2015年4月23日木曜日
学校では教えてくれない日本史の授業 天皇論 / 井沢元彦
何故に武家政権が天皇家を滅ぼして取って変わろうとはしなかったのか?それ以前でも藤原氏が天皇家を滅ぼそうとはしなかったのは何故か?
井沢氏でもなかなかはっきりとした結論は出ていません。
一応は、天皇が怨霊になることを恐れたから、という結論は出されています。
しかし、日本において何故「和」が何よりも大切にされ、恨みにより怨霊になり祟るということが信じられるようになったのか、については語られていません。
日本独特で、(少なくとも現在の)半島や大陸にはないし、世界中を探しても似たようなものは見当たりません。
一体どこから来たものなのか...不思議だ。
2015年4月20日月曜日
学校では教えてくれない日本史の授業 / 井沢元彦
本書で言霊信仰が現代でも生きていて、太平洋戦争に突入したのはその信仰のせいという話が出ています。
日常でもこういうことが繰り返されているんですよね。
どう考えても無謀な計画を立てて、それが無事に終わると信じて疑わずに進めて、うまくいかないと実務担当者の無能のせいにする。
決して自分の立てた計画が悪いとは考えず、次も同じことを繰り返す。
そして何故か、そういう無能な上司が出世する。
論理が通じないから信仰なのですが、井沢氏の書かれているとおり、言霊信仰の信者だと日本人みんなが自覚しない限りは駄目なんですよね。
新聞やテレビなども報道も、日本の場合は真実は伝えられず、記者の妄想と思い込みを真実のように報道しているわけで。
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