1999年5月23日日曜日

【メンテナンス日記:番外編】E30のデフオイルの交換

今回の作業に使用したフロアジャッキと馬(リジットラック)は、実はここで紹介するE30-320iのオーナーのものです。
同じ日にデフオイルの交換をしました。こちらも同じくRedLineの75W-90 GEAR OILを入れました。

E30のジャッキアップポイントは、E36とほぼ同じです。

これがフロントのジャッキアップポイントです。ちょっと見難いかな?

こちらがリアのジャッキアップポイントです。
E30は10mmのヘキサゴンソケットレンチを使用します。
こちらもかなり堅かったです。一度は諦めかけたくらいですが、なんとか開けることができました。

オイル受けは、近くのDIYセンターで買ってきた廃油処理箱です。
こちらはあまり汚れてはいませんでした。前のオーナーが何度か交換していたようです。
#あるいはディーラーが納車時に交換したのかも。

こちらはごらんのような感じでオイルを入れて行きました。結局クォータボトル丸々1本分が入りました。

【メンテナンス日記】デフオイルの交換

総走行距離1500kmでデフオイルを交換後、総走行距離4500km辺りで再度交換するつもりが延び延びになってしまい、結局7500km弱で交換することになりました。
オイルはRedLineの75W-90 GEAR OILをBMW−MLのメンバーとの個人輸入の共同購入で入手しました。交換作業は自宅のガレージで行いました。

MLなどでもジャッキアップポイントも質問が多いのですが、サスペンションメンバーを使います。

これがフロントのジャッキアップポイントです。オイルパンをジャッキアップポイントに使用するのはダメです。

こちらがリアのジャッキアップポイントです。デフをジャッキアップポイントにすることもありますが、できる限りサスペンションメンバーを使用します。

デフのドレインプラグは、14mmのヘキサゴンソケットレンチが必要です。
上の注入口から先に開けます。これはこのドレインプラグがかなり堅く締まっていて、古い車だと開けることが不可能なこともあるためです。注入口が確保できてからオイルを抜きます。
ちなみにこれはオイルを抜いて締めているところです。ドレインプラグはかなり堅く締まっていますので、こんな短いソケットレンチでは、とても開けられません。プラスチックハンマーで叩きまくって、やっと開けられました。
締めるときは最後にトルクレンチで規定トルクまで締めます。55N・mです。これもかなりしっかりと締めないと、トルクレンチはカキンと音を立ててくれませんでした。
説明が順序逆になりましたが、注入口を開けてから抜き取り口のドレンプラグを開けます。
オイルが抜けきったら、抜き取り口のドレンプラグを閉めます。
オイルはかなり黒くなっていました。 BMWの場合、デフのドレンプラグも磁化されておらず、鉄粉はオイルに浮いたままになるようです。

抜き取り口を締めたら、新しいオイルを注入します。ギアオイルポンプがないので、食品用のオイル指しで少しずつ入れて行きます。 0.5Lだと思ってたのですが、結局0.9L程入りました。クォーターボトルでほぼ1本分です。
交換後の感想
ガレージから出しただけで、スムーズになっているのが判ります。デフオイルでこんなに効果があるとは驚きです。