2013年6月24日月曜日
【くるまのおと】モーターファン別冊 ニューモデル速報 インポート No.29 Volkswagen Golfのすべて
40年前にGolfが発売になって以来、このクラスに参入するメーカーが徐々に増えていき、今ではBenzですらClass Aを投入するまでになり、欧州メーカーの激戦区になりました。
現在欧州でこのクラスの一番人気はFord Focusらしいですが、世界的にはGolfが人気で、特に日本ではFocusは一時発売をしていなかったくらいに人気がなく、Golfの圧倒的な一人勝ちです。まあ日本ではBMW 1シリーズとMINIがGolfに続く人気を誇っていますが。
このクラスで選ぶなら、確かにGolfが一番なんですよね。品質と性能と価格を比較していけば、一番バランスが取れているのがGolfなんで。
圧倒的な販売量を背景に、先進的な設計と製造が一体化したMQBと呼ばれるモジュール化によって、最高の性能を最低のコストで実現する体制をVWグループは完成させてしまいました。
他のメーカーが果たしてこれに追いつけるかどうか。
BENZはClass Aのプラットフォームを、Class Bと共用にし、更にRenaultや日産、VOLVOと共用にすることでコストダウンを図っているようですが、同じメーカー/グループで共用を行うのと別メーカー間で行うのとでは、やはり融通の度合いが全然違いますから、Volkswagenの有利さは動きません。
Golfに不利な点があるとすれば、そのデザインとキャラクタでしょうね。
Golfのデザインは多くの人に親しまれるようなデザインになっている反面、特徴がなく個性に乏しい、単純にいえばつまらんデザインなんですよね。
クルマとしてのキャラクタも同じく没個性。
万人に好まれるようにそうなっているんだから、仕方ないというか当たり前ですわな。
それがGolfのキャラクタでありデザインなんだから。
単純に各項目を並べて比較していくと、Golfが候補として残るんですが...尖った(でも尖りすぎていない)個性を持ったクルマが欲しい私としては、安パイ過ぎてつまらんという結論になってしまうんですけどね。
2013年6月23日日曜日
安土城の幽霊 「信長の棺」異聞録 / 加藤廣
加藤氏の代表作「信長の棺」3部作の外伝となる短編3作を収めた短編集です。
この方の文章はやたらと説明くさいのに内容がすっと頭に入ってくるという不思議な文章で、あっという間に読み切ってしまいました。
3部作を読んでいないと意味が判らない部分が多いので、まずは以下のを全て読んでから、こちらを読むことをお薦めします。
信長の棺〈上〉 (文春文庫)
信長の棺〈下〉 (文春文庫)
秀吉の枷〈上〉 (文春文庫)
秀吉の枷〈下〉 (文春文庫)
明智左馬助の恋〈上〉 (文春文庫)
明智左馬助の恋〈下〉 (文春文庫)
空白の桶狭間 (新潮文庫)
GATACA / フランク・ティリエ
GATACA(下) (ハヤカワ文庫NV)
フランスの新進作家さんらしいですが...翻訳の問題なのか、妙に文章が読みにくいです。
ストーリーは結構面白いのですが、状況説明がくどくて読んでパッとその場の状況が頭に思い浮かばず、理解するのに暫く時間が掛かるのでストーリーに入り込みにくいのですよね。
そのくせ場面の転換が頻繁にある(主人公が2人で、その2人の進行の説明が頻繁に入れ替わるのです)のに、切り替わった説明がなく節の切り替わりを示す空白行があるだけなんで、頭を切り換えるのにまた時間が掛かると。
主人公がこれ以前に活躍するシンドロームE(上) (ハヤカワ文庫NV)
同じタイトルの映画(ガタカ [DVD]
遺伝子をテーマにしているという点が同じというくらい。
ここで述べられている遺伝子の話はまあまあ面白かったですが、そのために読むほどのものでもなかったです。
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