2000年5月20日土曜日

【BMW雑記帳】添加剤

今日はちょっとtiから離れて、車一般に共通の話題です。某BBSで話題になっていたので、ちょっと書かせて下さい。
私は昔は割りと添加剤を入れていたんですが、最近はまったく入れていません。効果が感じられないわけではないのですが、安くない添加剤を入れるより、その分値段の高いオイルを入れた方がいいからのように思われるからです。
添加剤でも例えばモリブデン系のものは、オイルメーカー自身が最初から添加したものを販売しているくらいで、効果はありそうです。ただ個人的には、この系統のオイルはあまりよい印象がないのです。BMWのエンジンには合わないのかも知れません。
また添加剤としては、テフロン系のものは”?”ですね。大体テフロンを金属に定着させるのは、特殊な熱処理が必要で、紛体をオイルに混ぜても金属壁に定着するはずがないのです。更にテフロンの摩擦係数は負荷により変わり、低負荷時には宇宙一摩擦係数が低いのは事実ですが、負荷が増えると急激に摩擦係数が増大します。つまりエンジン内部のやミッション、デフのような負荷の大きいところでは、摩擦係数の低さによる潤滑効果はまったく期待できません。
他に金属壁を特殊コーティングという添加剤がいくつかありますが、成分や原理が判らないので、試したことはありません。
深海鮫のオイル、スクアランはエステル系のオイルと同じく、分子電極による金属壁への定着があるそうなので、効果はありそうです。私自身は試したことはないのですが、知合いでスクアランの原料スクアレンを入れたところ、エンジンが見る間に静かになったそうです。しかし、エステル系のオイルはタレるのが早いような気がします。 RedLineは1万kmとか2万km無交換を謳っていますが、実際には3,000km程度で初期性能が明らかに落ちます。これから考えるとスクアランも効果はそれほど長続きしないのではという気もします。
まあ、そういうことで、私の結論は添加剤を入れるより、その分で高いオイルを入れるか、オイルをこまめに換える、ですね。


2000年5月18日木曜日

【BMW雑記帳】tiは人気車種?!

日本ではtiはあまり人気がないようです。何故かというと、安いBMWをということでtiを購入対象としてディーラーへ行った人達は、セダンとの価格差(実売価格)があまりないことを知るとほとんどの人がセダンにしてしまうのだそうです。このためtiの占める割合というのは、日本ではそれほど高くないそうです。
#しかしBMWならなんでもいいというのも困った話だけど(苦笑)
本国のドイツではE36全体の中でtiの占める割合が20%ほどあるそうで、クーペとほぼ同じだそうです。しかも購入者は他メーカーからの乗換えが圧倒的なので、tiの売上げはほぼそのままBMWシェアアップになるというわけです。
このため、BMWでは次期tiにも力を入れて開発を行うようですし、他のメーカーもtiと同じコンセプトの車種を開発しているわけですね。

まあ日本で人気がないとはいえ、それなりに売れていることは確かでしょう。当初のCompactとCompact Plusの2グレードから、MとLへの変更などは売れているからこそ可能なことだと思います。ほんと、このMとLの装備は、大判振る舞いもいいところですよ。まったくお買い得です。お蔭でCompactの中古からMの新車に買い替えことになってしまったし(笑)。エアロとかを付けるより買い替えた方が安いんですからねぇ。

2000年5月17日水曜日

【BMW雑記帳】tiはBMWの良心

というとで、週刊と書きましたが、当面はカーセンサー掲載記念ということで、できる限りインターバルを短くして掲載していきたいと思います。
#いつまで続くか、自分でも疑問なんですけどね(苦笑)。

さて今日のお題はtiはBMWの良心です。
よくtiは値段も安いから性能もよくないんだろうとか、他のBMWに比べてよくなさそう、などという声も聞くんですが、これは全然違います。
例えば性能ですけど、tiが出た当時はBMWで一番のハンドリングマシンだったんですね。今はZ3にその座を奪われてしまいましたが、セダンの318iはおろかisよりもtiの方が軽快なハンドリングを誇っています。理由は簡単で、リアをすっぱりと切り取ったため全長が短く慣性モーメントが小さくなってるからです。
それから加速や減速ですが、318iよりもisよりもよいです。理由はisと同じDOHCエンジンを載せていながら、車重が軽いからです。軽くて馬力があれば当然加速はいいですし、ブレーキも同じですから車重が軽い方が効きがよいのは当然ですね。
リアサスはE30と同じものが使われていて、形式的には318iやisに負けてますが、熟成された足回りであるため、性能では必ずしも負けているということはありません。
つまり性能的には、より値段の高いセダンやクーペに引けを取るところが、勝っている部分も多いのです。
内装もシートなどはセダンやクーペと変わらず、エアコンやオーディオでやや安いものが使われているくらいです。中の広さもセダン並ですから、後ろに人を乗せても「外見は小さいけど中は広い」と言われます。
つまりtiは値段は安いですが、車としても価値は他のBMWと同じと言ってよいと思います。
逆に言えば、これだけの車が何故こんな値段なのか不思議なのですよね。リアサスがE30からの流用とはいえ、エンジンはセダンよりもいいものを積んでいるんですから、差し引きで考えれば同じくらいのコストが掛かっているはずなのです。ボディだって、Aピラーより前はセダンと共通のようですが、それ以降は専用ですからそれなりにコストが掛かっているはずなのです。
で、お題になるわけですが、安いからといって車としての性能や価値を落とさない、という部分にBMWの誇りと良心を感じるわけです。正直BMWというメーカーは最新技術をふんだんに駆使しているわけではなく、どちらかというと古い技術で無難にまとめるという傾向があるように思うんです。BMWの優れているのは、オーソドックスな設計で最高のチューニングをするところにあると思うんです。そしてそのチューニング技術をふんだんに注ぎ込んだ結果が、tiという車ではないのかと感じます。
ですから、tiに乗っている方は安いからといって引け目を感じず、BMWの中でtiが一番だ!と胸を張って乗って欲しいですね。
私は昨日書いた通り、ハッチバックしか興味がないので、ti以外のBMW車は興味ありません。
#といいつつ、ツーリングは気になってます。ハッチバックですから(笑)。

2000年5月16日火曜日

【BMW雑記帳】Why ti?

さてさて忙しくてろくに車に乗る暇がないのに、このような無謀な企画を立てていいものかはなはだ疑問なのですが、せっかくカーセンサーを見て来て戴いた方に、最新の情報を提供できなのも情けないので、始めることにしました。
#知らずに来た方のために書いておきますと、2000年5月25日発売のカーセンサーに、本サイトが紹介されるそうです。
##これを公開する直後には、まだ発売になってないっすね (^O^;;;;。
もっとも1ヶ月もしたらなくなっているかもしれませんので、もっと読みたいというご要望があれば、どしどしメールをして下さい。全然なければすぐ止めます(笑)。

さて、ここを見に来た方は、tiに興味があって来られたのだと思います。tiを語るためには、まず私がなぜtiを購入したのかを記したいと思います。
購入に当って、私が必要としたスペックですが、まず仕事と趣味の関係で荷物を載せるので、ハッチバックが絶対に必要ということです。車歴を見て戴ければ判ると思いますが、私が購入してきた車は、R32スカイラインを除けば、すべて3ドアハッチバックです。 R32のときは魔が刺して(笑)発表されたばかりのを衝動買いしてしまいましたが、お蔭で荷物が載せられなくて苦労しました。
次は普段は一人で乗るので小型な車でよいが、高速走行も考えると1500-2000ccクラスが適当ということです。この環境問題が取り沙汰されているときに、排気量が大きく車格も必要以上に大きな燃費の悪い車を一人で乗り回すなどは、良識ある社会人としては考えられないです。というのは、ガソリン代をケチりたいための言い訳ですが(爆)。
#実際はBMWの燃費はtiも328もM3もあまり変わらないようです。走り方次第ですが。
で、ここまでの条件なら国産・輸入車どちらも当てはまる車種は一杯あるのですが、FRがいい!となると、世界中探しても、現行車種ではtiしかありません。私はFF、FF、4WD、FRと乗換えて来たのですが、運転のしやすさや、感覚に合う挙動という点では、やはりFRがダントツにいいです。
ということで、tiになってしまったのです。