2005年3月10日木曜日

古代日本「女王国」の謎

学研M文庫刊 楠戸 義昭 著
縄文土偶や弥生期の土器や金属器などを題材にして、古代日本の成り立ちを推測した一書です。
でも結局のところの結論がはっきりしていないので、論点がぼけてしまっている感じがします。
傍証として上げられているものは非常に参考になるだけに、残念です。


Glenn Hughes : SOUL MOVER

発売元 ヤマハミュージックコミュニケーションズ
ジョイント・プロジェクトをしたJLTと同じ発売元から同じ時期に、新作を発売というのは偶然なのか、必然なのか、興味深いですね。
10年ほど前にGlennがロック界に復帰して以来、出すアルバムは全部買ってるのですが、最初の頃はファンが期待する第3期Deep PurpleのようなHR/HMからはほど遠い、R&Bだったためアルバムセールスは芳しくなかったようです。
その後、ハードロック路線のアルバムを出し始めてからは、好調なセールスを記録しているようですが、本作はハードロックぽいR&Bという感じで、ファンの期待を裏切らない範囲で、Glennが本来好きな音楽をやっているという感じがします。
ドラムにチャド・スミス、ギターがここ何年かずっとパートナーを組んでいるJJということで、レコーディングもライブ形式で快適にできたそうですが、演奏とサウンドの素晴らしさが納得できます。


2005年3月8日火曜日

Joe Lynn Turner : THE USUAL SUSPECTS

発売元 ヤマハミュージックコミュニケーションズ
今回も梶山章氏は不参加。前作の時は、スケジュールの都合で不参加ということでしたが、今回はインタビューでも全く名前が出てきていないようで...梶山氏のプレイは好きなので、残念です。
しかし、私はあまりJLTは好きというわけではないのに、何故か毎回アルバムを視聴もせずに買ってしまうのですよね。10回も聴かない内に飽きて聴かなくなる癖に。
今回も悪くはないけど、おお!!と感動する程でもない、佳作で...というかJLTのボーカルって個性がありすぎるのか、全部同じに聞こえてしまって(インギーのギターが全部同じに聞こえる人なので、ファンの方々はこの発言は無視して下さい)
しかし今回、一気に4枚新作CDを買ってきたのですが、全部20〜30年選手のベテランばかり。私的には新しい若いミュージシャンのCDをメインに聴きたいと思うのですが、実際に手にするのは馴染んだミュージシャンが多い。今回の4枚なんか、視聴もせずに買ってるし。
習慣というやつですかねぇ。


2005年3月7日月曜日

Bluetooth ハンズフリー

昨日、ヨドバシに行って、携帯電話のコーナーを物色。あまり数は置いておらず、Bluetooth対応のハンズフリーのヘッドセットは4〜5種類のみ。その中で、一番安い値段を付けていた2機種の内、V802SHで動作確認が間違いなく取れているという
PLANTRONICS M2500を購入しました。
もう一つの方は、動くはずだがまだ実際の確認は取れていない、ということでパスしました。デザイン的にはもう一つの方が小型でかっこよさげだったんですけど。
買ったすぐ後に、近くの喫茶店で接続確認のみをしてみましたが、あっさりと携帯側は認識してくれて接続できました。
家に戻ってから、固定電話から携帯電話に電話しての通話テストも、全く問題なし。
今日、車の中から(といっても、電話が掛かってきたときは待ち合わせ場所で停車していたんですが)通話をしてみましたが、音質的にもまずまずでした。V802SH本体で通話するのと、ほぼ同じ程度の通話品質です。
一つ問題があるのは、眼鏡を掛けた状態だと、装着感にちょっと違和感があることですが、これは耳に掛けるタイプなら全部同じでしょうね。


2005年3月6日日曜日

Yngwie Malmsteen's Rising Force : UNLEASH THE FURY

発売元:ユニバーサル・ミュージック
発売元がポニー・キャニオンから、変わってますね。
それはさておき、前作の「Attack!」は、個人的にインギーの最高傑作だと思っています。B誌のインタビューで、本人も「製作時間に余裕があったから」非常によいできだったことを認めており、本作もその経験から「じっくりと作った」ということだったので期待していたのですが....私が期待していたのとは違ってた。
え〜本作は、ソロになった頃のイングヴェイへの回帰です。少なくとも私にはそう感じられました。B誌の評価でI氏が「抜けの悪い音をここまで続けられると」というようなことを書いていますが、初期のイングヴェイ・サウンドの再現なんですよね。
たぶんファンなら、このアルバムは気に入るのはないかな。私はイングヴェイのファンかというと、違うし。

3月11日追記
なんだかんだいいながら、毎日のように聴いていたりする(笑)
ジミ・ヘンドリックスの命日に作ったという、インギーがボーカルをしている曲が、前作の"Freedom isn't Free"に続き、え〜曲やなぁと思っていたりします。
実は私は曲を憶えるまで、というか何回か聴いて心に残る曲があれば、その時に初めてタイトルとか歌詞を見るのですが、なんとこの曲のタイトルが"Cherokee Warrior"!!!「〜〜〜 Warrior」と"Warrior"という単語はHR/HMではよく使われますので聞き取れていたのですが、まさか"Cherokee"とは!!
ジミ・ヘンは黒人やのになんでチェロキー?と思うかも知れませんが、ジミはおばあさんがネイティブ・アメリカンのチェロキー族で、クォーターなんです。インギーはそのことを知っていて、そういうタイトルと歌詞にしたと思うのですが、よほどのマニアックなファンじゃないと知らないことだと思うので、ちょっと感動してしまいました。
それにつけても、インギーのボーカルは迫力があって聴き応えがあるなぁ。ドギーが頸になったら、全曲自分で歌うようになったりするかもしれないな。

【BMW雑記帳】輸入車はリコールが多い?

ドイツの車雑誌からの抜粋記事を小冊子にしておまけにしていたMotor Magazineが、今月からはこの別冊なしになりました。あれはかなり面白くて、楽しみにしていたので、非常に残念です。
BMWネタではないのですが、今月創刊のLimitという雑誌がランエボIXの特集をしています。どうもスポーツカー専門の雑誌のようで、毎月1つの車種に限定して、紙面全てをその車の記事にするという大胆な編集方針の模様。今後に期待したい雑誌です。
また、今朝の新聞記事によると、GMはSAABとOpelの共通化を進めるそうで、Opelの工場でSAABの車を製造することになる模様。車台の共通化も進めて行くようです。ブランド・イメージの確立できなかったメーカー同士が、ドンドンと統合されていくのは寂しいですが、売れないのでは仕方がないですからねぇ。

さて、2週間も引き延ばしたリコールについての本ですが、日本市場における輸入車のリコールは40%台後半だそうで、国産車のリコール率と比べるとダントツに多いのだそうです。
理由は色々とあるのでしょうけど、一番は日本におけるリコールというシステムの曖昧さがあるようです。
リコールになるならないは、メーカーの上層部の考え方次第で、お上がメーカーに指導するわけではないんですよね。だから同じ部品が原因である車メーカーがリコールにしても、別のメーカーはリコールにしないこともあるそうです。
それと、三菱のリコール隠し発覚以来、国産車のリコール件数が激増しているというデータも、何回も出てきます。激増している理由として、開発期間が短くなったり、コンピュータ上のシミュレーションだけでほとんど開発が進められて、実機テストが少なくなってきているという開発体制の変化を理由に挙げています。
筆者は曖昧にして誤魔化した書き方をしていますが、リコールが急増したのが三菱のリコール隠し発覚以降であることも、何回も記していますので、本当は書きたいけど書けないということなのでしょうね。

また、欧米と日本では、車メーカーと部品メーカーの関係がかなり異なることも書かれています。ここ最近、トヨタの好調さや日産の奇跡の回復などは大きく取り上げられていますが、部品を納品しているメーカーが大増益になったという話は、とんと聞きません。
欧州の場合は部品メーカーの力が強いそうで、輸入車の価格が高いのは、納品される部品代が高いからで、メーカーがぼったくってるわけではないと。逆に日本のメーカーはどれだけ安く部品を仕入れているか、ということでもあるのですが。そのくせ、補修部品の値段は、国内価格は非常に高く、日本製の部品をアメリカから取り寄せる方が安いという事例が紹介されています。

まあ、こういう話は色々な知り合いから聞いてはいたのですが、本当にあるんですよね。国産車を買う気がしないのは、デザインとかどうとか以前に、メーカーが人の命を預かるという意識をどのように持っているか、に疑問があるからです。
こういう本は、国産車ユーザーに、是非読んで戴きたいと思います。
日本実業出版社 五代 領 著
「製造現場から見たリコールの内側 日本のクルマは安全か?」


Judas Priest : ANGEL OF RETRIBUTION

発売元:SONY MUSIC Japan International inc.
ロブ・ハルフォードが、「聖者ユダ」に復帰しての第一段アルバムです。
いまもう、これぞJudas Priest!!という曲がガンガン流れてきます。
Priestファンなら涙なしでは聴けない1枚!
Priest節のオンパレードでありながら、古さを感じさせないのは、プロデューサであるロイ・Zの力量でしょうか?
とにかくメタル・ファンなら、四の五の言わずにとっとと買って聴け!!!!