2009年11月23日月曜日

QED 〜ventus〜 御霊将門 / 高田崇史



QED 神器封殺からちょうど半年で、QEDシリーズの続編が文庫として発刊されました。
神器封殺の後、文庫化されているQEDのは全部読みましたが、「〜ventus〜」は推理小説ではなく、タタルがひたすら蘊蓄を奈々と沙織に語りながら神社仏閣巡りをするという歴史解説小説になっています。歴史の謎を解くという意味では推理小説なのかも知れませんが。
また「〜ventus〜」で語られた事が、シリーズ次回作の伏線になっていたりするみたいです。
熊野の残照は、その次の神器封殺に繋がっていて、本作は河童伝説に繋がるそうです。
最初の「〜ventus〜」〈鎌倉の闇〉の場合は、その次の鬼の城伝説とは繋がっていなかったようですが...私が気が付かない伏線があったのか?