BMWの有名チューナーでは珍しいイタリアのチューナーです。またイタリアが本拠地ですが、世界に数カ所のオフィスがあり、それぞれがRACING DYNAMICSのブランドで独自の活動をしているようです。
このチューナーも、元々はレース活動をベースにしていました。ETCなどで、RACING DYNAMICSチューンのBMWが、結構走っています。
しかし、イタリアらしく洒落たデザインのパーツが多く、ホイールやエアロパーツは日本でも人気があります。
残念ながら、コンプリートカーは日本には入って来てはいないようです。エンジンもかなりのものらしいのですが。
2000年6月10日土曜日
2000年6月9日金曜日
【BMW雑記帳】MK MORTORSPORT
MK MOTORSPORTは、レーサであるミヒャエル・クランケンベルグ氏により設立されました。MKは氏のイニシャルです。今は引退されているようですが、設立当事は現役のレーサーで、エンジニアではない純粋なレーサーによるBMWチューナーは他にないと思います。
このチューナーの特長は、レーサーである(あった)ミヒャエル氏がエンジンや足回りの味付けを決めている点で、見てくれではなく実際のドライビング性能をキチンと出しているところでしょう。ホイールは日本でも割りと人気があるようですが、シンプルなデザインで機能重視です。
コンプリートカーも製作していますが、日本には入って来てはいないようです。
このチューナーの特長は、レーサーである(あった)ミヒャエル氏がエンジンや足回りの味付けを決めている点で、見てくれではなく実際のドライビング性能をキチンと出しているところでしょう。ホイールは日本でも割りと人気があるようですが、シンプルなデザインで機能重視です。
コンプリートカーも製作していますが、日本には入って来てはいないようです。
2000年6月7日水曜日
【BMW雑記帳】ハイデッガー、マーダーとGS
20年前にBMWの5大公認チューナーといえば、ALPINA、Schnitzer、Hartgeにハイデッガーとハイニ・マーダーでした。今日はハイデッガー、ハイニ・マーダーとGSについてです。とはいえ、この3つのチューナーについてはほとんど情報がないんですが。なにしろスペルすらろくに憶えてない(爆)
ハイデッガーはオーストリアのチューナーです。レーシングチューンが中心で、F2のエンジンメンテナンスもやってました。顧客の要望に応じてストリートカーチューンも行っていたようですが、片手間程度で終わったみたいです。BMWがF2を撤退した後は、名前を聞かなくなってしまいました。ETCなどでたまに聞くくらいでしょうか?
ハイニ・マーダーはスイスのチューナーです。「マ」はウムラルドなので、「メーダー」と記す場合もあります。
ここもレーシングチューナーとして活躍していました。F2のメンテナンスのほとんどを引き受けており、最終期にはM社からF2エンジンの開発の仕事も請け負っていました。ここもF2撤退後は名前を聞きません。ETCのチューニングも行っていたようですが、今はどうでしょうか。
ストリートカーについては、やっていなかったようです。
GSはドイツのチューナーで、F1のエンジンメンテナンスと開発を行っていました。F1エンジンの開発をM社がGSに委託すると同時に、M1やM6に載せられていたM88やF1エンジンの開発を担当していたランドリンガー氏がM社から移籍して来ました。
BMWのF1撤退と同時にGSはチューニングビジネスを辞めるのですが、ランドリンガー氏が設備を買取り、自らの名を冠したストリートカーを発売しています。日本にも数台入って来ています。現在はランドリンガーの名前は聞かないので、なくなっているのかもしれません。
ハイデッガーはオーストリアのチューナーです。レーシングチューンが中心で、F2のエンジンメンテナンスもやってました。顧客の要望に応じてストリートカーチューンも行っていたようですが、片手間程度で終わったみたいです。BMWがF2を撤退した後は、名前を聞かなくなってしまいました。ETCなどでたまに聞くくらいでしょうか?
ハイニ・マーダーはスイスのチューナーです。「マ」はウムラルドなので、「メーダー」と記す場合もあります。
ここもレーシングチューナーとして活躍していました。F2のメンテナンスのほとんどを引き受けており、最終期にはM社からF2エンジンの開発の仕事も請け負っていました。ここもF2撤退後は名前を聞きません。ETCのチューニングも行っていたようですが、今はどうでしょうか。
ストリートカーについては、やっていなかったようです。
GSはドイツのチューナーで、F1のエンジンメンテナンスと開発を行っていました。F1エンジンの開発をM社がGSに委託すると同時に、M1やM6に載せられていたM88やF1エンジンの開発を担当していたランドリンガー氏がM社から移籍して来ました。
BMWのF1撤退と同時にGSはチューニングビジネスを辞めるのですが、ランドリンガー氏が設備を買取り、自らの名を冠したストリートカーを発売しています。日本にも数台入って来ています。現在はランドリンガーの名前は聞かないので、なくなっているのかもしれません。
2000年6月5日月曜日
【BMW雑記帳】Hartge
ALPINA、Schnitzerとくれば、次はHartgeですね。
Hartgeも元々は社長のヘルベルト氏が、趣味でレースをやっていたところから始まっています。昨日の話に出たように、ドイツでも有数のBMWディーラーであるコールは、Hartgeとの契約をしており、Hartgeの販売をサポートしていました。この頃は、日本でも京都のトミタオートが代理店を行っており、かなり人気があったようです。
しかしコールとの契約が切れ、日本でも代理店がトミタオートからシライに変更になった頃から、あまり名前を聞かなくなってなっていました。Hartge自体の活動が低迷していたのかというとそうではなく、フランスのカーメーカーから大量のエンジン納入を依頼されたり、ヘルベルト氏の弟がBENZのチューニング(カールソンといえば判るでしょう)を始めたりと、色々と忙しかったようです。それも一段落して、またBMWのチューニングに専念するようですので、これからの活躍に期待しましょう。
社長のヘルベルト氏は、如何にも厳格で頑固なドイツの技術者という感じの人です。なにしろ有名な言葉に「なぜ車の中に木が必要なんだ?木は森にあればいい」というのがあり、現にHartgeにはウッドパーツがありませんでした。
#最近は出ているというような話を聞いたんですが、私はまだ確認できていません。
そういう人の作るものですから、デザインもシンプルで実用的な面に重点が置かれているように感じます。Hartgeのリアスポイラー欲しいんですよ。私はこういうシンプルで実用的なデザインに、心惹かれるんです。
Hartgeの最近の目玉は、エンジンのストロークを伸ばす特許です。その名もずばり「ハルトゲパテント(ハルトゲの特許)」と名付けられた技術は、ブロックとヘッドの間に薄いブロックを挟み、ストロークアップに対応するというものです。
最近のエンジンは、BMWに限らずどこのメーカーでも、軽量化のためボアをギリギリまで拡大しているので、排気量アップのためにはストロークを伸ばすしかありません。しかしストロークアップもブロックの高さに制限がありますから、あまりできません。また無理にストロークを伸ばすと、ストロークに対するコンロッド長が短くなってしまい、コンロッドの角度がキツクなり、ピストンが首振りしやすくなり、好ましくありません。そういう問題を、このハルトゲパテントは解決してくれます。
これと同じものが、実は日本のチューナーからも出ています。BMW用ではなくて国産車用ですけどね。
Hartgeは見た目は地味だけど中身が凄い、というのが好きな方にはお勧めのチューナーです。
Hartgeも元々は社長のヘルベルト氏が、趣味でレースをやっていたところから始まっています。昨日の話に出たように、ドイツでも有数のBMWディーラーであるコールは、Hartgeとの契約をしており、Hartgeの販売をサポートしていました。この頃は、日本でも京都のトミタオートが代理店を行っており、かなり人気があったようです。
しかしコールとの契約が切れ、日本でも代理店がトミタオートからシライに変更になった頃から、あまり名前を聞かなくなってなっていました。Hartge自体の活動が低迷していたのかというとそうではなく、フランスのカーメーカーから大量のエンジン納入を依頼されたり、ヘルベルト氏の弟がBENZのチューニング(カールソンといえば判るでしょう)を始めたりと、色々と忙しかったようです。それも一段落して、またBMWのチューニングに専念するようですので、これからの活躍に期待しましょう。
社長のヘルベルト氏は、如何にも厳格で頑固なドイツの技術者という感じの人です。なにしろ有名な言葉に「なぜ車の中に木が必要なんだ?木は森にあればいい」というのがあり、現にHartgeにはウッドパーツがありませんでした。
#最近は出ているというような話を聞いたんですが、私はまだ確認できていません。
そういう人の作るものですから、デザインもシンプルで実用的な面に重点が置かれているように感じます。Hartgeのリアスポイラー欲しいんですよ。私はこういうシンプルで実用的なデザインに、心惹かれるんです。
Hartgeの最近の目玉は、エンジンのストロークを伸ばす特許です。その名もずばり「ハルトゲパテント(ハルトゲの特許)」と名付けられた技術は、ブロックとヘッドの間に薄いブロックを挟み、ストロークアップに対応するというものです。
最近のエンジンは、BMWに限らずどこのメーカーでも、軽量化のためボアをギリギリまで拡大しているので、排気量アップのためにはストロークを伸ばすしかありません。しかしストロークアップもブロックの高さに制限がありますから、あまりできません。また無理にストロークを伸ばすと、ストロークに対するコンロッド長が短くなってしまい、コンロッドの角度がキツクなり、ピストンが首振りしやすくなり、好ましくありません。そういう問題を、このハルトゲパテントは解決してくれます。
これと同じものが、実は日本のチューナーからも出ています。BMW用ではなくて国産車用ですけどね。
Hartgeは見た目は地味だけど中身が凄い、というのが好きな方にはお勧めのチューナーです。
2000年6月4日日曜日
【メンテナンス日記】遮熱カバー再び
以前、BMPからK&Nダイレクトエアーフィルタ用の遮熱カバーを買ったのですが、これはあまり効果は感じられませんでした。それで前回の洗浄のときに外してしまったのは、上に書いたとおりです。
で、どうもラジエターからの熱が一番よくないのではないかという気がするんです。そこでラジエターからの熱を遮断するために、ダイエーで買ってきたアルミに薄い断熱材が貼ってある台所のてんぷら油用遮熱カバーで、作ってみました(笑)。
そのままでは薄いので、2つ重ねにして両面テープで貼り合わせました。ラジエター部分は更にそれを2つ重ねています。ラジエターを囲い、更にエンジンからも隔離するように、キノコを囲みました。ボディへの取り付けも両面テープです。走っているうちに落ちないかと心配ですが (^^;;;;、法定速度内では問題ないようです。
赤い矢印のところが吸気の取り入れ口です。ここから流入する空気がラジエターで温められないように、遮熱板を取り回します。
取り付けた結果ですが、効果ありました!流石に渋滞に嵌るとラジエターの熱が伝わってきてしまうようですが、それなりに流していれば大丈夫なようです。2〜3,000回転付近のトルクが太った感じですし、停車中のアイドリングも安定しています。キノコを付けている方はお試しあれ。
で、どうもラジエターからの熱が一番よくないのではないかという気がするんです。そこでラジエターからの熱を遮断するために、ダイエーで買ってきたアルミに薄い断熱材が貼ってある台所のてんぷら油用遮熱カバーで、作ってみました(笑)。
そのままでは薄いので、2つ重ねにして両面テープで貼り合わせました。ラジエター部分は更にそれを2つ重ねています。ラジエターを囲い、更にエンジンからも隔離するように、キノコを囲みました。ボディへの取り付けも両面テープです。走っているうちに落ちないかと心配ですが (^^;;;;、法定速度内では問題ないようです。
赤い矢印のところが吸気の取り入れ口です。ここから流入する空気がラジエターで温められないように、遮熱板を取り回します。
取り付けた結果ですが、効果ありました!流石に渋滞に嵌るとラジエターの熱が伝わってきてしまうようですが、それなりに流していれば大丈夫なようです。2〜3,000回転付近のトルクが太った感じですし、停車中のアイドリングも安定しています。キノコを付けている方はお試しあれ。
【BMW雑記帳】AC SCHNITZER
Schnitzerを続けましたので、今度はAC Schnitzerに行きましょう。
何回も話したように、Schnitzerは商売下手で、販売チャネルをうまく開拓できずにいました。またその頃、ドイツでも有数のBMWディーラーであるコールは、Hartgeとの契約が切れ、新しいチューニングブランドを模索していました。両者の利害が一致し、ブランド名の使用と技術供与の契約を結び、コールは自らのチューニングブランドであるAC Schnitzerを立ち上げることにしたのです。ここで注意して欲しいのは、AC SchnitzerとSchnitzerは、一切資本関係を持たず、純粋にブランド使用の契約関係であるということです。
AC Schnitzerの製品で、Schnitzerが関係しているのはエンジンパーツだけで、その他はAC Schnitzerの独自開発のようです。足回りは関係している可能性もありますが、見た感じでは異なるようです。
足回りは、Schnitzerはビルシュタインとの共同揮発でしたが、AC Schnitzerはザックスです。
またホイールも、SchnitzerはBBSを使用していますが、AC SchnitzerのホイールはOZで製造されています。
まあエンジンだけはSchnitzerだから、よしとしましょう(笑) でもカッコイイんですよね、AC Schnitzerのデザインって。だもんで、心の中では「Schnitzerゆーても名前だけやんけ!」と思いつつも、ペダルセット使ってます(笑)
一応、Schnitzerのチェックが入っているようで、カッコだけなく中身もしっかりして実用的なアイテムが多いです。
何回も話したように、Schnitzerは商売下手で、販売チャネルをうまく開拓できずにいました。またその頃、ドイツでも有数のBMWディーラーであるコールは、Hartgeとの契約が切れ、新しいチューニングブランドを模索していました。両者の利害が一致し、ブランド名の使用と技術供与の契約を結び、コールは自らのチューニングブランドであるAC Schnitzerを立ち上げることにしたのです。ここで注意して欲しいのは、AC SchnitzerとSchnitzerは、一切資本関係を持たず、純粋にブランド使用の契約関係であるということです。
AC Schnitzerの製品で、Schnitzerが関係しているのはエンジンパーツだけで、その他はAC Schnitzerの独自開発のようです。足回りは関係している可能性もありますが、見た感じでは異なるようです。
足回りは、Schnitzerはビルシュタインとの共同揮発でしたが、AC Schnitzerはザックスです。
またホイールも、SchnitzerはBBSを使用していますが、AC SchnitzerのホイールはOZで製造されています。
まあエンジンだけはSchnitzerだから、よしとしましょう(笑) でもカッコイイんですよね、AC Schnitzerのデザインって。だもんで、心の中では「Schnitzerゆーても名前だけやんけ!」と思いつつも、ペダルセット使ってます(笑)
一応、Schnitzerのチェックが入っているようで、カッコだけなく中身もしっかりして実用的なアイテムが多いです。
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