第3巻では仏教とギリシャ神話という多神教についての考察です。
ギリシャ神話は多神教ですが、キリスト教という一神教に駆逐されてしまいました。
#ついでに古代ギリシャ文明を築いた人々も、キリスト教を信奉するローマ帝国に滅ぼされましたが。
対してインドでは仏教こそほぼ壊滅状態ですが、その元になった多神教であるヒンズー教が根強く残り、キリスト教国である大英帝国の支配に対しても屈せずに残り続けています。
#大英帝国はインド人を滅ぼしたりはせずに、絞り取るために生かし続けたのですけどね。
その違いはどこにあるのかを考察されています。
それにしても、今のギリシア国の自称ギリシア人は、古代ギリシャ文明には何も関わりがないのに、丸で自分達の祖先が偉大なる古代ギリシャ文明を産みだしたかのような振りをしているのは、どうなんだろうか?
近代オリンピック復活の時には、キリスト教徒である現代ギリシア国民は「そんな邪教の祭典を行うなど、とんでもない」と拒否したそうですが、今ではすっかりそんなことなど忘れてしまったんでしょうね。
インドも仏教発祥の地と言われていますが、お釈迦様が生まれたのは現在のネパール国領土になっており、インド人というのは間違いです。
お釈迦様の思想はヒンズー教がベースになっているから、文化的にはインドなんでしょうけどね。