2005年9月17日土曜日

博士の異常な発明

集英社文庫刊 清水 義範 著
マッド・サイエンティストSF短編集です。
いや、こんなコテコテの古典SFが今の時代に読めるというのは、非常にうれしいです。
正調ハチャハチャSFがお好きな方には堪らない一冊でしょうね。


2005年9月16日金曜日

イリーガル・エイリアン

ハヤカワSF文庫 ロバート・J・ソウヤー著 内田 昌之 訳
宇宙人が地球人を殺害したとして裁判に掛けられる物語です。
アメリカの裁判のやり方が克明に描かれています。
が、物語が全体の3/4くらい辺りから、どんでん返しに継ぐどんでん返しが始まります。
ソウヤーのストーリーテーラーとしての天才ぶり発揮というところですね。
解説にもありましたが、この人はなんでこんなに色々なアイデアを出すことができるのでしょうか?
その上、その豊富なアイデアを活かす巧みさも抜群ですし。


2005年9月15日木曜日

われら以外の人類 猿人からネアンデルタール人まで

朝日選書刊 内村 直之 著
最新の古人類学の成果をまとめた一冊です。
とはいえ、化石が発見されるたびに人類の進化の謎は深まる一方のようです。


2005年9月11日日曜日

フラッシュ・フォワード

ハヤカワSF文庫 ロバート・J・ソウヤー著 内田 昌之 訳
事故の責任が不明確(そもそも原因が不明)なのに、その責任を騒ぎまくったマスコミは、次にその因果関係を調べるための再実験で現象が再現しなかったことに、再度責任を追及する。
事故の容疑者が犯人でなかったことに怒るというのも、マスコミというか一般大衆の心理なんでしょうね。
ということは、ストーリーの大筋とは直接関係ありませんが。
人は自分の見たいものを見、信じたいものを信じる。あ、これは海皇記の台詞か。


メサイア・コード(上・下)

ハヤカワNV文庫刊 マイクル・コーディ著 内田 昌之 訳
騙された...。これ以前読んだ「イエスの遺伝子」を改題したものでした。
時々こういうのあるんだけど、出版社が変わってタイトル変わって、同じ物だと気が付かずに買ってしまうということが。
なんかなぁ。ハヤカワに文句言って、金返して貰うべきだろうか?