2021年11月4日木曜日

剣樹抄 / 冲方 丁

冲方さん、かなり水戸黄門に入れ込んでますね。
黄門様がまだ若い(といっても30代くらい)の時の物語です。
当時の江戸の風俗とか、活躍した人たちの関係とか、かなり詳しく調べて作り込まれてます。
解説でも、この辺りの時代考証の綿密な調査度合いについて、感嘆されていますが、当時の江戸の街の様子をこれだけ詳細に描いた小説はいままでなかったんじゃないでしょうか。

本小説は、テレビ化されるそうです。
これを限られた上映時間の中で映像化できるのか?という感じですが。

それにつけても、冲方さんの文章は説明がくどいけど、読みやすくて、物語の中についついいれこんでしまいます。