2006年12月13日水曜日
月刊 LINA
LINAって誰だっけ?と思いつつも表紙がエロかったのでついつい買ってしまいました。元MAXのLINAですな。
表紙に違わず、中身もエロっぽいです。露出度は差程でもないのですが、表情とかポーズとかがエロさを感じさせてくれます。
撮影はMAKI KAWAKITAとあるのですが、名前からすると女性でしょうか?構成もアングルも構図もしっかりとした写真を撮られてます。結構絞って被写界深度を深めにしてピントをビシっと出す感じはミセキ氏ぽいです。
ポートレートだと絞り開けてボケを多くするものという風潮があるのですが、グッと絞って被写界深度を深くしてピントカリカリにする方が立体感が出るんですよ。逆だと思っている人が多いですけどね。
天王船 / 宇月原 晴明
一昨日の「黎明に叛くもの」の短編外伝4作が収録されたものです。
外伝になっているため「黎明に叛くもの」を一読されてから、こちらを読むことをお勧めします。その方が内容を理解しやすいですから。
この中の1編に、羽柴秀吉と小早川隆景が通じていて、信長滅後の秀吉の大返しで毛利が追いかけて来なかったのはそのせいというものがあります。
確かに、この時の毛利軍の動きにせよ、秀吉が天下を取ってからの隆景の徴用振りなどを考えると、毛利を攻めるに際して秀吉が隆景を凋落していた可能性は高いです。人垂らしで有名な秀吉が、毛利の大軍とまともにぶつかろうなどとは考えるとも思えませんし、前もって手を打っていた可能性は高い、というよりも秀吉ならそうしていて当たり前のようにも思えます。
こういう史実に基づいた如何にもありそうなことを並べることによって、歴史作家は読者に史実と虚構の区別を失わせ、惑わせるのですよね。
2006年12月11日月曜日
京都嵐山花灯路
最近こういうの流行っているのでしょうか?春には祇園で、夏には奈良で、そして晩秋に嵐山で、古都の町並みをライトアップして観光客を呼び込むという催し物です。
残念ながら紅葉がほとんど終わってしまっていて、紅葉のライトアップという感じにはあまりなってないのですが、竹林のライトアップは非常に綺麗でした。
夏の奈良には浴衣のおねーさんを調達して撮影したのに続き、今回も着物のおねーさんを調達して行ってきました。
でも町並みが狭いせいもあって、奈良に比べるとイマイチですね。モデル撮影にはちょっと向きそうにありませんでした。
ライトアップだけを撮影するのなら、それなりによいでしょうけど。
竹林はなかなか幻想的で素敵でした。
残念ながら紅葉がほとんど終わってしまっていて、紅葉のライトアップという感じにはあまりなってないのですが、竹林のライトアップは非常に綺麗でした。
夏の奈良には浴衣のおねーさんを調達して撮影したのに続き、今回も着物のおねーさんを調達して行ってきました。
でも町並みが狭いせいもあって、奈良に比べるとイマイチですね。モデル撮影にはちょっと向きそうにありませんでした。
ライトアップだけを撮影するのなら、それなりによいでしょうけど。
竹林はなかなか幻想的で素敵でした。
黎明に叛くもの / 宇月原 晴明
異才宇月原氏が今回取り上げたのは、信長に何度も反逆した挙げ句、名器平蜘蛛の茶釜と共に爆死した松永弾正久秀です。
松永久秀という人は、東大寺の大仏を焼き、長年使えた主を殺し、将軍を殺しと、悪逆を尽くした人なのですが、何故か信長には気に入られていたようです。
現在、日本の城というと天守閣があるものを思い浮かべますが、この天守閣というのは松永久秀の発想で、久秀が築城した多聞城と信貴山城(2つは同時に築城された)が世界初の天守閣を中心とした城郭になります。
安土城、大阪城、更にはそれ以降の日本の城は、全てこの多聞城のコピーと言っても過言ではありません。
しかしその松永弾正を取り上げた歴史物語はあまりありません。残っている資料が少なくて書きにくいのか、悪逆非道の行いに対して、茶の湯や城郭の発想などが相反するため、描くべき人物像が見えにくいせいかなとも思います。
本作はその不可思議な人物を、不可思議な世界観で描き、理不尽さが実は本当なのかと思わせられてしまうことに成功しています。これも元々松永久秀という人が、それだけ不可思議な人物であったからでしょうが、宇月原氏の独特の世界観には引き込まれてしまいます。
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