2017年5月20日土曜日

凶悪の序章 (上・下) 新・傭兵代理店 / 渡辺裕之





今年は渡辺氏が作家デビューして10周年ということで、次々と新作が発表されています。
新シリーズになってから、上下2巻の長作になることが多いのですが、今回も2巻構成の大作です。
にも関わらず、1日1冊ペースで2日で読み終えてしまいました。
いつもならが、渡辺氏の文章は説明が一見くどいようで、実際には読みやすくストーリー背景が理解しやすくなるので、物語の世界に直ぐに入っていけるんですよね。

本作では、冷たい狂犬とのコラボ編になっています。
できる男同士は、言葉を交わさずとも分かり合える様子を描いています。
本作のタイトルが「序章」となっているように、強大な敵との戦いが始まるということですね。

2017年5月18日木曜日

【くるまのおと】福野礼一郎あれ以後全集3/4





3と4が同時に発刊。出すならGW前に出して欲しかった。
2冊で2010年から2011年の原稿がまとめられています。
単にクルマについてだけではなく、ロングツーリングのレポートなどは、訪れた先に関連した様々な事柄も深く説明されていて、色々と考えさせられることが多いです。

ところでちょっと気になった記事がありました。
ポルシェ924が、車体の開発製造もAUDIにやらせていたと。
エンジンブロックは、AUDI 1.9Eの縦置きFF向けのエンジンのものですが、ブロックもトランスアクスルミッション用のFR向けに大幅な加工がされ、ブロック以外のパーツは全てポルシェ内製と聞いていたのですが…組み立てをAUDIにやらせていたとしても、ボディまで製造委託していたのか??
まあ当時、AUDIにはピエヒ氏が既に移籍していて、QUATROシステムを開発していたので、その頃からAUDIとポルシェの関係が深かったとしても不思議ではないんですが。