューンの本格的な雑誌はありませんからね。ちなみに「EGO」は「Owner’s」の編集部が丸ごと移籍して、雑誌編集を継続してるそうです。隔月刊になるそうですので、これからに期待したいと思います。
#でも「Owner’s」のときも予告よりも大幅に発刊が遅かったんですが....。

各月刊誌で330iの現地試乗記事が賑わってますね。なぜか雑誌によって、「ボアを拡大」したとあったり「ストロークを延長」したとなっていたりで、本当のところは一体どっちなんでしょうか?
ブロック自体はボアは2,8Lで限界だったはずなので、ストロークを延長と考える方が正しいと思いますが。ストロークを延長したとすると、そのままではコンロッド比がかなり悪くなるので、シルキーシックスと呼ばれる滑らかさは期待薄になりかねないのです。が、ひょっとするとブロック高を上げてコンロッド比を取れるようにしているかもしれないですね。

BMWネタではないですが、tiのライバルとなるアルファの147がデビューしたそうです。フロントのデザインは私にはちょっと灰汁が強過ぎるので、デザインで買いたくはならないですが、アルファは前から気になっているんです。まあ、FFだからなぁ、ということで実際に買いに行こうというところまでは、気持ちが行っていないです。
ところが、先日家の近所にアルファのディーラーがオープンしたんですよ。先週の土曜日に前を通りましたが、思わず入りそうになるのを必死で我慢しました(笑)。今のtiを購入したBMWディーラーがちょっと遠いことを考えると、これは非常にまずいです。ローンのこともあるのですぐには買い替えられませんが、2〜3年後にここがアルファ147の部屋になる可能性がないとはいえません。BMWさん、次期tiは頑張ってね(爆)。
来年辺りにBENZがCクラスの派生モデルで、tiと同じような3ドアハッチを(もちろんFRで)出すそうなのですが、それも非常に気になっています。なにしろ、今度のCクラスはBMWに非常に味が近づいたそうなので、試乗したら一発でのめり込んでしまう可能性もありそうです。
BMWの次期tiはどうなるんでしょうね?ローバーを売却したために、2シリーズとして開発していたFF車の開発が流れたため、tiを2シリーズとして開発し直すような話も某誌にありましたが....。次期tiはぜひとも、右ハンドルでMTの(外見だけでなく中身もちゃんとした)Mバージョンを用意して貰いたいです。
それがでなければ、BENZに行くか(笑)、RedHotさんにAT−MT換装を中心としたバリバリチューンを頼むか、になるかもしれません。

2000年7月2日日曜日

【BMW雑記帳】RED HOT COMPANY

RedHotカンパニーは、名古屋に本拠地を構えるチューナーです。社長の山田氏は、国産チューニングメーカーで5年間勤務後、独立してRedHotを設立されました。
比較的新興のため、現在は機能パーツの開発が中心で、まだエンジン本体やコンプリートまでは行っていません。しかし、AT−>MTコンバートキットを世界で初めて開発するなど、その技術は注目されるべきでしょう。
また各種パーツや材料を世界中から集めるため、海外の拠点も別会社として設立されています。
年頭から怒涛のようにDIXISブランドのBMW用パーツが発売されていますが、その完成度は非常に高く、素晴らしいものが揃っています。また、エンジン&制御系コンピュータも開発中だそうです。
顧客の要望に応じたきめ細かいチューニングも行っています。今後の活躍が楽しみなチューナーです。

2000年6月17日土曜日

【BMW雑記帳】IDING

一通り欧州のチューナーをやりましたので、今回は日本屈指のBMWチューナーであるIDINGです。
IDINGの名前の由来は、創業者で社長の名前が「井出」であることから来ています。横浜にあり、工場も立派なものです。最近工場と一緒になっていたショールームは閉めたようですが、営業は続いているようです。
IDINGは日本で唯一、かつドイツ以外でもおそらくここだけだと思いますが、Schnitzerの認定工場になっています。ドイツ国内でも確か3箇所くらいしかなかったはずです。そのため、AC Schnitzerのメンテナンス指定工場でもあり、またマクラーレンF1の指定整備工場でもあります。これだけでもどれほど凄いか判りますよね。
また独自のチューニングパーツも取り揃えており、エンジン周りではブロックとヘッド以外は全てIDING設計のパーツになるくらいです。もちろんブロックやヘッドも念入りな加工を受けることは言うまでもありませんが。
エアロパーツや足回りのチューニングパーツも充実しており、特にAPロッキードとの共同開発のブレーキは素晴らしいものです。
ドイツにも工場があり、ここで組み立てられたチューンドカーは逆輸入されて、日本でコンプリートカーとして販売されています。もちろんヨーロッパでも高い評価を受けており、IDINGのコンプリートは欧米を走っています。
またBMWだけでなくFerrariのチューンドも行っています。

2000年6月12日月曜日

【BMW雑記帳】BRYTON

BRYTONは、BMWのチューナーとしては珍しいデザイナーブランドです。社長のBRYTON氏はデザイナーで、エンジニアでもレーサーでもありません。
そのせいか、用意されているアイテムはドレスアップパーツが中心で、走りの機能をアップするパーツはサスペンションキットくらいです。サスキットも恐らくは、ザックスからのOEMではないかと思われます。
しかし逆に言えば、車のドレスアップを考えるならば、一番センスよくまとめられるのがBRYTONのパーツではないかという気がします。シックでいながら美しい。そういうさり気ないお洒落がBRYTONのエアロパーツやホイールの魅力だと思います。

2000年6月11日日曜日

【BMW雑記帳】KELLENERS

KELLENERSは静岡にKELLENERS JAPANという拠点を持っていますので、日本では有名なチューナーだと思います。
このチューナーは、元々レーサーでETCで80〜83年の3年連続優勝を飾ったヘルムート・ケレナースが始めました。一時期衰退した時期があったようですが、90年に息子のラルフが経営に乗り出し、マーケティングに力を注いで復活に成功しました。
最近のBMWのROMはセキュリティの暗号化が掛っており、BMWから暗号キーを教えてもらわないとROMチューンができません。KELLENERS JAPANは、ドイツ本国のKELLENERSとオンラインで結ばれており、そのキーをすぐに取得することができるそうです。つまりKELLENERSはBMWから、それだけ信頼されていることの証明でしょう。
ただ実際にここのROMチューンの評判がいいかというと、あまりいい話は聞きません。ネット仲間で使っていた人がいますが、パワーチェックしてところパワーアップはほとんどしていませんでした。中速域のトルクアップとレブリミットがアップされていたので、そういう意味では効果があるのでしょうけど。

2000年6月10日土曜日

【BMW雑記帳】RACING DYNAMICS

BMWの有名チューナーでは珍しいイタリアのチューナーです。またイタリアが本拠地ですが、世界に数カ所のオフィスがあり、それぞれがRACING DYNAMICSのブランドで独自の活動をしているようです。
このチューナーも、元々はレース活動をベースにしていました。ETCなどで、RACING DYNAMICSチューンのBMWが、結構走っています。
しかし、イタリアらしく洒落たデザインのパーツが多く、ホイールやエアロパーツは日本でも人気があります。
残念ながら、コンプリートカーは日本には入って来てはいないようです。エンジンもかなりのものらしいのですが。

2000年6月9日金曜日

【BMW雑記帳】MK MORTORSPORT

MK MOTORSPORTは、レーサであるミヒャエル・クランケンベルグ氏により設立されました。MKは氏のイニシャルです。今は引退されているようですが、設立当事は現役のレーサーで、エンジニアではない純粋なレーサーによるBMWチューナーは他にないと思います。
このチューナーの特長は、レーサーである(あった)ミヒャエル氏がエンジンや足回りの味付けを決めている点で、見てくれではなく実際のドライビング性能をキチンと出しているところでしょう。ホイールは日本でも割りと人気があるようですが、シンプルなデザインで機能重視です。
コンプリートカーも製作していますが、日本には入って来てはいないようです。

2000年6月7日水曜日

【BMW雑記帳】ハイデッガー、マーダーとGS

20年前にBMWの5大公認チューナーといえば、ALPINA、Schnitzer、Hartgeにハイデッガーとハイニ・マーダーでした。今日はハイデッガー、ハイニ・マーダーとGSについてです。とはいえ、この3つのチューナーについてはほとんど情報がないんですが。なにしろスペルすらろくに憶えてない(爆)

ハイデッガーはオーストリアのチューナーです。レーシングチューンが中心で、F2のエンジンメンテナンスもやってました。顧客の要望に応じてストリートカーチューンも行っていたようですが、片手間程度で終わったみたいです。BMWがF2を撤退した後は、名前を聞かなくなってしまいました。ETCなどでたまに聞くくらいでしょうか?

ハイニ・マーダーはスイスのチューナーです。「マ」はウムラルドなので、「メーダー」と記す場合もあります。
ここもレーシングチューナーとして活躍していました。F2のメンテナンスのほとんどを引き受けており、最終期にはM社からF2エンジンの開発の仕事も請け負っていました。ここもF2撤退後は名前を聞きません。ETCのチューニングも行っていたようですが、今はどうでしょうか。
ストリートカーについては、やっていなかったようです。

GSはドイツのチューナーで、F1のエンジンメンテナンスと開発を行っていました。F1エンジンの開発をM社がGSに委託すると同時に、M1やM6に載せられていたM88やF1エンジンの開発を担当していたランドリンガー氏がM社から移籍して来ました。
BMWのF1撤退と同時にGSはチューニングビジネスを辞めるのですが、ランドリンガー氏が設備を買取り、自らの名を冠したストリートカーを発売しています。日本にも数台入って来ています。現在はランドリンガーの名前は聞かないので、なくなっているのかもしれません。

2000年6月5日月曜日

【BMW雑記帳】Hartge

ALPINA、Schnitzerとくれば、次はHartgeですね。
Hartgeも元々は社長のヘルベルト氏が、趣味でレースをやっていたところから始まっています。昨日の話に出たように、ドイツでも有数のBMWディーラーであるコールは、Hartgeとの契約をしており、Hartgeの販売をサポートしていました。この頃は、日本でも京都のトミタオートが代理店を行っており、かなり人気があったようです。
しかしコールとの契約が切れ、日本でも代理店がトミタオートからシライに変更になった頃から、あまり名前を聞かなくなってなっていました。Hartge自体の活動が低迷していたのかというとそうではなく、フランスのカーメーカーから大量のエンジン納入を依頼されたり、ヘルベルト氏の弟がBENZのチューニング(カールソンといえば判るでしょう)を始めたりと、色々と忙しかったようです。それも一段落して、またBMWのチューニングに専念するようですので、これからの活躍に期待しましょう。
社長のヘルベルト氏は、如何にも厳格で頑固なドイツの技術者という感じの人です。なにしろ有名な言葉に「なぜ車の中に木が必要なんだ?木は森にあればいい」というのがあり、現にHartgeにはウッドパーツがありませんでした。
#最近は出ているというような話を聞いたんですが、私はまだ確認できていません。
そういう人の作るものですから、デザインもシンプルで実用的な面に重点が置かれているように感じます。Hartgeのリアスポイラー欲しいんですよ。私はこういうシンプルで実用的なデザインに、心惹かれるんです。
Hartgeの最近の目玉は、エンジンのストロークを伸ばす特許です。その名もずばり「ハルトゲパテント(ハルトゲの特許)」と名付けられた技術は、ブロックとヘッドの間に薄いブロックを挟み、ストロークアップに対応するというものです。
最近のエンジンは、BMWに限らずどこのメーカーでも、軽量化のためボアをギリギリまで拡大しているので、排気量アップのためにはストロークを伸ばすしかありません。しかしストロークアップもブロックの高さに制限がありますから、あまりできません。また無理にストロークを伸ばすと、ストロークに対するコンロッド長が短くなってしまい、コンロッドの角度がキツクなり、ピストンが首振りしやすくなり、好ましくありません。そういう問題を、このハルトゲパテントは解決してくれます。
これと同じものが、実は日本のチューナーからも出ています。BMW用ではなくて国産車用ですけどね。
Hartgeは見た目は地味だけど中身が凄い、というのが好きな方にはお勧めのチューナーです。

2000年6月4日日曜日

【メンテナンス日記】遮熱カバー再び

以前、BMPからK&Nダイレクトエアーフィルタ用の遮熱カバーを買ったのですが、これはあまり効果は感じられませんでした。それで前回の洗浄のときに外してしまったのは、上に書いたとおりです。

で、どうもラジエターからの熱が一番よくないのではないかという気がするんです。そこでラジエターからの熱を遮断するために、ダイエーで買ってきたアルミに薄い断熱材が貼ってある台所のてんぷら油用遮熱カバーで、作ってみました(笑)。



そのままでは薄いので、2つ重ねにして両面テープで貼り合わせました。ラジエター部分は更にそれを2つ重ねています。ラジエターを囲い、更にエンジンからも隔離するように、キノコを囲みました。ボディへの取り付けも両面テープです。走っているうちに落ちないかと心配ですが (^^;;;;、法定速度内では問題ないようです。

赤い矢印のところが吸気の取り入れ口です。ここから流入する空気がラジエターで温められないように、遮熱板を取り回します。
取り付けた結果ですが、効果ありました!流石に渋滞に嵌るとラジエターの熱が伝わってきてしまうようですが、それなりに流していれば大丈夫なようです。2〜3,000回転付近のトルクが太った感じですし、停車中のアイドリングも安定しています。キノコを付けている方はお試しあれ。

【BMW雑記帳】AC SCHNITZER

Schnitzerを続けましたので、今度はAC Schnitzerに行きましょう。
何回も話したように、Schnitzerは商売下手で、販売チャネルをうまく開拓できずにいました。またその頃、ドイツでも有数のBMWディーラーであるコールは、Hartgeとの契約が切れ、新しいチューニングブランドを模索していました。両者の利害が一致し、ブランド名の使用と技術供与の契約を結び、コールは自らのチューニングブランドであるAC Schnitzerを立ち上げることにしたのです。ここで注意して欲しいのは、AC SchnitzerとSchnitzerは、一切資本関係を持たず、純粋にブランド使用の契約関係であるということです。
AC Schnitzerの製品で、Schnitzerが関係しているのはエンジンパーツだけで、その他はAC Schnitzerの独自開発のようです。足回りは関係している可能性もありますが、見た感じでは異なるようです。
足回りは、Schnitzerはビルシュタインとの共同揮発でしたが、AC Schnitzerはザックスです。
またホイールも、SchnitzerはBBSを使用していますが、AC SchnitzerのホイールはOZで製造されています。
まあエンジンだけはSchnitzerだから、よしとしましょう(笑) でもカッコイイんですよね、AC Schnitzerのデザインって。だもんで、心の中では「Schnitzerゆーても名前だけやんけ!」と思いつつも、ペダルセット使ってます(笑)
一応、Schnitzerのチェックが入っているようで、カッコだけなく中身もしっかりして実用的なアイテムが多いです。

2000年6月3日土曜日

【BMW雑記帳】SCHNITZERその2

さて、Schnitzerの2回目です。好きなチューナーだと1回くらいでは終われません(笑)
Schnitzerの現社長のヘルベルト氏の写真とインタビューを雑誌で見たことがあるんですが、この人の顔は好きです。といっても特にハンサムって訳じゃないですよ。如何にもドイツの田舎の真面目で実直な人のいいオジサンという顔なんです。インタビューもそうでしたが、写真を見たときに「ああ、この人が作っているからか」とSchnitzerの製品が、玄人好みの地味だが信頼の置けそうな雰囲気を持つ理由が判った気がしました。
正直過ぎて商売が下手そうな感じの人で、前にも書きましたが、事実下手ですからね(笑)。根からの技術屋で、販売のために世界中を飛び回っているより、ガレージやサーキットのピットで油まみれになる方が好きなんじゃないですかねぇ?本当にそういう感じの人です。
だからACと提携する前のSchnitzerの製品ってほんと地味でしたよ。中身で勝負!という感じの方が強かったです。
エンジンチューンに関しても信頼性を第一にしていたようです。六気筒エンジンというのは、3次の捻り共振という現象が、どのエンジンでも約6,500〜7,000rpm付近で生じます。これを避けるため、BMWでは6気筒のレブリミットは6,500rpmに設定されています。これをALPINAは6,800rpmまで上げ、Schnitzerは6,300rpmまで下げていました。普通の人ならノーマルよりレブリミットが低いなんて、技術がないんだって思うでしょうね。それでも敢えて下げているところが、Schnitzerの実直なところを表しているような気がします。特にドイツは速度無制限のアウトバーンの国ですから、日本とは異なり、こういうチューニングカーに乗る人は、レブリミットが常用域なんです。レブリミットにタコメーターの針を止めたまま、数時間走る。そういう走りを毎日ごく普通に行っているんです。それを考えると、パワーを上げて、レブまで上げるのが正しいとは思えません。
私はこういうSchnitzerの真面目さが好きです。

2000年6月1日木曜日

【BMW雑記帳】SCHNITZER

今日は私の大好きなSchnitzerです。SchnitzerというとAC Schnitzerを思い浮かべる方も多いでしょうが、この2つは別物です。詳しくはまたAC Schnitzer篇で書きますが、今日はレース活動をしていて、一般的にチームSchnitzerと呼ばれている方のチューナーについて書きます。
Schnitzerは元々南ドイツの片田舎のカーディーラーが元になっています。そこが02の頃からBMWの販売を始め、そこの長男のヨーゼフが趣味でBMWを使ってレースを始めます。自身でチューニングしてドライブするわけです。その頃のレースはそれが当り前で、昨日書きましたALPINAもそうだったんですね。で、ヨーゼフはドライビングの腕もよかったため、連戦連勝を重ねるのですが、そうなると運転の腕ではなく車のチューニングがうまいからだろうと、レース仲間からチューニングの依頼が舞い込むようになります。兄弟を巻き込んで、ヨーゼフはレーシングチューンも、商売として行うようになります。
そして、自身のレース活動も発展して行き、一時期はF2にまで出るようになりました。このときなどは、BMWの市販車の4気筒エンジンのブロックに独自開発のDOHC24Vのヘッドを換装していたくらいですから、その技術の高さは並大抵のものではありません。このエンジンはBMWの子会社でレース活動をしていた、M Sport社(現在はM社)に納入され、BMWがF2に出場するきっかけになりました。またこの頃トヨタからの依頼で、セリカベースのターボレースカーを製作しており、ターボチューンに関しても定評があります。
ところが、レース中の事故でヨーゼフは亡くなり、一時期Schnitzerは活動停止を余儀なくされます。が、弟のヘルベルトが兄の意思を継ぎ、レース活動を再開します。M社にも技術を認められ、DTM、ETCのレースカーは開発からレース運営まで、完全に任されるようになりました。
再開した頃、世の中ではALPINAのコンプリートカーが話題になっていました。Schnitzerも、レースチューンを受けている顧客からの依頼を受けて、ストリートチューンを始めます。ALPINAと違い、Schnitzerはパーツ販売も行い、細かな依頼に答えていたので、それなりに話題になりました。また、ビルシュタインと共同開発したサスペンションキットなどは、ビルシュタインもSchnitzerとほぼ同じ設定を採用するなど、技術的にも非常に高いレベルにありました。
評判はよかったのですが、南ドイツの片田舎という地理的ハンデに加え、ヘルベルトが根っからの技術屋で商売が下手なため、販路をうまく築くことができませんでした。その頃、ドイツでも有数のBMWディーラーであったコールが、新たなチューニングブランド確立しようとしていたのです。コールはSchnitzerに目を付け、エンジン関係の開発とSchnitzerのブランド使用の提携を行います。こうしてできたのがAC Schnitzerです。そしてSchnitzerはレース活動に専念することになったのです。
レースに専念することになったSchnitzerは、ツーリングカーレースだけではなく、BMWの四輪のレース活動全般に関わることになり、ル・マンに出場した車もエンジンはSchnitzerがチューニングを行っていましたし、優勝したのはBMWワークスではなく、Schnitzerのチームだったのです。 (ワークスはリタイア。とはいえこちらもエンジンはScnitzerですけど) F1のエンジンチューンとメンテナンスもSchnitzerが担当しています。

2000年5月30日火曜日

【BMW雑記帳】ALPINA

BMWの公認チューナーといえば、世間ではまず第一にALPINAが来ますね。でも私は、ALPINAは大嫌いなんです(苦笑)。それが証拠にリンクページにALPINAないでしょ?(笑)
何故嫌いかといいますと、社長のボーヘンジーペンという人の顔が嫌いなんです。いや別に変な顔って訳じゃないです。技術者の顔じゃなくて商売人の顔だから嫌なんです。顔だけじゃなくてALPINAって如何にも商売でやってます、という匂いがプンプンするんですね。チューニングで金儲けをしてるような感じが嫌なんです。
車は確かに高性能で品質も高いようです。乗ったことはないから知らないですけどね。なんでもダンパー1本1本の減衰率を測って左右揃えてから装着するとか、納品されたホイールも真円率やブレを測っているとか、品質の高さに関わる伝説は色々と聞きます。他のチューナーではそこまでやってないそうですからね。
ただ他のBMWチューナーのほとんどがレースを中心に活動しているのに対して、ALPINAはほとんどレースをしていません。ボーヘンジーペンがALPINAを始めるときに、1年間だけレースに出場し優賞すると「名前は充分売った」と言ってそれ以降ピタリとレース活動を辞めてしまっています。その後レースに参加したのは、子息がレースをやりたいというのでALPINAの名前で出場させていたことがあるくらいです。そのときはたいした成績を残せなかったようですが。
宣伝のために出場していたときも、Schnitzerが一時期活動停止していたときで、鬼のいぬ間にという感じで、抜群のタイミングで出てきています。まあその辺の事情があっても、出場していきなり優賞をかっさらえるのだから、技術的な凄さは間違いないとは思いますが...。
まあなんにしても、如何にも商売という感じが強くて....。日本に唯一ALPINAとSchneitzerで修行した方が「1にSchnitzer、2にGSで、3がALPINA」とおっしゃっていたことがあって、私はSchnitzerが好きなんです。

【BMW雑記帳】公認チューナー

車の安全性についてはまだまだ語りたいのですが、あまり面白味のない話が続いてもなんなので、今日からしばらくはBMWのチューナーについて話したいと思います。
公認チューナーと言えば、BMWならAPLINA、BENZならAMG、PorscheならRufなどがありますね。BENZが基本的にチューナーは認めず、目の上のタンコブだったAMGは子会社にしてしまって、完全に支配下に置いているのとは異なり、BMWはチューナーと協力体制を取っており、むしろチューニングを奨励しているような感じがあります。
例えば、正規ディーラーで各チューナーのパーツの取り付けやコンプリートカーの販売などをしている点ですね。日本だとコンプリートはALPINAだけですが、欧州ではAC Schnitzer、Hartgeなどもディーラーで購入可能で、メンテナンスも受けられます。
パーツの取り付けも、日本ではディーラーによりますが、チューナーブランドのパーツを取り寄せて取り付けてくれます。
またレース活動では、子会社のM社が担当していますが、実際のレース運営やメンテナンスはチューナーに任せています。例えばF2は元々Schnitzerがの開発を行ったDOHCヘッドをM社が仕上げたものです。更にそのメンテナンスはスイスのハイニ・マーダーとオーストリアのハイデッカーが担当していて、最終期にはエンジンの開発もマーダーが行っていました。ターボ時代のF1は、GSというチューナーがレース運営、エンジン開発、メンテナンスを行っていました。DTM、ETCはSchnitzerがマシン開発、レース運営を完全に任されていますし、今のF1のエンジンメンテナンスもSchnitzerが行っています。
このようにBMWはチューナーをうまく活用し、レース活動やハイパフォーマンスカーに対する顧客への対応をチューナーに任せるわけです。


2000年5月29日月曜日

【BMW雑記帳】衝突安全性

一昨日辺りからカウンターの上がり方が増えて来たようで、カーセンサーに紹介されたかいはあったようですね。一番最初に「感想をメールして下さい」と書いたんですが、まだ1件も来ないところを見ると、あまりこのコラムは読んでも面白くないんでしょうか?まあカーセンサーを読んでここへ来られた方は、恐らく国産車にお乗りの方だろうと思いますから、これだけ国産車のことをケチつけられたら面白くないでしょうね。でも更に続きます(笑)
かれこれ15年くらい前になるのですが、衝突安全性についてBENZが盛んに広告を行ったりしたため、日本でもかなり話題になりました。BENZが年間1000台の車を衝突試験で壊している、というのを受けて、当時のトヨタの社長が「うちだって年に1000台壊している」とおっしゃって、トヨタの安全に対する取り組みを強調されてましたが、これを聞いて私はトヨタをますます買う気がなくなりましたよ(苦笑)。だってBENZとトヨタでは、一体どれくらい車種の数が違います?1年間に新たに発売になる車種はどれくらい違います?単純に考えても10倍は差がありますよね?ということは、BENZが年間1000台なら、トヨタは1万台壊していて、同等の衝突試験を行っていると言えるのではないでしょうか?
BMWもBENZと車種当り同等以上の台数を、衝突安全試験で壊しています。国産車は、安全性よりコスト重視のようで台数は少ないようですね。まあテストの内容がしっかりしていれば、台数が少ないから即安全性が劣っている、とは言えないですが....。

2000年5月28日日曜日

【BMW雑記帳】サイドインパクトビーム

25日に書きましたNHKの放送なんですが、その放送以来、日本ではドアにサイドインパクトビームという棒が入っていないと安全ではない、というような風潮になりました。そのため日本のメーカーはこぞって入れるようになったんですよね。でもBMWやBENZは、日本や欧州向けには入れていません。米国仕様については、入れないと米国で販売できないので入ってますけどね。さて何故でしょう?
実は前後方向の衝突時には却って危険だからです。
ドアの中に棒を入れれば、確かに横からの追突には強くなるようです。でもこれを追加するのと同じコストを掛けるならば、ドアのプレスを工夫した方が、棒を入れるより強度を上げることができるんです。更に、前後方向での衝突時には、この棒が折れ曲がり室内に突き出して、乗員の脇腹を傷つけることがあるのです。実際に米国ではそういう事故が続いて、棒を入れさせる法規を改正しようという動きが、放送当時あったんですね。その後結局どうなったかは情報が入って来ていないので知らないのですが。
で、米国では衝突事故の内、約半数が横からので残りの半数が前後方向です。これに対して、日欧では前後方向が9割以上を占めており、入れない方が安全なのです。
そういうことに目を瞑り、形だけの安全対策を販売のために行うメーカーを信用できますか?

2000年5月27日土曜日

【BMW雑記帳】カーセンサーその後

ネット仲間から情報を頂きまして、関東版に掲載されたそうですね。関西在住の私にはどんな風に載ったのか確認できないです (T T)。
#追記:その後更に別のネット仲間からスキャニングした画像を送って頂きました。こういう距離に関係ないコミュニケーションはネットならではですね。)

LE VOLANT 7月号に、「BMW E36&E46 3series modify HANDBOOK」という16頁の小冊子が付録で付いています。今月からLE VOLANTを買うのは止めようかと思ったんですが、結局買ってしまいました。なんで買うのを止めようかと思ったかというと、Rosso、GENROQ、LE VOLANTと毎月3冊も買うのがしんどいので、2冊に減らしたいからです。でも1年くらい前からそう思ってるんですが、なかなか止められないんですよね。どの雑誌もBMW関係は中途半端なんで。BMW専門誌が月刊で出てくれれば、3冊とも止められるんですがねぇ。

2000年5月26日金曜日

【BMW雑記帳】おいおい、カーセンサー!

「E36特集に合わせて載せたい」というメールがカーセンサーの編集さんからあったので、はじめたこの企画ですが、なんと載ってない ( ̄□ ̄;;;そもそもE36特集がない(苦笑)。代りにランエボ特集やってました。来号に予定変更になったのか、関西版ではなく関東版なのか?謎です。編集さんにメールしてみようかしらん。
ということで、今日は書く気が失せたので(爆)、これでお終い。


2000年5月25日木曜日

【BMW雑記帳】ドイツ製品

トップページのリンクを辿った方なら判ると思いますが、私は趣味で写真をやってまして、使っているカメラとかもほとんどドイツ製かドイツブランドなのです。車もカメラも工業製品ながら、使い手と造り手の感性が一致しないと満足感が得られない、という点で共通していると思います。
まあ日本製のが悪いわけじゃあないんですが、どうも日本製のものって、造る人がよく判ってないんじゃないかって思うようなことが多いんですね。例えば、昨日のトヨタの話ですが、造る側が本当に安全な車とはどうあるべきか判っていれば、ああいうふうにはならないと思うんですね。
逆にドイツ製のものだと、製品にこうあるべき姿というのを教えられるような部分が多いです。これは作り手が、車の運転なり写真の撮り方なりに精通しているからこそ、できることだと思います。
BMWについては知らないのですが、BENZには日本でいう開発ドライバーはいないそうで、なんでも開発を担当しているDr.達は、その辺の草レースに出たらトロフィーを総嘗めにするくらい運転のうまい連中が揃ってて、日本の開発ドライバーなんかよりずっとうまい、などという話を聞いたことがあります。
実際、カメラメーカーなどでも、日本の設計者達は写真を撮らない人が多いんだそうです。これでは満足のいくものは造れないでしょうね。
まあ造る側だけでなく、買う側の責任も大きいとは思いますけどね。感覚でしか判らない性能より、カタログで数値で判る性能や値段の安さを優先しますしね。
安全についての意識だって、10年ほど前のNHKの放送をきっかけに、うるさく言われるようになったようですが、実際に買う側が安全を本当に意識しているかといえば、全くそんなことはないですからね。ちゃんとシートベルトしてますか?法令で決まっているから、ではなく、安全のためにしていますか?

2000年5月24日水曜日

【BMW雑記帳】静かさという価値?

一昨日トヨタユーザーはBMWを選ばない傾向があると書きました。逆にBMWユーザーでトヨタ車を好む人は少ないようです。正直、私はトヨタ車は怖くて運転したくないです。何故でしょうか?
セルシオを造るときに、トヨタの技術者は高級車としての新しい価値を模索したそうです。そしてその結果「静かさという価値は我々が見つけた」ということになったそうです。確かにセルシオは静かです。多くのトヨタ車は気持ち悪いくらい静かです。回りの音は全く聞こえません。真後ろで救急車がサイレンを鳴らしていても気が付かない人がいるくらいです。エンジン音もさっぱりです。風切り音もしません。
更に乗り心地もふわふわと雲に乗っているようです。ステアリングは非常に軽くて全く手応えがありません。ゲームセンターのレースシミュレーターを音無しでやっているような感触です。
対してBMWはどうでしょうか?
外の音は結構入ってきます。ラジオを付けていても、救急車が来るのがかなり遠くからでも判ります。エンジン音もアイドリングからはっきり聞こえます。音でその日のエンジンの調子が判るくらいです。風切り音も割りとします。それで外の風の状態がと速度が判るくらいです。
乗り心地ですが、はっきりと路面の感触が伝わってきます。路面を舐めるような感触とよく言われますが、それくらいはっきりと感じられます。ステアリングアはしっかりとした手応えがあり、路面の状態がしっかりと伝わります。
さてあなたはどちらを選びますか?
回りの音もエンジン音も風切り音もしない車が安全だと思いますか?速度がどれくらいか、エンジンは今何回転か、回りの状況はどうか?それが目でしか確かめられない車が安全でしょうか?
路面の感触がシートやステアリングから伝わって来ない車が安全でしょうか?晴でも雨でも雪でも同じような感じしかしなかったら、どこまで速度が出せるか判りません。雪の日に晴とで違いのない車が安全ですか?
私がBMWが好きでトヨタが嫌いなのは、こういう理由です。


2000年5月22日月曜日

【BMW雑記帳】FRのよさ

この時期は暑くなったり寒くなったり、毎日の温度差が激しくて、大変ですね。
私がtiにした決定的な理由が、FRであることは最初に書いたとおりです。BMWは操縦性のよさでFRにこだわってます。一時期、効率重視でFFやFFベースの4WDに向いていた日本のメーカーも、FRのよさを見直し始めて来ていますね。もっともBMWの場合は、FRであることと、前後の重量配分50:50に徹底的にこだわっていて、その辺りは日本のメーカーにはもっと頑張って欲しいところです。
で、FRで前後重量配分50:50にこだわった結果、BMWは3,5,7シリーズ全て、基本的に同じ操縦特性になっています。これは脅威的なことですよ。ラインアップが少ないメーカーならともかく、フルラインアップに近い車種を揃えていて、なおかつ操縦性も揃えるのですから。
日本のメーカーではこうは行かないですね。車種毎に、下手をすると同じ車種でもグレードで、まるで操縦特性が違ったりもします。
BMWに乗って一番最初に驚いたのが、交差点を曲がったときに、自分の思い描いたラインに10cmと誤差なくぴったりと乗って曲がったことです。今まで乗ってきた国産車では、絶対にあり得ないことでした。どの車も特有の癖があり、その癖に慣れるまでは、思ったところへ車を持って行けなかったのです。ところがtiは乗った瞬間から、ほぼ完全に挙動を把握できました。ステアリングやシートから伝わる感触もダイレクトで、車体が一体どういう状態かはっきりと感じることができることも大きいですが、その素直な操縦特性は目が醒めるくらい素晴らしいものです。
国産車の中ではR32スカイラインが、このBMWの感覚に一番近いように思いますが、そのせいか回りのBMWユーザーには元R32オーナーの比率が異常に高いように感じます。逆に元トヨタユーザーは少ないようです。トヨタユーザーからすると「こんな五月蝿い車に乗れるか!」という感じになるそうです(笑)。

2000年5月21日日曜日

【BMW雑記帳】ウィルス

なんかGWからウィルス騒ぎが続きますね。今日はちょっと車の話題から離れて、ウィルスの問題について書かせて戴きます。
つい1年ほど前までは、インターネットで知合う人といえば、ほとんどがコンピュータ関係の仕事をされている方だったのですが、最近ではごく一般的な方が多いですね。まあだからコンピュータの素人は知識がなくてウィルスにすぐ引っ掛ってしまう、ということなのかといえばそうでもなくて、コンピュータの専門家といっている人達でも、結構ウィルスに引っかかってエライ目に合っている人も多いようです。
以前のメリッサといい、今回のLOVEにしても、一番効果的な対策については、どこの新聞も雑誌も書いてないんですね。
それはOutlookやOutlook Expressを使わないことです。
私の勤務先ではインターネット接続する以前から会社内の連絡をMSメールで行っていた関係で、メールサーバーがExchangeなのですね。これもいい加減Free Unix + qmailに替えてもらいたいのですが、なかなか一度使い始めると替えるのは難しいです。まあそれでもやっと最近は、POP3やIMAP4でアクセスできるようになったので、それまでは嫌だろうが何だろうがOutlookかExchange Client以外のメーラーは使えなかったのが、まともなメーラーを使えるようになりました。
大体Outlookはインターネットメールを使うためのものではないです。インターネットメールのプロトコルを無視しまくてまして、HTMLメール流したり、SJISエンコードで送信したりするのは割りと有名ですが、 Subjectのエンコードも日本語も英語もごちゃ混ぜにしてMIMEエンコードしてくれたり、Referenceに出鱈目な番号を入れてチェーンを切ったりして、インターネットの世界を混乱に落とし入れているわけです。
で、それだけでは飽き足らず、ウィルスが初心者でも簡単に作れる環境をMSは提供してくれているわけですね。今回のウィルスにしても、Windows + Outlook (Express)以外の人には全く関係ないですから。メーラーを替えれば済むことなのですが、広告料をMSからたんまりと貰っている報道関係は、広告を打ち切られたり取材拒否されたりするのが怖くて、とてもそんなことは書けないんでしょう。
まあタダだからという理由出使い続ける人も多いんでしょうけど、タダのメーラーならインターネットのあちこちに転がってます。インストールするのが面倒だとか、ダウンロードするのに電話代がかかるとか言わずに、今すぐOutlook Expressを削除して、別のメーラーにしましょう!ウィルスに掛かってからでは遅いですからね。


2000年5月20日土曜日

【BMW雑記帳】添加剤

今日はちょっとtiから離れて、車一般に共通の話題です。某BBSで話題になっていたので、ちょっと書かせて下さい。
私は昔は割りと添加剤を入れていたんですが、最近はまったく入れていません。効果が感じられないわけではないのですが、安くない添加剤を入れるより、その分値段の高いオイルを入れた方がいいからのように思われるからです。
添加剤でも例えばモリブデン系のものは、オイルメーカー自身が最初から添加したものを販売しているくらいで、効果はありそうです。ただ個人的には、この系統のオイルはあまりよい印象がないのです。BMWのエンジンには合わないのかも知れません。
また添加剤としては、テフロン系のものは”?”ですね。大体テフロンを金属に定着させるのは、特殊な熱処理が必要で、紛体をオイルに混ぜても金属壁に定着するはずがないのです。更にテフロンの摩擦係数は負荷により変わり、低負荷時には宇宙一摩擦係数が低いのは事実ですが、負荷が増えると急激に摩擦係数が増大します。つまりエンジン内部のやミッション、デフのような負荷の大きいところでは、摩擦係数の低さによる潤滑効果はまったく期待できません。
他に金属壁を特殊コーティングという添加剤がいくつかありますが、成分や原理が判らないので、試したことはありません。
深海鮫のオイル、スクアランはエステル系のオイルと同じく、分子電極による金属壁への定着があるそうなので、効果はありそうです。私自身は試したことはないのですが、知合いでスクアランの原料スクアレンを入れたところ、エンジンが見る間に静かになったそうです。しかし、エステル系のオイルはタレるのが早いような気がします。 RedLineは1万kmとか2万km無交換を謳っていますが、実際には3,000km程度で初期性能が明らかに落ちます。これから考えるとスクアランも効果はそれほど長続きしないのではという気もします。
まあ、そういうことで、私の結論は添加剤を入れるより、その分で高いオイルを入れるか、オイルをこまめに換える、ですね。


2000年5月18日木曜日

【BMW雑記帳】tiは人気車種?!

日本ではtiはあまり人気がないようです。何故かというと、安いBMWをということでtiを購入対象としてディーラーへ行った人達は、セダンとの価格差(実売価格)があまりないことを知るとほとんどの人がセダンにしてしまうのだそうです。このためtiの占める割合というのは、日本ではそれほど高くないそうです。
#しかしBMWならなんでもいいというのも困った話だけど(苦笑)
本国のドイツではE36全体の中でtiの占める割合が20%ほどあるそうで、クーペとほぼ同じだそうです。しかも購入者は他メーカーからの乗換えが圧倒的なので、tiの売上げはほぼそのままBMWシェアアップになるというわけです。
このため、BMWでは次期tiにも力を入れて開発を行うようですし、他のメーカーもtiと同じコンセプトの車種を開発しているわけですね。

まあ日本で人気がないとはいえ、それなりに売れていることは確かでしょう。当初のCompactとCompact Plusの2グレードから、MとLへの変更などは売れているからこそ可能なことだと思います。ほんと、このMとLの装備は、大判振る舞いもいいところですよ。まったくお買い得です。お蔭でCompactの中古からMの新車に買い替えことになってしまったし(笑)。エアロとかを付けるより買い替えた方が安いんですからねぇ。

2000年5月17日水曜日

【BMW雑記帳】tiはBMWの良心

というとで、週刊と書きましたが、当面はカーセンサー掲載記念ということで、できる限りインターバルを短くして掲載していきたいと思います。
#いつまで続くか、自分でも疑問なんですけどね(苦笑)。

さて今日のお題はtiはBMWの良心です。
よくtiは値段も安いから性能もよくないんだろうとか、他のBMWに比べてよくなさそう、などという声も聞くんですが、これは全然違います。
例えば性能ですけど、tiが出た当時はBMWで一番のハンドリングマシンだったんですね。今はZ3にその座を奪われてしまいましたが、セダンの318iはおろかisよりもtiの方が軽快なハンドリングを誇っています。理由は簡単で、リアをすっぱりと切り取ったため全長が短く慣性モーメントが小さくなってるからです。
それから加速や減速ですが、318iよりもisよりもよいです。理由はisと同じDOHCエンジンを載せていながら、車重が軽いからです。軽くて馬力があれば当然加速はいいですし、ブレーキも同じですから車重が軽い方が効きがよいのは当然ですね。
リアサスはE30と同じものが使われていて、形式的には318iやisに負けてますが、熟成された足回りであるため、性能では必ずしも負けているということはありません。
つまり性能的には、より値段の高いセダンやクーペに引けを取るところが、勝っている部分も多いのです。
内装もシートなどはセダンやクーペと変わらず、エアコンやオーディオでやや安いものが使われているくらいです。中の広さもセダン並ですから、後ろに人を乗せても「外見は小さいけど中は広い」と言われます。
つまりtiは値段は安いですが、車としても価値は他のBMWと同じと言ってよいと思います。
逆に言えば、これだけの車が何故こんな値段なのか不思議なのですよね。リアサスがE30からの流用とはいえ、エンジンはセダンよりもいいものを積んでいるんですから、差し引きで考えれば同じくらいのコストが掛かっているはずなのです。ボディだって、Aピラーより前はセダンと共通のようですが、それ以降は専用ですからそれなりにコストが掛かっているはずなのです。
で、お題になるわけですが、安いからといって車としての性能や価値を落とさない、という部分にBMWの誇りと良心を感じるわけです。正直BMWというメーカーは最新技術をふんだんに駆使しているわけではなく、どちらかというと古い技術で無難にまとめるという傾向があるように思うんです。BMWの優れているのは、オーソドックスな設計で最高のチューニングをするところにあると思うんです。そしてそのチューニング技術をふんだんに注ぎ込んだ結果が、tiという車ではないのかと感じます。
ですから、tiに乗っている方は安いからといって引け目を感じず、BMWの中でtiが一番だ!と胸を張って乗って欲しいですね。
私は昨日書いた通り、ハッチバックしか興味がないので、ti以外のBMW車は興味ありません。
#といいつつ、ツーリングは気になってます。ハッチバックですから(笑)。

2000年5月16日火曜日

【BMW雑記帳】Why ti?

さてさて忙しくてろくに車に乗る暇がないのに、このような無謀な企画を立てていいものかはなはだ疑問なのですが、せっかくカーセンサーを見て来て戴いた方に、最新の情報を提供できなのも情けないので、始めることにしました。
#知らずに来た方のために書いておきますと、2000年5月25日発売のカーセンサーに、本サイトが紹介されるそうです。
##これを公開する直後には、まだ発売になってないっすね (^O^;;;;。
もっとも1ヶ月もしたらなくなっているかもしれませんので、もっと読みたいというご要望があれば、どしどしメールをして下さい。全然なければすぐ止めます(笑)。

さて、ここを見に来た方は、tiに興味があって来られたのだと思います。tiを語るためには、まず私がなぜtiを購入したのかを記したいと思います。
購入に当って、私が必要としたスペックですが、まず仕事と趣味の関係で荷物を載せるので、ハッチバックが絶対に必要ということです。車歴を見て戴ければ判ると思いますが、私が購入してきた車は、R32スカイラインを除けば、すべて3ドアハッチバックです。 R32のときは魔が刺して(笑)発表されたばかりのを衝動買いしてしまいましたが、お蔭で荷物が載せられなくて苦労しました。
次は普段は一人で乗るので小型な車でよいが、高速走行も考えると1500-2000ccクラスが適当ということです。この環境問題が取り沙汰されているときに、排気量が大きく車格も必要以上に大きな燃費の悪い車を一人で乗り回すなどは、良識ある社会人としては考えられないです。というのは、ガソリン代をケチりたいための言い訳ですが(爆)。
#実際はBMWの燃費はtiも328もM3もあまり変わらないようです。走り方次第ですが。
で、ここまでの条件なら国産・輸入車どちらも当てはまる車種は一杯あるのですが、FRがいい!となると、世界中探しても、現行車種ではtiしかありません。私はFF、FF、4WD、FRと乗換えて来たのですが、運転のしやすさや、感覚に合う挙動という点では、やはりFRがダントツにいいです。
ということで、tiになってしまったのです。

2000年3月14日火曜日

【メンテナンス日記】エアフィルター洗浄

前回K&Nのダイレクトエアフィルタを洗浄してからの走行距離がまたまた7,000kmを超えてしまいました。ここのところどうも燃費がよくないのはエアフィルタのせいではないかという気がしていたのですが、気温が低いと乾燥するのに時間が掛ってしまうことなどで、洗浄すると車が丸2日間使用できないのがネックになり、なかなか実行できませんでした。やっと暖かくなってきたので、洗浄をしました。また遮熱カバーの効果も乏しそうなので、外すことにしました。
洗浄の手順は前回と同じです。

洗浄と遮熱板取り外しを同時にやったので、どちらの効果かははっきりしませんが、エンジンがまた軽くなりました。やはりこまめに洗浄しないとダメですね。