2017年8月26日土曜日

朝鮮半島はなぜいつも地獄が繰り返されるのか: 中国人ですら韓民族に関わりたくない本当の理由 / 石 平



中国生まれ、中国育ちだけど、日本に帰化して今は日本人となった石氏が、兆背半島の歴史について語ります。
今の朝鮮民族だけではなく、それ以前から半島を支配していた歴代の民族が、そろいも揃って王族内で覇権を争って親子兄弟で殺し合っているのですから、もう民族の問題というよりは朝鮮半島には人を狂わせる毒素が満ちているんじゃないかとしか思えませんね。
本書のサブタイトルに「中国人ですら漢民族に関わりたくない本当の理由」とありますが、歴代の大陸国家が、属国である半島国家を完全に自国領とせずに、あくまで属国に留めおいたのも、半島人に直接関わると面倒だからなんでしょうな。

2017年8月24日木曜日

知らないと恥をかく世界の大問題8 自国ファーストの行き着く先 / 池上 彰



今の日本で、世界情勢について池上氏程、的確に分かりやすく解説できる人はいないのか?と云いたくなるくらいに、テレビ・雑誌などでひっぱりだこですね。
逆にいえば、今の日本のマスコミ界には、世界を語れる人が全然いないってことですよね。
まあバブル期辺りから、マスコミ連中の視点って、東京だけを見ていて、世界はおろか日本国内のこともろくに分かってない報道ばかりだし。
シリーズ8巻目だそうですが、このシリーズを読むのは、確かこれが初めて(池上氏の他の著書は読んでますが)だと思うので、遡って1から読むべきかどうか…。

米国トランプ大統領の話から始まります。
今の世界情勢のぐちゃぐちゃなのは、トランプ大統領の責任ではありませんが、拍車を掛けているのは確かですね。
元はといえば、ブッシュJr.がお父ちゃんに負けまいと功を焦ったからなんでしょうけど。

2017年8月22日火曜日

蘇我氏と馬飼集団の謎 / 平林 章仁



蘇我氏は継体天皇の時に大臣に抜擢され、そこから躍進が始まったんですね。
「蘇我」の語源は、素戔嗚尊が「すがすがしい」と詩に詠んだ土地名から来ているという説を見たことがあったので、遙か古代からの一族だったと思ってました。
が、どうも古代有力豪族だった葛城氏の傍流だったのが、本家が絶えてから、その後釜として政権中央にデビューしたような雰囲気です。
また、蘇我氏が大王家の馬を飼育する一族を従えるようになり、経済力も得て、一族としての力を蓄えたのではないかという説が述べられています。
(と書くと、ちょっと要約しすぎかも知れませんが)
馬子という名前や、蘇我の血を引く聖徳太子の名前が厩戸皇子なのも、蘇我氏が馬飼と強い関係があったからだという説ですね。
多くの史書を深く読み込まれているようで、裏付けもしっかりとした推論を展開されています。

本文には特に関係ないのですが、聖徳太子の居所が「上宮」と呼ばれていて、当時の王宮の南にあったらしいのですが、歴史家の中には「上というからには北にないのはおかしい」と宣う方がおられるのだとか。
奈良市では、今でも東へ行くことを上る、西へ行くことを下る、というのを知らないんですかね?
或いは、下総が北で上総が南にあることも。

2017年8月21日月曜日

SIGMA ARTレンズのレビュー記事



今月のアサヒカメラのニューフェース診断室で、SIGMAのsd Quattro Hが取り上げられているのですが、それと共に、ART 24mm/F1.4と85mm/F1.4も取り上げられていたので、かなり久々に買ってみました。
自分が買いたいと思うカメラとかレンズが、ニューフェース診断室や、日本カメラのテストレポートに、取り上げられることがなかなかないので、極偶にしか買わなくなったんですけどね。
それ以外の記事には、あまり興味が湧かないですし。

24mm/F1.4の方は公称に近いMTF特性が出ており、開放でもF1.4にしてはよく写っていると書かれています。
85mm/F1.4の方は20-40本/mmの特性が公称のMTF特性よりも低いようで、そのためか開放では甘く絞るとキリッとすると書かれています。
私の購入した85mm/F1.4は開放でもキリッとしているので、測定が微妙にピントが外れた状態で行われたのでなければ、出荷検査が甘いのかなという危惧があります。
SIGMAの出荷検査基準がどれくらいかは分かりませんが、性能的に公称値から少し落ちた個体がテスト対象になっていることは、ちょっと残念ですね。
まあ、それでも10年以上前までは、MTF特性が公称値に近いということは、あまりなかったことを考えると許容範囲なのでしょうけど。

で、本来のテスト対象のQuattro Hですが、レスポンスの遅さを指摘されています。
が、それを考慮しても映りのよさは評価されていますね。
静物もしくはあまり動きの激しくない被写体では、いい結果が生まれそうです。