2018年3月30日金曜日

Raised on Rock / Alex Bayrodt's Voodoo Circle



Sinnar, Rrimal FearのギタリストAlex Bayrodtが、様式美Hard Rockをやるために結成したユニットVoodoo Circleの5枚目アルバムです。
1枚目、2枚目は日本でも発売されたのですが、売れ行きが芳しくなかったのか3枚目、4枚目は日本では未発売。
今回の5枚目は何故か日本でも発売になりました。
ヴォーカルが替わったせいでしょうかね?
前の4枚は、Pink Cream 69のDavid Readmanがヴォーカルでしたが、今回はHerbie Langhansという人ですが、経歴では私の知らないバンドにいたそうで、よくわからんです。
キーボードは、3〜4枚目で弾いていた人みたいですが、何故か今回は正規メンバーではなくサポート扱いになってるし。

Alexの独特のビブラートの効いたギタープレイは相変わらずですし、Matのゴリゴリベースも相変わらずのHeavyなサウンドを聴かせてくれます。
楽曲も、今まで以上に歌メロを重視している感じで、サビの効いた美しいメロディの曲が多いです。

砂の王宮 / 楡 周平



日本にスーパーマーケットを持ち込んだ中内さんがモデルのようですが、西武百貨店の堤さんとか、他の流通業界の偉人達をまとめて一人の人として物語を作っている感じです。
スーパーマーケットができたために、近隣の商店街が壊滅になったところもあるかも知れませんが、逆に客が集まってくることで活気が戻った商店街もあります。
私の自宅近くなどは、ダイエーは潰れて跡地がマンションになっていますが、近隣の駅前商店街は店舗が入れ替わりながらも今でも繁盛しています。
日本一長い天満橋商店街なども、いついっても活気に溢れていますし、高度成長期の頃はともかく、今では安いだけでは消費者は動かないんですよね。
モノよりもコトの時代といわれて久しいですが、賑わっているところには、色々と面白いコトが揃っているのは間違いないです。

2018年3月28日水曜日

神の時空 三輪の山祇 / 高田 崇史



シリーズ第4弾が文庫化されました。
4巻目だけど、物語の中では1巻目から4日しか経過してません。
物語内の時間の進み方を考えると、恐ろしいくらいの速度で登場人物は移動しまくっていることになりますが…気にして計算なんかしたらあかんのやろね。

今回は三輪山の大国主命がテーマ。
三輪神社には、昔々1度だけ前を通ったことがあるのですが、お参りはしていません。
その頃は三輪山の由来とかは全然知らなかったし。

大物主命と大国主命は、同体とされていますが、以前からこれは???と思っていたのですよね。
似たような名前の神様をごっちゃにしとらんか?という気がして。
そのことを本書は解決してくれました。
が、今度はニギハヤヒ命の謎が出て来る…。