2011年2月5日土曜日

安土城の幽霊 / 加藤廣



副題に『「信長の棺」異聞録』とあるように、織田信長〜豊臣秀吉〜徳川家康についての中編3編が収められています。
信長の棺シリーズを気に入ったからなら是非ご一読をお勧めします。

しかし、加藤氏は、史実についての細かいディテールに拘ると思っていたのですが、服部半蔵が徳川家康の子供の頃から忍びとして使えていた一族の首領となっているのは...服部家が松平家に古くから忍びとして仕えていたのは確からしいのですが、半蔵の一族とは別の服部家だったはずで...。

2011年2月3日木曜日

未来のつくりかた Audiで学んだこと / 和田 智



最近のAudi車といえば、フロントのシングルフレームなラジエターグリルの、大口開けた顔を思い浮かべますが、そのシングルフレームをデザインしたのが、この本の著者である和田さんです。
車のデザインというと、外側の皮を描くだけ、のように思う方が多いのですが、実際にはもっと幅広いことまでを含めて描かないといけないのです。
日産からAudiに移られ、今は日本で独立デザイナーとして活躍されていますが、これからは日本社会をデザインするプロジェクトを進めていかれるそうです。
本書の冒頭で、氏がAudiに移った時に、ヴァルター・デ・シルバ氏から薫陶を受ける場面が書かれています。そして氏が得たことは「デザインとは、過去と今、そして未来をつなげること」だとか。
蓋し名言です。
デザインだけではなく、全ての物作りや事造りに共通する言葉ではないでしょうか。

2011年2月1日火曜日

ギターシンセは断念

夏にギターシンセ用のRoland GK-3を買ってあったのですが、結局ギターシンセは断念しました。
ベース用のGK-3Bの方は、取り付け後特に問題なく(ちょっと速めに弾くと信号を拾ってくれないけど)、音を拾えていたのです。
が、ギター用のGK-3は、どうもうまく信号を拾ってくれません。デバイデッド・ピックアップと弦の間隔も非常にシビアに調整が必要なのですが、それでも各弦の音量がうまく一定にならないし、鳴っている途中で信号が途切れがちになるのです。なんかなぁ。
これでまともに鳴らす努力をするよりは、MIDIキーボードの練習をした方がマシなので、諦めました。
ベースの方は、まだ使いようもあるので、暫くは使い続ける予定です。

激変¥1,000円 DO IT YOUR SELF



雑誌GIGSに連載されている「激変¥1,000円」を1冊にまとめたものだそうです。雑誌は読んだことないのですが、エレキギターのメンテナンスについても書かれていて、面白そうなので買ってみました。
何より、この手のMook本って値段が1,500円とか2,000円くらいするのが殆どなのですが、これは1,000円!(+消費税50円)なのが、タイトルに合わせてあるにしても粋な感じがしたこともあります。
ライトなカスタマイズから、かなりへヴィな改造まであります。自分のギターに個性を持たせたい!と思っている方は、必読ですよ。