2013年6月20日木曜日

13 / Black Sabbath



1997年のリユニオン以来、オリジナル・メンバーによるNew Albumを制作するといいつつずっと実現されず、逆にRonnie時代のメンバーでザ・デヴィル・ユー・ノウがリリースされたりで、もうOzzyがヴォーカルのBlack Sabbathは無理なのかもと諦めかけていたのですが、やっとリリースされました。
とはいえ、ドラムがBillではないですけどね。Reunionの時も体力的に問題があって(アルコール中毒と心臓疾患を抱えているらしいです)、いつ倒れるか知れない状況だったそうですが、今回もその問題で結局不参加です。
代わりのレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのブラッド・ウィルクが、若い頃のBillの雰囲気をより現代的なプレイで再現してくれています。
また欧米では今月10日に発売になっているのですが、UKチャートでいきなり1位に輝いており、多くの人が待ち望んでいたんですね。
20年前から10年前のBlack Sabbath(名義のTony Iommiソロプロジェクトというべきか)の低迷が嘘みたいですな。

で、肝心のアルバムの出来ですが、よいのはよいんだけど、たぶんプロデューサのせいでしょうけど、昔のBlack Sabbathを意識しすぎじゃないかと。
1曲目のEND OF THE BEGINNINGのリフなんか、もろBlack Sabbath(曲の方ね)のリフの弾き方というかアレンジを再現しているし、最後の曲の終わりにBlack Sabbath(これも曲の方ね)冒頭の雨と鐘の音をそのまま持ってきているし、他の曲も懐かしい昔のあの曲を現代風に仕立て直してみました的な曲ばかり。
昔からのファンが喜ぶだろうという下心丸出し的なアレンジが多すぎる。
The Devil You Knowが、昔のRonnie時代Black Sabbathの雰囲気を保ちながら、現代的に進化して似ているけど全く違う世界を展開していたのと異なります。

今回は曲のキーをOzzyの歌声のキーに合わせてレコーディングしたそうで、そのせいかOzzyの歌い方がZak加入後のソロのOzzyの歌い方なんですね。
なので、昔のOzzyの歌声ではないし歌のメロディでもなくて、私的には違和感がちょっとある。
キーをヴォーカルに合わせたせいで、ギターとベースのリフ音もなんか違和感があります。
元々は開放弦を多用するTonyのギターに合わせて曲のキーが決まり、ヴォーカルがそれに合わせるという形だったのと逆になっているんですね。
まあヴォーカルに合わせるのが普通なんだけど(笑)、若い頃のOzzyはキーを自分の声域に合わせて貰うということを知らなかったのか、音域が広いので苦にしていなかったのか、そのまま歌ってしまってたらしいから。

日本盤にはボーナストラックが1曲付いていて、Deluxe版にはボーナストラック3曲のminiCDが付いています。
この4曲のボーナストラックは、昔のBlack Sabbathな雰囲気がないから本編から落とされたんでしょうけど、逆に変に昔っぽさを出そうとしていないので、これこそ今現在のBlack Sabbath本来の姿なのではないかと思える曲になっていて、私はこのボーナストラックの曲の方が好きです。
なので、買うのであれば絶対Deluxe版の方をお薦めします。

それにしても何で13というタイトルなんでしょうかね?
付属の解説によれば、Ozzyが「不吉な数字だから」という理由で決めたそうですが。
Ozzy時代の13枚目というわけでもないし、13年振りというわけでもないし。
発売日が13日の金曜日というわけでもないし。
ちなみに今年は9月と12月に13日の金曜日がありますが、発売をそこまで延期するわけにも行かなくて6月10日になったんでしょうね。

2013年6月19日水曜日

新しいiPhoneは9月らしい

Appleの開発者イベントWWDCが先週開催されましたが、基調講演の内容を一番鋭く付いていると思うのが、こちら↓の記事。
アップルがWWDC 2013で伝えた「本当に大事なこと」
こういう視点が他の企業にはないんですよね。
iPhoneが発表されたときは「タッチパネルなんか使いにくいだけだろ」と言っていた人達は、今ではAndroidOSでキーのないタッチパネルなスマートフォンを販売してる。
Android端末の開発をするにしても、何故iPhoneが優れているのか、をちゃんと考えずに、単なるiPhoneっぽいものを作っているだけ。
何故そういう風になるのかを、見事に付いたのがこちら↓のBlog。
スティーブ・ジョブズ は何を考えていたか
商品を売って稼ぎたいだけの人と製品を売って買った人を幸せにしたい人の差ですね。
まあ昔の日本製品は、細部に拘りすぎて商品になってないと言われたものですが...それも結局は技術者の自己満足で独りよがりな製品でしかなかったからですね。

【くるまのおと】BMWが4シリーズを発表

3シリーズのクーペとカブリオレが、4シリーズとしてセダンやツーリングとは別になるという噂は、かなり昔からありましたが、ここへ来てそれが実際になりました。

独BMW、新型ミッドサイズクーペ「4シリーズ クーペ」の概要を発表

セダン系の5と7、クーペ系の6と8となっていたから、3シリーズだけがセダン系とクーペ系が同じ番号というのは、何となく不自然だったんですよね。
日本人には4というのは何となく感じのよくない数字ではあるんですが。
1シリーズもセダン系の1とクーペ系の2に分離する日が近いのかな。

2013年6月16日日曜日

【くるまのおと】XaCARが月刊雑誌から特集号雑誌に



雑誌全体の売り上げが減っている中で、更にクルマ雑誌は10年以上前からどこも苦しい状況になっています。
XaCARは、独自の視点から面白い記事を届けてくれていましたが、残念ながら売り上げには結びつかず、とうとう月刊雑誌から撤退。
特集雑誌、所謂Mook形式の雑誌に生まれ変わるそうです。

MotorFanが20年くらい前に選んだ道ですね。
MotorFanはその形式で成功しているみたいですし、XaCARも生き残ってくれるといいのですが。