2019年6月26日水曜日

中国・韓国の正体 異民族がつくった歴史の真実 / 宮脇 淳子



日本は古代から同じ民族(厳密には複数の民族が混じり合って区別が付かなくなったと思われますが、その集団が入れ替わっているわけではないので)が、ずっと列島に住み続けて来ているので、世界中の国もそうだろうという錯覚をしている人が殆どです。
実際には、そんなに長い間1カ所に留まり続けた民族というのは希有で、大陸や半島では何度もそこを支配する民族が交代しています。
そういう事実を無視して、古代から大陸や半島に住み支配し続けているというプロパガンダを垂れ流しているのが、漢民族とか韓民族とか(両方とも日本の読みでは同じ音です)なわけですが、それが如何に出鱈目であるかを語っているのが、本書の著者です。
現代の北京語やハングル語というのは、明治時代に日本が欧州の用語を翻訳した和製漢語が殆どを占めるというのは割と有名ですが、文法的にも日本語の特長を取り入れているそうで、古代の漢語とは別物になっているようです。
まあ、古代の史書を読むことができなから、ああいう出鱈目を平気で垂れ流せるんでしょうけどね。