Photo Imaging Expoで、
Spyder3がNECのハードウェアキャリブレーションに対応したことが確認できたので、校正期限の切れたiOneからSpyder3に乗り換えようと考えたのですが、梅田ヨドバシにはなかなか入荷されず、本日やっと入荷されていたので買ってきました。
ディスプレイ校正を行うSpyder3 Eliteとプリンタ校正を行うSpyder3 Printがセットになった
Spyder3 Studioにしました。iOneもiOne Designというディスプレイとプリンタの校正がセットになったのを買っていたのですが、プリンタ校正のカラーパッチの数が少ないタイプで、不満だったのです。Spyder3 Printはパッチ数が、150,225,729と多く、更に白黒プリント用のグレーが238パッチと、非常に豊富です。
またセンサーも、iOneが両方を1つのセンサーで共用するのに対して、Spyder3はディスプレイ用とプリント用にそれぞれ専用のセンサーを使います。
ただ色領域の広さについてはiOneの方が広いと言われていて、Spyder2まではsRGB+アルファくらいの範囲しか測定できないと言われていたため、これまではiOneの方がプロの間では人気だったのです。今回3になって測定可能な色領域範囲が広がり、AdobeRGB対応のディスプレイにも対応可能になっています。
#キャリブレーション結果を見ると、気持ち緑領域がiOneよりちょっと狭いかな?という気もしなくはないですが、ほとんど変わらないと思われます。
で、NEC MultiSync LCD2690WUXiとSpectraNaviJでキャリブレーションをしたのですが、途中でエラーになる。散々悩んで色々と試して判ったことは、SpectraNaviJでハードウェアキャリブレーションするならば、Eliteはインストールしてはいけない、ということでした。
SpectraNaviJのSpyder3対応版には、Spyder3センサーのドライバも含まれているので、Eliteをインストールしなくても使えるのです。
iOneの時はグレースケールの測定数を多くすると不具合が出たため、これまで32ポイントにしていたのですが、Spyder3では最高数の256にしても綺麗に測定できました。iOneの不具合として前々から聞いていて、Spyderではそういうことは起こらないということも聞いていたので、緻密な諧調校正が可能になってうれしいです。まあSpyder3を試したかった理由は、これも一つなのですよね。
勢いに乗って、Printの方も試したかったのですが、Eliteをインストールした状態でSpectraNaviJのキャリブレーションを行うと途中でセンサーエラーで止まってしまうという現象に2時間くらい悩まされて、それを解決してディスプレイキャリブレーションを完了するのに更に1時間以上掛かってしまって、本日はもう何もする気力なし。なので、明日にでもPrintの方を試してみます。