2020年4月6日月曜日

敵の名は、宮本武蔵 / 木下 昌輝



Amazon Kindle Unlimitedに週刊大衆がリストに入っているのですが、木下氏はそれに歴史の史実を資料に基づき考察するコラムを書かれています。
週刊大衆 2020年4月13日号[雑誌]のコラムでは、本書の主人公である武蔵との決闘で有名な佐々木小次郎について書かれています。
本書での佐々木小次郎は、そのコラムで述べられている史実を元に描写されています。
その史実に忠実な部分に、面白い虚構を乗せていくのが小説家の腕の見せ所なのですが、本書は見事に史実を興味深く面白く脚色されています。
いや、本当にこの方は上手い時代小説を書きますよ。

歪められた古代天皇 『古事記』『日本書記』に隠された真実 / 家村 和幸



前半は秀真伝えのぱくりかいな?という感じですが、著者の解釈によるストーリーがただひたすらと、根拠を明示することなく書かれているので、これ読んで著者を信じる人はほとんどいないんじゃないかという書き方です。
内容に関して、これが真実が只の妄想かを判断する材料が、私にはないのですが、普通に読んだら誇大妄想もいいとこと思われるでしょうね。