2006年6月30日金曜日

古城ホテルに泊まるドイツ / 谷 克二



ドイツ各地の古城や王宮を改装したホテルを紹介した観光案内書です。
単にホテルを紹介するのではなく、その土地と古城の歴史を紹介してくれます。
ドイツ製の写真レンズや車が好きな私ですが、ドイツの歴史となるとかなり複雑でよく理解できなかったのですが、本書はその複雑な歴史を比較的すっきりとわかりやすく語ってくれています。

ドイツ以外の、イタリア、フランス、イギリス、スペインなどの古城ホテルを紹介したのがあるといいですね。
可愛い女性を連れて、是非行って泊まってみたいものです。


2006年6月29日木曜日

吉宗影御用 / 磐 紀一郎



所謂公儀隠密お庭番というのは、8代将軍吉宗公が紀伊藩主時代から行っていた制度で、将軍になったときに紀伊から連れてきて、将軍家直轄になったわけです。
それ以前には、服部半蔵率いる伊賀忍軍と柳生家率いる柳生忍軍が、隠密行動をしていたはずなのですが、吉宗公に至るまでに廃れてしまったようです。
本書の「影御用」は、自らが創設した隠密をも凌ぐ、もう一つの隠密の話です。どういう隠密かを書くと、読む時にネタバレで面白くなるので書けませんが、ちょっと現実味がなくてう〜〜〜んという感じです。

単行本で続きが出ているので、その内文庫でも2が出るでしょうね。


2006年6月28日水曜日

Jimi Hendrix / live at Woodstock



DVDですけど、「CD・ライブ」のジャンルで。

1969年のWoodstock Rock Festivalは、ロック史上最大の伝説となっています。特に、観客がほとんど帰ってしまった、終了間際に登場したJimi Hendrixのステージは、伝説中の伝説となっており、正にロック史上最高のライブ演奏と言っても過言ではありません。
その伝説のステージを収めたのが本作です。輸入盤DVDですが、リージョンフリーなので、リージョンを日本に設定していても観ることができます。日本版もあるようですが、値段が倍以上違いますので、輸入盤の方がお勧めですね。

2枚組になっているのですが、撮影しているカメラのカットを替えて、基本的に同じものが記録されています。Disc1に関係者のインタビューが入っているのと、Disc2に"Hear My Train Comin'"が追加になっている以外は、同じ曲の同じ演奏です。

アナウンスでは "Jimi Hendrix' Experience"と紹介していますが、Jimi自身は"Band Of Gypsy"と紹介していますね。メンバーは、Experince時代からの盟友、Billy Cox(B)とMitch Mitchell(Dr)に加えて、サイドギタリストのLarry Lee、パーカッションのJuma SultanとJerry Velezという6人編成です。


Woodstockのライブアルバムが最初に発売された時、Jimiの演奏分は"Star Spangled Banner"始め3曲だけで、JimiとLarryのギターの掛け合いの所から始まるのですが、メンバー構成が発表されていなくて、てっきり3人編成だと思っていた(そもそもJimi Hendrixが3人以外で演奏したのはこのときくらいのはず)ので、一体Jimiはどんなエコーエフェクト使ってるんだ???と友達達と頭を悩ませていたもんです。
そのせいか「あれは後からスタジオで録音した演奏を編集で入れているんだ」という噂まで飛び出したくらいです。
が、実際こうやって映像を見る限りでは、後から音を追加している様子はなく、正真正銘生の音が入れられていたようです。
比較的Jimiの手元がよく写っていると思いますが、足下のエフェクタの使い方はイマイチわかりにくいところがあって、残念です。
ワウ(たぶんCryBaby)を2台繋げているようなのですが、どういう使い方をしていたのか、非常に気になります。
なんの変哲もないストラトとマーシャルから、なんであんな音が出るのか、30年間悩んでいますが、未だに判らん。

Rainbow / Live in Munich 1977



昨年末にDVDで発売となった1977年(29年前!)のドイツライブのCDです。
出だしの音が酷くて「ゲゲッ!」となりましたが、途中からはマシになりました。スタジオ録音と入れ換えていない29年前のライブ録音としては、まあこんなものでしょうか。
当時の海賊盤を聴くと、御大は真面目に演奏していることがあまりなく、Deep Purpleの"Live In Japan"などは最初からライブアルバムを発売することが決まっていたため、極めて真面目に演奏しているのです。
本作や先日紹介した'76のライブなどは、発売は決まっていなくとも、公式な録音をしていたせいか、ちゃんと演奏していますね。


Rainbowのライブでは、Deep Purple時代の曲をほとんど演奏しなかったみたいなのですが、例外は本作にも'76年にも収められている"Mistreated"でしょう。
カヴァーデルもWhite Snakeのライブでよくやっていましたし、ディオなどはRainbow脱退してDioを結成してからもこの曲をライブでよく歌っています。
名作中の名作で、ヴォーカリストにもギタリストにも、見せ場たっぷりで演奏のし甲斐があるのでしょうね。
この曲はゆっくりとしたテンポで、朗々と歌い上げるヴォーカルと、ヴィブラートの効いたロングトーンのギターが魅力で、インギーが"インスピレーション"でこの曲を早弾きで演奏しているのを聴いた時は「なんじゃい!」と思いましたが、本作で御大が同じようなことしてます (-_-#

2006年6月25日日曜日

【BMW雑記帳】道路公団民営化後、初の決算

少し前ですが、新聞記事に民営化後の道路公団各社と関連会社の決算が発表されていました。
これまで大赤字と言われていて、税金による補填を大量に投入してきたので、赤字決算で当たり前だと思いきや、大幅な黒字です。
民営化時の決算目標は黒字で立てられていましたから、それに合わせたような収支結果になっているようです。高速道路各社は、目標よりは少ない黒字で、子会社が目標を上回る黒字になっていましたが、民営化された途端に、大赤字から大黒字ってどういうことでしょうね。
とはいえ、関連会社も孫会社曾孫会社までは入ってないようですので、そちらの決算まで合算したらどうなっていたでしょうね。更に大幅な黒字になっていた可能性大ですが。
子会社の解釈が来年度から変更になって、公団時代に黒字隠しに使われていた孫会社曾孫会社が子会社扱いになり、連結決算対象になってきます。さて、天下りのお役人幹部さん達はどうやって黒字隠しをするでしょうね。
今まで赤字だったはずの予算は一体どこに消えたのでしょうか?道路建設費は政府が負担して、高速道路各社にレンタルする方式に変わったため、赤字が政府に移ったのでしょうか?
車雑誌各社には、是非この問題を徹底的に追求して欲しいものです。

まあ、要するに「それだけ黒字なら、高速料金値下げせんかい!」ってことなんですが。