生体を形成しているのはほとんどが水素、酸素、炭素、窒素ですが、その他に鉄とかの金属元素も含まれています。
それら金属元素が何故使われているのか、何故その金属でないといけないのか、について述べられています。
全てそれなりに理由があって選ばれているんですよね。
古代中国には砒素を薬として調合する専門の薬師がいたのですが、砒素は人体には猛毒なんですよね。
ごく微量なら薬になるという説ととんでもない迷信というのとあったのですが、本書では砒素が生元素に含まれていて、生体には極微量であれば有用みたいですね。(砒素の役割については特に書かれていなかったのが残念ですが)
タンパク質をメインに使った生体のメカニズムというのは、ちゃんと理由があって形作られているのですが、こんな複雑なシステムが自然に形成されたのというのは、知れば知る程驚異で奇跡的な出来事だったんだなと思わざる得ません。
道端先生は、サプリメントなど無用とおっしゃっていますが、消化系の弱い私にはやっぱり亜鉛のサプリメントが必要なんじゃないでしょうか。
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