山田 風太郎 著 講談社文庫
下巻は、秀吉の天下取りから死までを描きます。
上巻がトントン拍子に出世していく英雄の物語ならば、下巻は権力維持に普請する亡者の物語になるでしょう。
信長殺害の主犯が誰かに関わらず、豊臣秀吉の人生は、信長存命中とそれ以後では全く違った物ですから、それがそのまま物語の展開として忠実に反映されているのでしょう。
人は権力を握ると途端に醜くなりますが、この物語はそこが主眼なのでしょうか?
2003年11月22日土曜日
2003年11月20日木曜日
妖説太閤記(上)
山田 風太郎 著 講談社文庫
怪奇歴史小説の大家、山田風太郎氏の描く太閤記。
上下2巻の大作。
この上巻では、秀吉が蜂須賀小六の手下だった15歳頃から、織田信長の死までを描いています。
明智光秀が信長を殺害したのは、秀吉の策略とする説を取っており、小説でこの説を採用するのは珍しいと思います。
しかしながら、非常にうまく設定され、これこそ真実に最も近いのでは?と思わせ、読む物をうまく引きつけてくれます。
これから下巻を読むのですが、この後の展開が非常に楽しみでなりません。
怪奇歴史小説の大家、山田風太郎氏の描く太閤記。
上下2巻の大作。
この上巻では、秀吉が蜂須賀小六の手下だった15歳頃から、織田信長の死までを描いています。
明智光秀が信長を殺害したのは、秀吉の策略とする説を取っており、小説でこの説を採用するのは珍しいと思います。
しかしながら、非常にうまく設定され、これこそ真実に最も近いのでは?と思わせ、読む物をうまく引きつけてくれます。
これから下巻を読むのですが、この後の展開が非常に楽しみでなりません。
2003年11月19日水曜日
SECTION A : the seventh sigh
販売元 ビクターエンターテイメント
発売元 マーキー・インコーポレーティド
デンマークのギタリスト、トーベン・エネヴォンセンが率いるセクションAのデビューアルバムです。
デレク・シェリニアンがゲスト参加しているということで、買ってみましたが、大当たり。
いわゆる様式美ハードロックに近いのですが、楽曲はポップな雰囲気で、それを様式微風にアレンジしたような感じです。
ギターはインギーの影響は見られますが、独特なトーンを持った、しっかりとしたギターを弾いています。
発売元 マーキー・インコーポレーティド
デンマークのギタリスト、トーベン・エネヴォンセンが率いるセクションAのデビューアルバムです。
デレク・シェリニアンがゲスト参加しているということで、買ってみましたが、大当たり。
いわゆる様式美ハードロックに近いのですが、楽曲はポップな雰囲気で、それを様式微風にアレンジしたような感じです。
ギターはインギーの影響は見られますが、独特なトーンを持った、しっかりとしたギターを弾いています。
謎のプレ・アンデス文明は縄文人が作った!?
週刊プレイボーイの記事より
南米で発見された「モホス大平原」の古代遺跡から、日本の縄文土器によく似た土器が発見されたそうです。土器の文様以外にも、縄文遺跡から発掘されるものと酷似した遺跡が発見されているようです。
しかもですね、「南北アメリカ大陸のモンゴロイドのなかでも、アンデス先住民と日本人だけが共通の遺伝子をもつことがわかっている」そうなんですよ。
このモホス古代文明の年代は、ほぼ縄文中期に当たるようで、縄文人が海を渡ってアンデス地方に来ていた可能性が高いようです。
こういうと「そんな昔の人間が、そんな遠くまで航海できるわけない!」と反論が来そうですが、縄文人が船を使って、日本全国や朝鮮半島、中国大陸と船で往来していたことはまず間違いなく、高度な航海技術を持っていたことは十分に考えられます。
縄文時代に世界各地にあった文明は、思われているよりも、かなり高度なんですよ。
南米で発見された「モホス大平原」の古代遺跡から、日本の縄文土器によく似た土器が発見されたそうです。土器の文様以外にも、縄文遺跡から発掘されるものと酷似した遺跡が発見されているようです。
しかもですね、「南北アメリカ大陸のモンゴロイドのなかでも、アンデス先住民と日本人だけが共通の遺伝子をもつことがわかっている」そうなんですよ。
このモホス古代文明の年代は、ほぼ縄文中期に当たるようで、縄文人が海を渡ってアンデス地方に来ていた可能性が高いようです。
こういうと「そんな昔の人間が、そんな遠くまで航海できるわけない!」と反論が来そうですが、縄文人が船を使って、日本全国や朝鮮半島、中国大陸と船で往来していたことはまず間違いなく、高度な航海技術を持っていたことは十分に考えられます。
縄文時代に世界各地にあった文明は、思われているよりも、かなり高度なんですよ。
2003年11月18日火曜日
Rob Rock : Eyes of Eternity
販売元 ビクターエンターテイメント
元インペリテリのボーカリスト、Rob Rockのソロアルバム第2弾です。実際にはソロというよりは、Roy Zとの共作という感じがしますが。
インペリテリの頃から、彼のボーカルが好きだったのですが、このアルバムでも非常に素晴らしいボーカルを聴かせてくれます。
惜しむらくは、ギターがインペリテリと比べるとどうしても落ちてしまうので、もっとうまいギタリストと組めばなぁ、というところでしょうか。
Roy Zのギターはかなりいい線を行ってますが、もう一人がちょっと。
元インペリテリのボーカリスト、Rob Rockのソロアルバム第2弾です。実際にはソロというよりは、Roy Zとの共作という感じがしますが。
インペリテリの頃から、彼のボーカルが好きだったのですが、このアルバムでも非常に素晴らしいボーカルを聴かせてくれます。
惜しむらくは、ギターがインペリテリと比べるとどうしても落ちてしまうので、もっとうまいギタリストと組めばなぁ、というところでしょうか。
Roy Zのギターはかなりいい線を行ってますが、もう一人がちょっと。
2003年11月17日月曜日
Circle II Circle : Watching In Silence
輸入盤で買ったので、どういうプロフィールのバンドが知らないのですが、正統派のハードバンドという感じです。
楽曲、演奏ともかなり良質で、いい曲が目白押しです。
楽曲、演奏ともかなり良質で、いい曲が目白押しです。
Kill Bill
本当はMatrixを観たかったのですが、時間がうまく合わなかったことや待ち時間が半端じゃない(夜8時くらいからのしか空いてない)ことや、連れの子がReloadedを観てないということで、タランティーノ監督の白人任侠映画「Kill Bill」を観てきました。
「Kill Bill」ってどういう意味じゃい?と思ってたんですが、何のことはない、「Billを殺せ」でBillは主人公が命を狙っている人の名前なんですね。
色々と日本を勘違いしている所もありますが、面白いです。楽しめます。
Matrix Reloadedのパロディっぽいワイヤーアクションがあるのですが、時期的にReloadedを観て脚本を書いているはずはないので、偶然でしょうね。
「Kill Bill」ってどういう意味じゃい?と思ってたんですが、何のことはない、「Billを殺せ」でBillは主人公が命を狙っている人の名前なんですね。
色々と日本を勘違いしている所もありますが、面白いです。楽しめます。
Matrix Reloadedのパロディっぽいワイヤーアクションがあるのですが、時期的にReloadedを観て脚本を書いているはずはないので、偶然でしょうね。
2003年11月16日日曜日
【BMW雑記帳】バルブタイミング連続可変
バイク雑誌のモーターショー特集をなにげに立ち読みしていて、目に止まりました。スズキが、バルブタイミングを連続可変する機構を発表していたんですね。
3次元加工したカムを、スライドさせて、バルブタイミングを連続的に可変するという物です。形状のちょっとづつ異なるカムをずらっと並べて、切り替えるような感じですね。アイデアとしては古くからあったと思うのですが、カム軸をずらす機構やカムの3次元加工の問題で、これまで実現されたことはなかったのでしょう。
ショーに出ていたモデルでは、バルブのリフト量も可変するように、カムのプロフィールを決めていたようで、スロットバルブを使わずに吸入量を制御できるようになっていました。BMWのバルブトロニックと比べて、一長一短があるので、どちらがいいとは一概に言えませんが、カム軸が短い−つまり気筒数の少ないエンジンでは、このスズキの機構の方がいいのではないかと思います。
しかし、バルブトロニックといい、今回のスズキの可変機構といい、ハイテク化が進むに連れ、チューナーは益々手が出しにくくなりますね。どちらもカムのプロフィールを変更しようと思ったら、コンピュータのチューニングも含めて大変なことになりますから。そもそもあんな3次元加工をやろうとしたら、とんでもない作業でしょうしね。
3次元加工したカムを、スライドさせて、バルブタイミングを連続的に可変するという物です。形状のちょっとづつ異なるカムをずらっと並べて、切り替えるような感じですね。アイデアとしては古くからあったと思うのですが、カム軸をずらす機構やカムの3次元加工の問題で、これまで実現されたことはなかったのでしょう。
ショーに出ていたモデルでは、バルブのリフト量も可変するように、カムのプロフィールを決めていたようで、スロットバルブを使わずに吸入量を制御できるようになっていました。BMWのバルブトロニックと比べて、一長一短があるので、どちらがいいとは一概に言えませんが、カム軸が短い−つまり気筒数の少ないエンジンでは、このスズキの機構の方がいいのではないかと思います。
しかし、バルブトロニックといい、今回のスズキの可変機構といい、ハイテク化が進むに連れ、チューナーは益々手が出しにくくなりますね。どちらもカムのプロフィールを変更しようと思ったら、コンピュータのチューニングも含めて大変なことになりますから。そもそもあんな3次元加工をやろうとしたら、とんでもない作業でしょうしね。
Tony Franklin : WONDERLAND
フレットレス・ベースの名手、Tony Franklinのソロアルバムです。
元ベーシストの私は、ベーシストのソロアルバムというだけで買ってしまう習性があります(笑)が、このアルバムもその習性により買ってしまいました。
ベーシストのソロアルバムですが、ベースが全面に出ているわけではなく、ポップなメロディのハードロックアルバムで、優れた楽曲が立て続けに流れてきます。
特に今回はボーカルのScott Kailが非常にいいです。
元ベーシストの私は、ベーシストのソロアルバムというだけで買ってしまう習性があります(笑)が、このアルバムもその習性により買ってしまいました。
ベーシストのソロアルバムですが、ベースが全面に出ているわけではなく、ポップなメロディのハードロックアルバムで、優れた楽曲が立て続けに流れてきます。
特に今回はボーカルのScott Kailが非常にいいです。
ヘウレーカ
岩明 均 著 白泉社刊
「寄生獣」で異才を放った岩明氏が描く古代ローマとカルタゴの戦争物語。
連載期間が短かったせいか、テーマが歴史物語のでしか、これまでの作品に観られる光るようなアイデアには乏しいように感じます。
とはいえ、純粋な歴史物語としては、面白いです。
「寄生獣」で異才を放った岩明氏が描く古代ローマとカルタゴの戦争物語。
連載期間が短かったせいか、テーマが歴史物語のでしか、これまでの作品に観られる光るようなアイデアには乏しいように感じます。
とはいえ、純粋な歴史物語としては、面白いです。
7つの金印
明石 散人 著 講談社刊
希代の異才天才と表される明石氏の、日本の歴史の裏側を推理する物語。
江戸時代に発見されたとする「漢委奴国王」金印を中心として、卑弥呼の「親魏倭王」、足利義満と豊臣秀吉の「日本国王之印」の4つの金印についての謎を説く物語。
いつもながら、豊富な資料とテンポのよい展開で、読み手を瞬く間に明石ワールドに引きずり込んでしまいます。
4つの金印の物語なのに、タイトルが「7つ」なのは何故かが、この物語の主眼になります。
希代の異才天才と表される明石氏の、日本の歴史の裏側を推理する物語。
江戸時代に発見されたとする「漢委奴国王」金印を中心として、卑弥呼の「親魏倭王」、足利義満と豊臣秀吉の「日本国王之印」の4つの金印についての謎を説く物語。
いつもながら、豊富な資料とテンポのよい展開で、読み手を瞬く間に明石ワールドに引きずり込んでしまいます。
4つの金印の物語なのに、タイトルが「7つ」なのは何故かが、この物語の主眼になります。
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