2018年9月18日火曜日

【くるまのおと】福野 礼一郎のクルマ論評 3 / 福野 礼一郎



Motorfan illustratedと、復刊するも10号でまた廃刊になったMotorfanの記事をまとめた本です。
このシリーズは、昨年、一昨年の刊ではフルカラー大判でしたが、本年度はB5版のテキスト版になりました。
豪華フルカラーだと売れなかったからだそうで。
なんで皆さんは大きい版を嫌うのでしょうね?
キチンとした写真の解説がある方が判りやすいと思うんだが。
それが売れないと云うことは、実際の所、読んで判った気になればいい人が大半で、本当の意味で理解したいと思っている人は少数派ってことでしょうね。

福野氏のファンでもそういう状況だから、変形ハンドル、人間工学を無視した操作系、やたらと軽いステアリング、アクセル、ブレーキ、etc。
ユーザーに正しい運転を教えずに、間違った運転操作をする人の間違った操作に合わせたシートポジションや操作系にする設計者。
日本メーカーのも酷かったけど、最近では欧州メーカーも酷くなってきていて、トヨタみたいな輸入車が増えているんですよね。
#逆にTENGA以来、トヨタの方がまともになって来ているそうですが。
以前はBMWなんかは、正しいポジションでしかまともに座れなかったけど、最近はシートバックおもいっきり倒して、右手を真っ直ぐ伸ばしてステアリングに手を押し当てて回すような座り方でも座れるようになってしまってるんですよね。
あんな姿勢だと視界もまともに取れないし、ブレーキやアクセルの微妙な制御もできないはずなんだが…実際、そういう運転の仕方してる連中はまともに幅寄せできなくて、すれ違う時に道の真ん中で待ってるくらい車体感覚がないし。

本書も売れ行きがよくなければ、今後はもうないそうなので、是非皆さんお買い上げを宜しくお願い致します。

2018年9月17日月曜日

ザ・プレデター

ザ・プレデター公式サイト

シュワちゃん主演のは「プレデター」、今回のは「ザ・プレデター」。
邦題の付け方、相変わらずのセンスのなさです。
てか、原題が「Predator」と「THE PREDATOR」だからか。

「捕食者」という意味ですが、「狩りを楽しんでるなら『捕食者』は変でしょ?」という台詞が何回か出て来ますが、人間の天敵だからええんとちゃうん?
元の「プレデター」に比べると、ドキドキハラハラが減ってるのと、ちゃんと説明せんとあかんところがサラッと出て来る程度で、観客の方で色々と理解してあげないといけないのが、シナリオライターがイマイチな感じです。

以下はネタバレになるから、まだ観ていない方は読まない方がいいです。




最初に地球に到着したプレデターは人類を助けに来たということなんだが…だったら冒頭で二人サラッと殺しているのは何でやねん?

まあこの後、シリーズ化するつもりっぽいから、その内に謎が解かれるのかもしれませんが。

重要人物として、発達障害の少年が出て来るのですが、始めの方で天才性の片鱗を見せ、最後に実は優秀な天才であることが判ります。
プレデターは一発でその少年の優秀性を見抜くというのが、皮肉な筋書きだなと。
天才は周りの人と話が通じなくてコミュニケーションが取れないもんだけど、これはちょっと極端かなという気もしますね。