2014年9月6日土曜日
強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く / 大栗博司
大栗先生の著書第2弾です。
タイトル通り、本書では強い力と弱い力を判りやすく解説され、そこから更にヒッグス粒子とはないかというのを、これまた判りやすく解説されています。
ヒッグス粒子に他の素粒子が当たって抵抗になるから質量が生じる、という解説が専門誌でもまかり通っているのですが、これは完全に誤った理解による誤った解説ですな。
そんなんで質量が発生するのか?という違和感というか疑問がずっと頭を離れなかったのですが、本書を読んで違和感があって当然なのことが理解できました。
だって、そんな解説が出鱈目なんだもの(苦笑)
そんな説明だと、質量のあるのもが動き始めたらずっと動き続けて力を与えない限り止まらない現象の説明が付かないわけ。
ヒッグス粒子が、素粒子が進む抵抗になっているんなら、素粒子の速度がどんどん遅くなって最後には止まってしまうよね。
強い力と弱い力についても、性質については一応理解していたつもりなのですが、じゃあ実際にどんなもんよとなるとさっぱりで。
本書を読んでもまだ判らんことだらけなのですが、これ以上を理解しようとすると、世界でも最高レベルの数学力が必要なので、諦めることにします(笑
LIVE THE 1971 TOUR / GRAND FUNK RAILROAD
今ではもう知っている人は、当時からのファンだけになってしまてるでしょうね。
1970年にLive Album
世界デビューのライブアルバムは、HR/HMの元祖といわれてもいいくらいの大迫力の演奏で、私は今でもこのアルバムをiPhoneに入れてちょくちょく聴いているくらいです。
が、その後ポップな曲が大ヒットし、キーボードを加入して4名体制になると、Pop Rock路線に変わってしまいます。
そのポップ路線でも売れ続けたので、初期のHeavyなサウンドと迫力あるライブは観られなくなってしまい、80年代に入る頃には売れなくなり解散。
初期のライブ音源が大量に出ていてもおかしくないのですが、何故か最初に発売されたものと、キーボードが加入してポップ路線になってからの2枚しかありませんでした。
本アルバムがAmazonのお薦めに出て来て、しかもまだサウンドがHeavyな3名体制の全盛期の音源ということで、速攻でポチりました。
が、しかし....この音源のマスタリングしたやつをぶん殴ってやりたい (-_-#
マスターテープの再生速度が合ってないやないかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
再生速度が早回しになってやがって、ピッチが高くテンポが速い。
マークさんのMCの声も妙に甲高い。
折角の秘蔵音源が台無しです。
NYでの4曲はまだまし(だけど微妙にピッチ高いから数%レベルで再生速度が速いと思われる)だけど、他のはあからさまに再生速度が速くて、聴いていてイライラしてしまいます。
ああ、まったく今時のレコーディングエンジニアの耳ってこんなレベルなのかよ。
2014年9月2日火曜日
【ZIESSコラム】Loxia登場
Loxia 35mm
Loxia 50mm
Touit、Otusに続いて登場したZeissのシリーズ名はLoxiaとなりました。
「Loxia(ロキシア)とは、ラテン語でスズメ目アトリ科に分類されるスズメよりやや大きな鳥「イスカ」のこと」
だそうです。
(引用元: DC Watch 「カールツァイス、フルサイズEマウントレンズを海外発表」
SONY α7シリーズのFEマウント対応ですが、マニュアルフォーカスです。
動画撮影用に絞りのクリックを外すことができるようになっています。
50mm/F2は、CONAX Gの45mm/F2や、ZM 50mm/F2に似た構成のPlanarです。
MTFも似た特性ですが、GでもZMでもは周辺で急激な落ち込みがありましたが、Roxiaでは周辺でも高い値を保っています。
また像面湾曲が非常に少なく、中心からの距離22mm辺りでGもZMもが-1.3%程度ありましたが、Loxiaは-0.3%です。
また最短撮影距離が45cmと、通常の一眼レフ用50mm並に寄れますので、GやZMよりも使いやすいです。
35mmはZMにもBiogon 30mm/F2があり、レンズ構成も似た感じですが、ちょっと異なっています。
MTFも似た感じです。
像面歪曲もZMと同じく-0.1%程度と非常に優秀で、ほぼ平面といえるくらいです。
最短が0.3mなので一眼レフ用のZF/ZEのDsitagon並になっており、ZMの0.7mよりも格段に寄れます。
35mmは第一面のレンズが、異常分散ガラスで非球面にするという、他には例のない構成になっています。
生産性の高さから非球面は金型でプレスするモールドレンズ製法を使用しますが、異常分散ガラスでモールドレンズを歩留まりよく作るのって難しいんじゃないのかな?
いずれにしてもCarl Zeissらしい性能を誇るものになっていると思います。
価格を聞くのが怖いけど、リーズナブルな値段なら買いたいですな。
Loxia 50mm
Touit、Otusに続いて登場したZeissのシリーズ名はLoxiaとなりました。
「Loxia(ロキシア)とは、ラテン語でスズメ目アトリ科に分類されるスズメよりやや大きな鳥「イスカ」のこと」
だそうです。
(引用元: DC Watch 「カールツァイス、フルサイズEマウントレンズを海外発表」
SONY α7シリーズのFEマウント対応ですが、マニュアルフォーカスです。
動画撮影用に絞りのクリックを外すことができるようになっています。
50mm/F2は、CONAX Gの45mm/F2や、ZM 50mm/F2に似た構成のPlanarです。
MTFも似た特性ですが、GでもZMでもは周辺で急激な落ち込みがありましたが、Roxiaでは周辺でも高い値を保っています。
また像面湾曲が非常に少なく、中心からの距離22mm辺りでGもZMもが-1.3%程度ありましたが、Loxiaは-0.3%です。
また最短撮影距離が45cmと、通常の一眼レフ用50mm並に寄れますので、GやZMよりも使いやすいです。
35mmはZMにもBiogon 30mm/F2があり、レンズ構成も似た感じですが、ちょっと異なっています。
MTFも似た感じです。
像面歪曲もZMと同じく-0.1%程度と非常に優秀で、ほぼ平面といえるくらいです。
最短が0.3mなので一眼レフ用のZF/ZEのDsitagon並になっており、ZMの0.7mよりも格段に寄れます。
35mmは第一面のレンズが、異常分散ガラスで非球面にするという、他には例のない構成になっています。
生産性の高さから非球面は金型でプレスするモールドレンズ製法を使用しますが、異常分散ガラスでモールドレンズを歩留まりよく作るのって難しいんじゃないのかな?
いずれにしてもCarl Zeissらしい性能を誇るものになっていると思います。
価格を聞くのが怖いけど、リーズナブルな値段なら買いたいですな。
2014年8月31日日曜日
LUCY
LUCY
愛しのScarlett Johansson様主演となれば観ないわけにはいきません。
ということで観に行って来ました。
結構前人気も高かったせいか、混んでました。
でも何故かいつも行く映画館では上映しないので、別の映画館に行ったんですけどね。
それはともかく、ストーリーはめちゃくちゃです。
SFにすらなってないレベル。
それでもリュック・ベッソン監督なので、スピード感溢れる画面展開は楽しめます。
カー・アクションがかなりえぐいです。
R12指定なので、Scarlett様がお脱ぎになるのかなと思ったら、どうやら殺人シーンが多いのと動物の交尾映像が出てくるのが指定原因だったようで、特にセクシーなシーンはありません。
1シーンだけ下着姿があるけど、セクシーなシーンではないです。
最初の舞台が香港なのですが、何故かそこのコリアン・マフィアが登場します。
普通ならチャイニーズ・マフィアだと思うんですが、世界的にはコリアンの方がチャイニーズよりも悪っぽい印象があるんでしょうかね?
まあScarlett様が好きな方なら観に行く価値はあると思いますが、そうでなければ...観ても観なくてもいかなって感じです。
映画評では続編もあるか?となっているけど、それの続編って、ストーリーが構築できるんかな?
Scarlett様抜きでなら、LUCYが科学者達に残したデータを元に...って感じでいくらでもやりようがあるんだけど。
愛しのScarlett Johansson様主演となれば観ないわけにはいきません。
ということで観に行って来ました。
結構前人気も高かったせいか、混んでました。
でも何故かいつも行く映画館では上映しないので、別の映画館に行ったんですけどね。
それはともかく、ストーリーはめちゃくちゃです。
SFにすらなってないレベル。
それでもリュック・ベッソン監督なので、スピード感溢れる画面展開は楽しめます。
カー・アクションがかなりえぐいです。
R12指定なので、Scarlett様がお脱ぎになるのかなと思ったら、どうやら殺人シーンが多いのと動物の交尾映像が出てくるのが指定原因だったようで、特にセクシーなシーンはありません。
1シーンだけ下着姿があるけど、セクシーなシーンではないです。
最初の舞台が香港なのですが、何故かそこのコリアン・マフィアが登場します。
普通ならチャイニーズ・マフィアだと思うんですが、世界的にはコリアンの方がチャイニーズよりも悪っぽい印象があるんでしょうかね?
まあScarlett様が好きな方なら観に行く価値はあると思いますが、そうでなければ...観ても観なくてもいかなって感じです。
映画評では続編もあるか?となっているけど、それの続編って、ストーリーが構築できるんかな?
Scarlett様抜きでなら、LUCYが科学者達に残したデータを元に...って感じでいくらでもやりようがあるんだけど。
重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る / 大栗博司
大栗先生の最新刊大栗先生の超弦理論入門 (ブルーバックス)
本書は先生の一般向け著書としては初めてのものなのですが、これも非常に判りやすく書かれています。
アインシュタインが相対性理論を提唱したのは、光速が常に不変であることを説明するためです。
これまで読んだ書籍では、この光速不変というのは、光速を測定する実験結果で常に光速が同じになることから出て来ているように書かれていた(或いは私にはそう解釈できた)のですが、大栗先生によればマックスウェルの電磁理論方程式(有名なマックスウェルの方程式)を解くと光速が不変という解が出てくるのだそうで、理論が先で実験が後なんですね。
こんな基本的なことを今まで知らなかったというのが恥ずかしいというべきなんでしょうけど、いやどう思い起こしてもこれまで読んだ解説書には光速測定実験とマックスウェルの方程式の関係ないんか全く書かれていなかったよなという思いが強いです。
マクスウェルの方程式やアインシュタインの相対性理論が、次元の影響を受けなくて、3次元空間だけではなくて、4次元でも5次元でももっと高次元でも成立するという話も初めてです。
超弦理論が優れているところは、適用できる次元が1つだけで他の次元では成立しないことだそうで、そのことが我々の宇宙が3次元空間+1次元時間の理由を解く鍵になるということも初めてです。
相対性理論は一般人には非常に胡散臭いのですが、GPSでの位置計算では相対性理論によるズレを補正する必要があります。
そのこと自体は前に聞いたことがあったのですが、大栗先生は何がどういう理由でどれだけズレでどうなるかを、キチンと具体的に数値をあげて説明してくれています。
補正しないと12km位置がずれると。
つまり実際に相対性理論は(少なくともその方程式による計算は)正しいことが、既に確認されています。
いやほんと目から鱗の連続です。
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