2007年6月25日月曜日
傭兵代理店 / 渡辺 裕之
作者は広告関係の方だそうで、本作がデビュー作ということです。ちょっと説明臭い箇所が散見されますが、でも日本ではこういうテーマはきちんと説明を書かないと判らない人がほとんどなので仕方がないですね。それを考慮すれば、デビュー作というのが信じられない安定した読みやすい文章とストーリー運びで、楽しみながら読めました。
日本人でも海外の軍隊で傭兵として活躍している人は意外と多いのです。特殊部隊の教官をしている程の人も何人かおり、現在は作家として人気を博している方もおられます。たぶん、主人公はそういう実在の人をモデルにしているのでしょうね。
2007年6月24日日曜日
domino effect / GOTTHARD
名前はよく聞くのですが、今まで聴く機会がありませんでした。今回、行き付けのCD屋さんの試聴機に入っていて、聴いてみたらなかなか素敵なサウンドが耳に飛び込んできたので買ってみました。
正統派ハードロックといってよいと思いますが、正統派過ぎてこれがGOTTHARDという個性が見いだせません。かといって、他のバンドのパクった感じもしないので、その正統派的なところが個性なのかも。
パクった感じはしないけど、どこかのバンドに似ているような気がしていて、気が付いたのがヴォーカルの声とか歌い方がFear WarningとかDreamtideに似てるなと。似てるのはヴォーカルのスタイルだけなので、バンド全体としては別物ですけどね。
ベテランらしく安定した演奏で、楽曲のレベルも高いです。ギトギトなHR/HMではありませんが、落ち着いたHRを楽しみたい方にはお奨めです。
【BMW雑記帳】くるまんが3
発売になりました。
で、BMWネタはないのですが、気になる記事がザッカーに載っていたので、そのお話を。
今度のスバル・インプレッサはかなり好評のようで、秋に出るという噂(というかメーカーも認めているから確定情報ですね)のSTIが期待されます。そのSTIの実験部を取り仕切っている方のインタビューがあります。
その中で「溶接したばかりのボディをすぐに組み立てずに工場内で寝かすのがいいと言っても信じる人は誰もいないでしょう?でも欧州の自動車メーカーは本当にホワイトボディを寝かしているらしいんです」との件があります。これは「物理や化学、そして常識では解明できないこと」と言われているのですが、これを読んでSTIへの関心が一気に凋みました。
この現象は金属工学的に時硬化性といって、金属を溶接した直後は強度が落ちており、時間が経つに連れて強度が回復する現象で、割と知られたことのはずなのです。特にアルミなどは溶接してから強度が出るまで、1週間くらい掛かります。鉄だと溶接して温度が下がれば、その時点でかなり強度が出ているので、普通はあまり気にしないのですけどね。
で、その強度が落ちている状態で組み付けてしまうと、弱いところが引っ張られて伸びてしまって...ということが起きるのです。
バイクがアルミフレームになり始めた頃に、スズキの技術の方が「溶接してすぐのフレームにエンジンを載せると落ちてしまうんです。そのため3日間置いて強度がある程度出てからエンジンを載せてます」ということをおしゃってました。鉄ならエンジンを載せても落ちることはないですけど、極僅かながらも溶接部分が伸びて、微少なクラックを発生させてしまう可能性もなくはありません。
溶接に限らず、鋳物とか鍛造とかプレスなどのように無理矢理に熱や力を加えて変形させた場合、金属は元の形に戻ろうとする力が働きます。結晶構造が歪んでいるため、縮んでいるところは伸びようとし、伸ばされたところは縮もうとするために起きます。金属だけではなくほとんどの材料で起こるらしく、服の生地でも織り立てではなく何十年も寝かしてから服に仕立てる方がよいと言われています。
そういうことを、まさか自動車メーカー勤務ン十年の方が知らないというのは...ちょっとショックです。
今度のインプレッサSTIは、乗り心地と走りを両立させたスーパーマシンというので、非常に興味があったのですがねぇ。
それでも経験則からホワイトボディを寝かせて組み立ててくれるなら、期待したいです。できればエンジンブロックも寝かせてから加工してくれないかなぁ、できれば10年くらい。
三輪薫デジタルプリント展「花逍遙-II」
キヤノンサロン梅田で開催中です。27日(水)までですが、日曜日は休館ですので、ご注意を。
先生が大阪で個展を開催されるのは3年振りで、前回も同じキヤノンサロン梅田でした。でも最近改装されて、前回とはかなり雰囲気が変わってしまいました。以前は南側がガラス壁面になっていて、自然光がから柔らかく入ってきて雰囲気がよかったんですけど、光が常に変化するので、それを嫌う人が多かったようです。三輪先生は、前の方がよかった、光が変化するのが面白かったのに、とひとしきり残念がられていました。ライトや壁紙を全国のキヤノンサロンで統一して、同じ感覚で見れるようにするということもあったようです。
花の写真展は22年振りとのことですが、今回は花を女性に見立てて撮っているとのこと。和紙にプリントされた淡い色合いが、仄かな色気を感じさせ、なるほどなぁと感心することしきり。
でも何故か私は先生とずっとプリンタと車の話をしてました(笑)ほとんど写真の話はしてなかったりして。
先生が大阪で個展を開催されるのは3年振りで、前回も同じキヤノンサロン梅田でした。でも最近改装されて、前回とはかなり雰囲気が変わってしまいました。以前は南側がガラス壁面になっていて、自然光がから柔らかく入ってきて雰囲気がよかったんですけど、光が常に変化するので、それを嫌う人が多かったようです。三輪先生は、前の方がよかった、光が変化するのが面白かったのに、とひとしきり残念がられていました。ライトや壁紙を全国のキヤノンサロンで統一して、同じ感覚で見れるようにするということもあったようです。
花の写真展は22年振りとのことですが、今回は花を女性に見立てて撮っているとのこと。和紙にプリントされた淡い色合いが、仄かな色気を感じさせ、なるほどなぁと感心することしきり。
でも何故か私は先生とずっとプリンタと車の話をしてました(笑)ほとんど写真の話はしてなかったりして。
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