2013年10月9日水曜日

【ZIESSコラム】APS対応レンズがTouitなら35mmフルサイズ対応はOtusだ!

Otus 1.4/55 – the perfect SLR standard lens

ということで、これまでZF/ZEシリーズとして発売されてきたレンズ群は、今後 Otus と呼ばれることになるようです。
更に構成レンズエレメントの半分が異常分散レンズで色収差を徹底的に取り除いた、これまで Distagon T* F1.4/55mm ZF.2/ZE と呼ばれていたレンズは、
Otus 1.4/55 APO-Distagon ZF.2/ZE T*
という名前になるようです。
とはいえ、鏡胴には"Otus 1.4/55"、レンズ正面枠には"Apo Distagon 1.4/55 ZF.2 φ77 T*"となっており、これもTouitと同様なダブルネーム表記になってます。
まあOtusとかTouitの方で呼ぶ人はあまりいないと思いますけどね。

それにつけても、これまでApoの名称をなかなか使わなかったCarl Zeissですが、Apo Sonnarに続いてApo Distagonの名称を使い、Apoの安売り状態のようになってますね。
まあ実際にApoを付けるに相応しい色収差と非点収差、球面収差を誇っているのだから、当然か。
というか、Carl Zeissでもやっとここへ来て、異常分散レンズが多用できるくらいに低コスト化して、各収差を徹底的に取り除く設計方法が確立できたということでしょうか。

しかしやばいなぁ、Apoなんか付けられたら値段が50万円でも買ってしまいたい欲望がもたげて来るじゃないですか。
特に50mmのレンズで気に入ったのが、今は手元に皆無(何本か持ってますが、どれも何かが不満)なので、こういう完璧なレンズが欲しいんですよね。
あ〜、書いてたら本当に欲しくなってきた。

(2013/09/10 21:30追記)
Carl Zeiss公式サイトに性能表が掲載になっていました。

Otus 1.4/55 As far as the eye can see

カタログ(PDF)

性能表(PDF)

MTFがApo Sonnar 2/135にそっくりで更に値が高くなってます。
あの映りが標準焦点域で得られるというのか...。