2007年3月25日日曜日

【BMW雑記帳】M3コンセプト

ジュネーブ・ショーでE92ベースのM3コンセプトが発表されたようです。とはいえ、詳細は一切発表されず、外装デザインのお披露目程度だそうで。エンジンが、話題の4L V8かどうかも発表されなかったとか。
そんな段階で何で発表されたのか?IS-Fを意識してか?とザッカーのレポートには書かれていましたが...なかなか出てこないM3待ちの顧客に、「ちゃんと開発しているから、もうちょっと待っててください」というメッセージを送ったのか。

さて、今年もF1開幕となりましたが、我らがBMWザウバーチームは、ハイドフェルドが4位と好ポジションで入賞しました。もう一人のドライバーのクビカはリタイヤですが、リタイア直前には4位を走っていたそうですので、今年は期待できるかも知れません。
しかし昨年のチャンピオン・アロンソは、ルノーからマクラーレン・メルセデスに移籍して、マシン性能が低下して大丈夫か?と思われましたが、2位です。3位には同じマクラーレンのハミルトンが入ってますから、ことしのマクラーレンは速いんでしょうね。
或いはアロンソが、マシン開発のできるドライバーだということでしょうか?引退したシューマッハは、その能力に非常に長けていたそうですが。

[2007/03/28 追記]
エンジンの詳細が発表になりました。
新型BMW M3のV8
M5/6の5L V10から、まんま2気筒カットしたものですね。ボア・ストロークが同じです。


沈黙のフライバイ / 野尻 抱介



野尻氏の作品はハードSFに分類されるようなのですが、ストーリーのノリというか登場人物の軽快さというか、アニメチックでコメディタッチで読みやすい作品に仕上げられています。
そのためか、難解な理論がさらりと語られていて、ハードSFにありがちな「判る人にだけ楽しめる」のではなく、判らない人でも楽しめるものになっていますね。
本書は短編集で、宇宙進出への実現を現実的に語った物語が数編収められているのですが、可能性がありそうな(一部は既に実現されている)ものばかり並んでいて、現実と物語の区別が読み進んでいく内に曖昧になり、知らず知らずの内に作者の罠に引っかかってしまいます。