ステレオ誌付属のLXU-OT2を弄っている内に、ちゃんとしたUSB DACが欲しくなり、色々と調べた結果、英吉利は剣橋にあるオーディオメーカーのを買うことになりました。
BitPerfectのオーバーサンプリング効果もよかったのですが、ソフトウェアでのアップサンプリングはMac miniには向かないようなのと、BitPerfectでアップサンプリングされるのがiTunes音源のみのため、音源に関わらずアップサンプリングしてくれるものを探すと、USB DAC自身にアップサンプリング機能が付いている方がよいなと。
最初は仕事仲間と、欧州で話題という中国のガレージメーカー品を輸入しようかと考えたのですが、eBayで色々とUSB DACを漁っていると、Cambridge Audio DAC Magic Plusを安く出している業者がおり、更に値切り交渉OKだったので試しに値切ってみたところ、結局送料込みで5万円を切る値段で買えました。(その時のUSDレートは90円ちょい)
日本での最安値よりも1万3千円くらい安いので、メーカー保証が効かないリスクはありますけど、届いてから2週間程経過して順調に動いているので、結果的にラッキーだったなと。
(ちなみに出品者は本品を2台だけ出品していて、常にこの値段で出しているわけではないので、常にeBayで安く買えるわけではないです。普通に出品されているのだと、送料込みだと日本で買う方が安いです)
Cambridge Audioの価格が高い製品には、ATF Upsamplingという瑞西の音響研究会社で開発された技術によるソフトを、Analog Devices社とIntel社が開発したBlackfinという32bit DSPで処理するという、優れたアップサンプリング機能が搭載されています。
Cambridge Audio DacMagic 100 [Silver] ケンブリッジオーディオ 192kHz/24bit入力対応 USB DAC
また中国のガレージメーカー品のアップサンプリング品は、ここまで賢いアップサンプリング機能ではないのです。
到着して、始めにMac miniの光出力を繫いで聴いたのですが、あまりいい音ではなくがっかりしたのですが、USB接続に切り替え、USB入力のサンプル周波数設定を192kHzにし直し、デジタルフィルター設定をやり直して、と設定を変えていく内にドンドンよくなり、最終的に「うわ、こんなに色んな音が今まで聞こえてなかったのか!」と、もっと早くDACをまともなものにしておけばよかったと後悔するくらいに、凄い表現力のある音になってくれました。
こうなるとですね、今使っているSTAXのイアスピーカのアンプが、音質のボトルネックになっているんじゃないかという気がしてくることしきり。
人の欲望の果てしなさには、困ったもんだ。