2012年1月28日土曜日

UNBREAKABLE / Primal Fear



鋼鉄の鷲軍団が放つ、3年振りのアルバム。
不変のPrimal Fear節ですが、ギターに名手Alex Beyrodtが加入して、ツイン・ギターの切れ味がより増したような気がします。

Raise your fist - walk with me though the fire.
Come with me through heaven and hell.

タイトルチューンであるUnbreakableでのRalphの歌声が、この混迷する世界に迷える我々を引っ張って行ってくれるような力強さがあります。
ええ、アルバムやぁ。
HR/HMが好きなら、迷わず買いです。



しかし、Alexのソロ・プロジェクトであるVoodoo Circleは、一体どうなるんだろうか?
と思ったら、去年2ndアルバムがリリースされているやん!
見落としていたらしい (-_-;;; 早速ポチらねば。

ブロークン・ハート・シンドローム

2012年1月26日木曜日

IGNITION / UNISONIC



ジャーマン・メタルの重鎮、Kai HansenとMichael Kiskeを中心に結成されたユニットです。
日本では既にラウド・パーク出演しているようですね。
3月にフルレンス・アルバムがリリースされるそうですが、その中から正式リリース版2曲とデモ版1曲に、先のラウド・パークでのライブ1曲の計4曲をパック。
個人的にはデモ版の1曲がめちゃ好みです。
しかし3月にフルレンスが出るのなら、それを待てばよかったな (-_-;;

2012年1月24日火曜日

The THIRD CAGE / DARIO MOLLO - TONY MARTIN



イタリアのミュージシャン・プロデューサーで、超絶技巧派ギタリストのDario Molloと、元Black SabbathのヴォーカリストTony Martinのコンビが、9年振りにアルバムをリリースしました。
Darioは、元々イタリア国内を中心に活動していて、日本での音源リリースはこのプロジェクトと、Glenn HughesとのVoodoo Hillくらいしかないので、活動しているのかどうなのかが判らないのは仕方がないですが。
Tonyの方は、ソロ・プロジェクトの噂が雑誌に数回程掲載されたこともありましたが、結局アルバム発売までには行き着かなかったのか、日本でのまともな音源リリースは9年振りになるんじゃないでしょうか。
Tony Martin時代のBlack Sabbathの人気がなかったとはいえ、あのYMJが「世界一、唄が上手い」と褒めるくらいの実力ヴォーカリストである彼が、まともな活動をしていなかったというのは不思議で仕方ありません。

今回のアルバムでも、Darioの超絶ギターとTonyの小節の利いた歌声は健在で、曲も70年代後半の様式美ハードロックが好きな人なら、思わずにやりとしてしまうことでしょう。
最近こういうまともな様式美HRは少なくなったからね。中世の世界に行ってしまったマエストロが好きな方は、本当に必聴です。
聞いていて、仕舞い込んでいた1stと2ndを引っ張り出して来て、iTunesで取り込んでiPhoneに一緒に入れてしまいました。

それにしても、このコンビの1stアルバム「The Cage」(既に廃盤らしい)は、アルバム名も、プロジェクト名も「The Cage」。
2ndは、アルバム名が「The Cage 2」で、プロジェクト名が「Dario Mollo and Tony Martin」。
そして今回のはアルバム名が「The Third Cage」で、プロジェクト名は「Mollo / Martin」と、iTunesで表示されるんですよね。
お陰で別々の処に表示されてます(苦笑)。

ちなみにこのアルバムのリリースはB!誌の巻末の新作紹介で知ったのですが、輸入盤の方で紹介されていて、その時にはAmasonでも輸入盤しか予約受付してなかったので、輸入盤の方を買ったのですが、今検索したら2月1日に国内盤が発売になるそうです。
ボーナストラックがあるかどうかは知りませんが。
国内盤はこちら↓
ザ・サード・ケージ

2012年1月23日月曜日

ニホン車のレシピ / 牧野茂雄



氏のモーターファン・イラストレィテッド連載コラムを大幅に加筆修正して1冊に纏めたものです。
連載に書いてないことだらけで、加筆修正というレベルを超えていると思いますが。

読んでいて色々と目から鱗な話のオンパレード。
エア・バッグが火薬を使用するので、お役所が頑として車への装着を認めなかったのが、ベンツが文句付けたらあっさりと解禁になったとか。
(日本メーカーは本社を海外に移せば、お役所はあっさりと認可するんじゃないだろうか?)

部品メーカーは20年以上前に生産中止になった製品の金型や図面を残していて、1個の注文でも製造してくれるとか。
(昔々、イギリスだとメーカーに在庫がない部品でも、部品メーカーが作って売ってくれるという話を聞いたことがあって、羨ましく思ったことがありますが、実は日本でもそうだったと。旧車マニアは、ディーラー通さないで、部品メーカーに直接お願いすればよさそう)

こういうのを読むといつも思うのですが、日本の製造業を駄目にしているのは、お役所とか大メーカーの上層部の連中で、メーカー自体はまだまだ高度な技術とノウハウを持っているのですよね。
それを台無しにするのは、いつの時代も、現場を知らないで偉ぶることしかできない連中と。

2012年1月22日日曜日

【ZEISSコラム】D3SにRollei Planar HFT F1.8/50mmを付けてみる

ということで、試写してきました。
無限遠はバッチリと出ていて、フォーカスリングを無限遠に回しきったところで、ピタリと無限遠にピントが合うという見事な調整がされていました。
マニュアルフォーカスのレンズでは、まあ当たり前のことなのですが、マウント改造品だとこれをキチンと合わせる手間がされているかどうか心配だったのです。
オートーフォーカスレンズだと、オートフォーカス機構との兼ね合いで、ピントリングを回しきると無限を越えてしまいますしね。

無限遠の作例。
雨上がりでちとガスっていて、コントラストが低めになっています。
レンズがフレアっているわけではありません。

最短はこちら。
意外とあっさりとした色になっています。

構成枚数はYashica/CONTAXのPlanar T* F1.7/50mmと同じ6群7枚ということなので、同じ設計なのかなとも思ったのですが、1972年のシンガポール製Rolleiカタログ(を掲載したとある本)を見ると、同じ6群7枚でも全く構成が異なっており(Y/Cは前群が3枚、Rolleiは前群が4枚)、最短もかなり異なる(Y/Cが60cm、Rolleiが45cm)ため、全く別設計のレンズのようです。

Rollei HFT F1.8/50mmの作例はこちら