2006年6月23日金曜日
People in VOGUE
過去100年間にVOGUE誌に掲載されたポートレートのベスト集です。
表紙に綺麗なお姉さんのドアップなのと、VOGUEというと女性向けファッション雑誌なので、てっきりファッションモデルがズラッと並んでいるのかと思ったら、さにあらず。男女比率1:1くらいで、男性ポートレートもたっぷりですし、女性の方もセクシーなのはなくて普通のポートレートです。
女性のポートレート目当てなら、こっちを買うべきだったのかな?
2006年6月22日木曜日
木と語る 匠の知恵 -宝生寺五重塔はいかにして蘇ったか / 松田 敏行 著
奈良県は神社仏閣の修理技術者や宮大工を公務員として雇っていて、県下の国宝や重文の建築物の修理をしているそうです。修理の都度に全国から宮大工さんをかき集めるのか思っていたら、そうではないそうで、特殊技能や技術が絶えないようにする必要性を考えると公務員として雇うというのは確かに大切なことなのでしょうね。
著者はその奈良県の職員として長年技術者として働いてきた方です。本書は著者が修復してきた、奈良の古い建築物についてのお話です。
日本の木造建築物は、きちんと手入れをすれば千年を超えて残るものであり、世界でも希有な技術を持っています。
失われつつある技術ですが、本書はその技術の貴重さを物語ってくれています。
2006年6月21日水曜日
罰当て侍 最後の赤穂浪士 寺坂吉右衛門
赤穂浪士四十七士に生き残りが只一人いるというのは、割と有名な話だと思いますが、その生き残りを題材にした小説というのは珍しいのではないでしょうか?
風野氏の作はたぶん初めて読むのですが、軽快な読みやすい文章で、ストーリもよく練られていて、面白かったです。
キャラクタ設定からすると、1作だけで終わるにはあまりにも勿体ない題材です。是非、連作として書き続けて欲しいと思います。
2006年6月20日火曜日
天使と悪魔(上・中・下)
大ヒット作「ダヴィンチ・コード」は、ラングドン教授シリーズの第2作で、本作が第1作で作者ダン・ブラウンのデビュー作でもあります。
話は面白いのですが、なんというか、展開というかプロットというか、「ダヴィンチ・コード」そっくりなんですよね。
・実力者が野望のために秘密結社の名を借りて殺人を実行する。
・殺人は直接手を下さずに、秘密結社に関係する殺し屋を雇う。
・著名人が殺され、秘密結社の手掛かりが残され、その謎を解くためにラングドン教授が呼ばれる。
・現場に被害者の肉親で若くて知的な美女が登場し、ラングドンと共に謎の解決に活躍する。
・始まりから終わりまでが24時間。
などなど。
こうパターンが一緒だと、折角のアイディアが台無しのような気がします。
とはいえ、本作が先だから、ダヴィンチ・コードが同じプロットで進められてるということなんですけどね。
2006年6月19日月曜日
Glenn hughes / Music For The Divide
ドラッグと酒から抜け出してからのGlenn Hughesは、精力的にアルバムを出し続けていますね。
自分のソロ・プロジェクトを年1回ペースでコンスタントに発売する傍らで、様々なギタリストとのコラボプロジェクトも年1回ペースでやり続けています。
アルバムをレコーディングするだけではなく、ライブツアーも精力的にこなしているんだから凄いですよね。
ソロアルバム発表当初は、ソウル・ブルースに傾倒し過ぎていて、Glenn Hughes = Deep Purpleのイメージが強い世間のファンには受け入れられなくセールスに結び付かず、かといってDeep Purpleのコピーのような音楽は自分本来の音楽ではない、という板挟みに悩んでいたそうです。
が、ギタリストのJ.J.と組むようになった数年前からは吹っ切れたようで、ソウルフルなボーカルを活かしたハードロックを確立し、自分もファンも納得するような音楽ができているようです。
本作も素晴らしい演奏と楽曲で、Glenn Hughesファンなら納得するのは間違いないでしょう。
2006年6月18日日曜日
【BMW雑記帳】祝!クルマの神様創刊
全国一千万の福野礼一郎ファンの皆様、お待たせ致しました。
かれこれ1年近く前に「テストフェーズ」として仮創刊された、福野礼一郎氏プロデュースの雑誌「クルマの神様」が正式に創刊です。
本の厚みはそれ程ありませんが、中身の方はかなり濃いです。ほとんど全記事を福野氏一人で執筆している(6頁の経済解説記事のみ専門家の執筆。一部にスティック荒井氏と編集部の文章が入っていますが)ためか、予算の関係か、季刊誌としてスタートです。人気が出て隔月刊、月刊と進んでいってくれるといいのですが。
残念ながらBMWは、今号では登場しません。
かれこれ1年近く前に「テストフェーズ」として仮創刊された、福野礼一郎氏プロデュースの雑誌「クルマの神様」が正式に創刊です。
本の厚みはそれ程ありませんが、中身の方はかなり濃いです。ほとんど全記事を福野氏一人で執筆している(6頁の経済解説記事のみ専門家の執筆。一部にスティック荒井氏と編集部の文章が入っていますが)ためか、予算の関係か、季刊誌としてスタートです。人気が出て隔月刊、月刊と進んでいってくれるといいのですが。
残念ながらBMWは、今号では登場しません。
Rainbow / Live in Germany 1976
1976年のRainbowドイツツアーの各会場からのベストテイクを編集した2枚組ライブ盤です。
発売は2001年とライブからかなり経って発売されているのは何故なんでしょうね?
昨年末に1977年のライブDVDが発売されていますが、近々'77年ドイツツアーのCDも発売になります。
今頃になって'76年のを買ったのは、'77年を予約する時にお勧めで出てきたので、ついでに注文してしまったからなのですけどね。先日のDeep PurpleのMade in Japanも同様で(苦笑)
ドラムがCozy Powellの時で、一番人気があった頃のRainbowですね。演奏も曲も、この頃が頂点だったと思いますが...しかしDeep PurpleのLive in Japan(Made In Japan)を超えるライブにはなってないです。
まあ、Deep Purple自身もあれ以上のライブ盤は出せてませんけどね。
各メンバーが好き勝手やってるのにバンドとして一つになっていたDeep Purpleと、Richieがメンバーを自分の奴隷として思った通りの演奏を強要していたRainbowでは、バンドとしての性格が違い、ライブの緊張感ある雰囲気はRainbowには出し切れなかったのかもしれません。
ミュージシャンが暴走気味なくらいでないと、ライブは面白くないですからね。
そういう意味で、本作は公開録音のスタジオテイクみたいな感じがします。演奏自体はきっちりとしていて素晴らしいです。
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