2013年4月24日水曜日
戦国最強の兵器図鑑 火縄銃・大筒・騎馬・鉄甲船の威力 / 桐野作人
歴史研究者であり、歴史作家でもある桐野氏による、戦国時代の兵器についての解説書です。
火縄銃の尾栓のネジの写真を見ただけで買ってしまいました。
ネジを切るのは、ねじ切りの旋盤がないと作れないと思ってしましたが、ちゃんと方法があるんですね。
昔の職人さんの技には、本当に感心させられます。
その他の兵器や兵法についての、確たる資料に基づく緻密な解析には非常に感服させられました。
戦国時代について興味がある方は、一読することをお勧めします。
歴史を見る目がガラッと変わること請け合いです。
2013年4月23日火曜日
海を見る人 / 小林泰三
先日の見晴らしのいい密室の奥付けを見ていて、本書はまだ読んでないなと思い、買いました。
氏の作品で最初に読んだのがΑΩ(アルファ・オメガ)だったもので、ホラーSF作家というイメージがあり、実際今まで読んだものもほとんどがそういう作風のものがほとんどでした。
が、本書はハードSFと呼ばれる純粋に物理理論を論じるSF短編集になっています。
まあとはいえ、小林氏の怪しい世界はちゃんと構築されていますが。
相対性理論についての作品が集められています。
登録:
投稿 (Atom)