早いものでもう3月ですね。
車関係の雑誌が発売されましたが、掲示板に書いたように、Auto Jumbleが「BMW 318iS パワーアップ戦略」なる特集を組んでいます。M42、M44エンジンを搭載した車種のオーナーは必見ですよ!!
その他ではGENROQのスペシャルショップ特集が、今月はBMW特集です。いつもに比べて関西勢のショップが増えているようです。買ってないけど(笑)。
他の雑誌は、あまりBMWの記事は見受けられませんでした。メルセデスのCスポーツクーペの試乗記が目に付きましたね。「これこそもっともメルセデスらしいメルセデス」という開発者の話が興味深かったです。
さて2週間お休みした、工具メーカーの話は、予告通り日本の誇る工具メーカーKTCです。
KTC−正式には「京都機械工具」で、KTCは確か"Kyoto Tool Company"の略だったと思います。日本で最も信頼されている工具メーカーと言っていいと思います。また品質も、これまで紹介した海外の工具メーカーに比肩できるだけのものがあるようです。
KTCの品質の秘密ですが、ニ大特殊鋼メーカーへのKTC特注鋼材の発注により、他では得られない独自の材料を使用していることにあるようです。また特注であることから、材料は釜ごと、つまり溶鉱炉単位で購入するそうです。溶鉱炉で1回溶かす料を全て引き取るんですが、約1年分の材料になるそうですから、コストを考えるとなかなかできることではありません。またこのため、材料のバラツキが最小限に押さえられるという利点もあります。
KTCには、鏡面加工したミラーツールというのもあります。さらにネプロスという、鏡面度を更に上げたものも出ています。
鏡面仕上げが、本当にいいのかどうかは正直よく判りませんが、角のない滑らかな握り心地は、非常に使いやすいことは確かです。またミラーにした場合、滑りやすいこともあり、そのためKTCはラチェットのソケットに滑り止めのゴムを付けています。
尚、KTCのソケットやレンチは全て、Snap onのフランクドライブと同じ、面接触タイプになっています。