2018年9月15日土曜日

朝鮮半島統一後に日本に起こること ~韓国人による朝鮮半島論~ / シンシアリー



「南北に分断された韓民族は一体となるべきだ」という妄想を、韓国人は懐いているそうですが、その韓国内でも、百済だった全羅道と新羅だった慶尚道との間では、現代でも強い差別があるし、在日朝鮮/韓国の方々も差別のため半島に戻っても生活ができないし、脱北者も差別のために結局北へ帰る、という同じ民族のはずの人達の間での差別が酷い状態なのに、統一なんかしたら差別が益々酷くなって、差別する側とされる側で内戦が発生して、数十の地域に分断される可能性の方が遙かに高いと思うけどなぁ。
漢民族を詐称する連中にしても、韓民族という錯覚を懐いている連中にしても、妄想の世界と現実が区別できないから危険極まりない。
対外戦争に勝ったことがない半島の歴史を知らないから、韓民族は世界でもっとも優れているという根拠のない錯覚を起こすんだろうけど…。
最近「上古史」という偽歴史書が、半島では人気だそうですが、本書で書かれている内容からすると、「秀真伝」のマルパクリのようです。
そんなものまで日本の物真似をするんかい!って感じですけど。

2018年9月9日日曜日

星系出雲の兵站 1 / 林 譲治



タイトルに「兵站」とありますが、軍記物で兵站を中心に書かれた小説は殆ど皆無ですし、ましてやSF戦記で兵站を中心に持ち出してくるというのは、たぶん前代未聞だと思います。
宇宙でワープ航法が使える頃には、元素合成装置で何でもすぐに取り出せるようになっているから、兵站など考える必要もないからかも知れませんが。
林氏は太平洋戦争における日本軍の兵站についての解説書も書かれているようで、(読んでないですが)軍の兵站については詳しいようです。
兵站というのはかなり重要なことなのですが、派手な戦闘と違い、非常に地味で目立たないので軽視されがちです。
が、現代の経済活動、生産活動においても、物流と在庫管理が要になっており、それはすなわち兵站なわけなのです。

本巻の落ちは、実は私は何となく予想できました。
「謎の円盤UFO」と同じだなと思いながら、読んでたんですわ。
現代的にアレンジはされていますけどね。

2018年9月2日日曜日

ヌードがわかれば美術がわかる / 布施 英利



帯に「ヴィーナスは、なぜ服を脱いだのか?」とあったので、芸術におけるヌード論かと思ったら違いました。
ちなみに先の疑問に対する答えは書かれていません。
美術におけるヌードの見方と美術の鑑賞論みたいな感じですね。

芸術学部の講義の中に「美術解剖学」というのがあるのを初めて知りました。
ヌードを描くには、骨格と筋肉を熟知している必要がある、というのは非常に納得です。
私は絵は描きませんが、写真は撮るので、これを判っていないとちゃんとしたヌード写真は撮れないのですよ。

APOCALYPSE / PRIMAL FEAR





すっかり独逸のみならず全世界的なHR/HM界の重鎮的な存在になったPrimal Fearの12枚目のアルバムです。
リーダーのMat Sinnerにしたら、再度プロジェクトのはずが、自分のバンドよりもこちらの方がメインになっている感がありますね。
マンネリ感もありますが、まあHR/HMはその変わらないスタイルが各々のバンドの魅力になっているわけで、今回もいつもと変わらないPrimal Fearを聴かせてくれています。

Absurdity / United





リーダーでベースの横さんの突然の訃報。
それから4年。
精神的支柱がなくなったバンドは解散に向かうのか思っていたのですが、まだまだ終わらないようです。
横さんに代わってベースとして加入したジョージ氏を中心に、Unitedのメンバーのレコーディング中のインタビューが、Bass Magazine 2018年4月号に掲載されています。
これを読んで、もうすぐ新しいアルバムが発売になることを知り、大谷氏とハリー氏がまだまだくたばらねーぜというところを見せてくれ、涙が出るくらいに嬉しかった。
映画館だった建物を改造したスタジオでレコーディングしたそうですが、今時はなかなかない、アンプを爆音で鳴らしての録音だそうで、それゆえかかなりタイトで迫力のある音になっています。

KILLING IS MY BUISINESS AND BUISINESS IS GOOD - THE FINAL KILL / MEGADETH



MEGADETHのデビューアルバムを、徹底的にリミックス&リマスターしたアルバムです。
実は私は元のアルバムは聴いていないので、どれくらい音質が改善されたのかは判断できないのですが、Heavy Metalな音になっていることは確かです。
LIVE音源やデモ音源もたっぷりと収められており、ファンならかなり聴き応えがあると思います。

METAL SOULS / Nozomu Wakai’s DESTINIA





間にミニアルバムがリリースされていますが、フルアルバムとしては2枚目になります。
今回は、豪華なメンバーにより製作されています。
ヴォーカルが、再結成Rainbowでマエストロが起用したRonnie Romero。
ベースがMarco Mendozaに、ドラムがTommy Aldrideという今やメタル界の重鎮的存在のお二人。
当初は2〜3曲だけでもという形での依頼だったそうですが、お三方とも若井氏の曲を気に入ったそうで、結局全曲を演奏することになったそうな。
ミックスとマスタリングも欧州の一流どころの手によるもので、非常に贅沢なアルバムになっています。

にも関わらず、未だに初回特別限定版が売れ残っているらしいのが気になりますが。

有名どころが楽曲を気に入って参加しているだけあって、どれもいい曲で、聴き応えがありますね。
ギターの巧さもそうですが、やはり楽曲がよくアレンジが巧みでないと、聴いた後に頭の中に何も残らず、単に「ああ、演奏はうまいね」だけで終わってしまいますが、このアルバムはそういうことはないので、HR/HMが好きだという方には是非買って聴いて欲しいです。