縄文時代から弥生時代に掛けての日本人の骨格の違いについて、目から鱗でした。
更に現代日本人は、前後急速に大きく変化し、日本の歴史の中でも「異形すぎる」との話は、ちょっと驚きはしたものの、納得できるものです。
これから考えると、骨格の差というのは、DNAの違いよりも、生活環境や食べ物などの差による要素の方が遙かに大きいということになりますね。
面白いのは、縄文時代では1万年の間、列島の北から南までで、骨格の差は非常に小さいのだそうです。
が、弥生時代に入ると、前中後期で差があり、更に地域による差が大きくなってくるのだとか。
古墳時代以降になると、貴族層、武家層、庶民層で骨格の差が出てくるとか。
結局は、骨格からだけでは、判ることはあまりないのだそうで。
弥生時代に、大陸から大勢の人達が渡来し、縄文人を駆逐していったような説が、これまではほとんどでしたが、この本を読むとそれは錯覚みたいです。
2000年後の学者が、現代日本人が大戦後に急速に骨格が変わったことを、戦勝国の白人が大量に日本に来て混血が急速に進んだ、というようなものなのかも。
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