2006年8月6日日曜日

【BMW雑記帳】M - AMG - Quattro

モーターマガジンが第2特集で、AUDIのSの特集をしています。
AUDIのSというのは、車名のAがSやRSに置き換わったスポーツモデルで、BMWのMやBenzのAMGに相当します。AUDIのレーシング部門でもあるQuattro社が開発しているんですけどね。
私や私の知り合いはBMW好きばかりなので、そのせいかAUDIのSモデルとかQuattro社といってもピンと来ないんですよね。MモデルやM社に相当するといっても、MやAMGのような威光が感じられないんです。
やってることはM社と同じようなことをやっているはずなんですよ。BMWのM社やMモデルの成功を睨んで、AUDIはQuattro社にSを造らせているはずですし、Benzも自前のチューニング・ブランドは失敗してAMGを買い取ってM社と同じようなことをやらせてますし。
たぶんその辺りのイメージ戦略のなさがAUDIの弱さなんでしょうね。

BMWはレースはM社に開発を含めて全部任せており、そのことを大々的に公表していて、MモデルはBMWのF1を筆頭とするレーシングマシンの直系のマシンであるというイメージを確立することに成功しています。
Benzもチューナーとして世界でも最も有名なAMGのブランドを全面に押しだし、高性能イメージやレーシングイメージを、AMGモデルに載せることに成功しています。
AUDIもレースは子会社のQuattro社に任せていますが、その名前は全面には出さず、AUDIの名前を全面に出してしまっています。このため、Sモデルがレーシング部門のQuattro社が開発しているといっても、Quattro社とレースがユーザーの頭の中では結び付きにくくなっています。またSという車名とQuattroという社名も連想しにくいですよね。
こういうことを考えると、BMWというのはブランドイメージの使い方が非常にうまい会社だなぁとつくづく思いますね。


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