2014年10月23日木曜日
日本人が知らない軍事学の常識 / 兵頭二十八
戦国時代と明治から昭和初期の帝国軍時代を除いて、古来から平和ぼけで済んでいる日本人は、世界情勢とか軍事戦略とかには全く疎い人種と言っても過言ではないでしょう。
本書を読んで、色々と成る程なぁと思わされることが多かったです。
まあ完璧なものなんてありませんから、これどうなのかな?というものありますけどね。
現行憲法を「マック偽憲法」というのは、正にそうだと思います。
改憲に憲法改正の国民投票など必要はなく、憲法改正の手続き違反で廃止なら、国会で議員の2/3以上の賛成があればよい、というのも正論だと思います。
靖国神社への所謂A級戦犯合祀も、国会決議とか政府の決定で行われたのではなく、神社の宮司個人の判断で追加されたというのは知らなかった。
#というか靖国神社に関しては、私は全然といっていいくらい知識を持ち合わせてないんですけどね。
ジェット戦闘機のパイロットが、1ヶ月訓練を行わないと、新兵並みの技量に落ちてしまうというのも、知りませんでした。
軍人や軍隊というのは常に訓練を行っていないと技量が落ちるのは確かなんですけどね。
#それを考えると、映画で元特殊部隊の退役軍人が、長いブランクにも関わらず現役並の動きをして活躍する、というのはかなり嘘くさいってことですな。
よって、燃料代の馬鹿高いジェット戦闘機の訓練を、予算がない半島や大陸の共産党国家ができるかというと、かなり無理があります。
半島南の国家も、ここ数日軍の予算がないことが原因のトラブルがニュースに出ているので、まともな訓練を行えているとは思えないです。
まあ面白い話が満載なので、東アジアの平和と安全に興味がある方は、一読されるとよいでしょう。
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