2017年1月12日木曜日

光秀の定理 / 垣根 涼介



本作は氏にとっては初の時代小説だそうですが、そうとは思えないくらい面白いです。
結構分厚いのに、2日程で読み切ってしまいました。
題名からして、明智光秀が主人公かと思いましたが、実は脇役で、主役は個性的な二人組。
時代小説らしくないですが、読んで損のない1冊です。

2017年1月9日月曜日

財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済 / 上念 司



本書の冒頭で財務官僚が日本経済を低迷させたい理由が明かされていますが、要するに自分達が貴族として君臨したいからということですわ。
官僚は国家公務員法で厳重に守られていて、国会議員や閣僚と異なり、重大犯罪を犯さない限り何をやっても頸になることも降格されることも減俸されることもありません。
官僚のトップも、大臣には人事権がなく、誰を事務次官に据えるかも役所が決めて、大臣はそれを受け入れるしかないんですよね。
そういう立場を利用して、日本の経済を低迷させ、国民が貧乏に喘ぐように仕向け、自分達は高級マンション並の省庁住宅に住み、安穏と暮らしていると。

日本政府の財政赤字が、昔から「このままでは日本政府の財政破綻を起こす」と叫ばれていますが、実際には国の資産も大幅に増えていて、差し引きすると大した赤字じゃないんだそうで。
これは財務省のWebサイトにひっそりと公開されている情報なんだそうですが、財政赤字が1,000兆円でも現金資産が600兆円あるんだから、資産のことを隠して赤字の方の数字だけ一人歩きさせるのは、大陸や半島の政府も真っ青な誤魔化しまやかしです。
それを恥ずかしいと思わない官僚の神経も、なんかなぁという感じですが。

ちなみに大新聞各社は、税調査察による圧力に屈して、財務省には逆らえず、提灯記事を書くしかないんですわ。
なので、本書の末尾にある、税金の徴収を財務省から独立させてるということが、行政運営の公正とマスコミ報道の公正を守る上で必要なのですが、まあ財務省はどんな手を使っても阻止するでしょうね。
税調査察でマスコミに圧力を掛けるのは、何らかの法に抵触するはずなんだけど、検察も財務省の手先みたいなところがあるから、余程の証拠がない限り何もせんでしょうね。

アンダーワールド ブラッド・ウォー

アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(公式サイト)

このシリーズまだ続いていたんですね。
映画館でこのシリーズを観るのは初めてで、これまでのは廉価版DVD買って観てました。
が、本作を観て、一つ前のを見逃していることに気が付き、ただ今Amazonでレンタル視聴(100円)しています。

それはさておき、主演のケイトさん、相変わらずの抜群のプロポーションと美貌です。
最初の作品から13年経っているわけですが、それを感じさせないのは、流石ハリウッド女優というべきか。
今回は舞台が中世を感じさせる場所がメインで、これ以前の都会を舞台としたのとは、ちょっと雰囲気が変わっています。
とはいえ、CGによるライカン(狼男)とケイトさんの格闘シーンがメインなのは変わらずですが。