2003年9月7日日曜日

【BMW雑記帳】極低速での衝突

先週日曜日に免許の更新に行って来ました。日曜日で混むだろうから朝一で行こうと思いつつ、しっかり寝坊してしまい(笑)、即日交付の受付け時間ギリギリに滑り込みでした。受付の時間は、昼休みがあるようなのですが、中の写真撮影は12時過ぎても行われていて、講習も12時半からで、休みなしで事務処理が行われるようです。たぶん交代で取っているのでしょうけど、昔に比べると警察署の行政サービスはよくなっているようです。
さて、その講習でダミー人形に車が追突したらどうなるかという映画を見せられたのですが、たった20km/hでもフロントガラスが割れてしまうのですね。まあ当たるまでブレーキを踏まずに走ってなのですが、ブレーキを踏みながら突っ込んでも、当たったときの速度が20km/hというのは、十分あり得る速度だと思います。
20km/hというのがどのくらいの速度か、言われてすぐピンと来る人は少ないのではないかと思いますが、広めの駐車場なんかでは、大抵の車がこの速度を超えて30km/hくらいで走り回ってますね。小さめの20台くらい駐車できるところで、やっと20km/h程度で走ってるかな?まあ実際に試しに走って見ると判りますが、運転席から見るとかなりのノロノロ運転です。三輪車には勝てるけど、自転車にはあっさりと抜かれてしまう速度ですからね。走った方が速いくらいの速度ですから。
そんな低速度でも、フロントガラスにダミーの頭部が突っ込むと、ガラスは割れて、ダミーの頭部も陥没します。普通車だと、フロントで足を砕いて、それから頭がフロントガラスに突っ込んで来るので、フロントガラスは割れるというよりはヒビが入るという方が近いのですが、ワンボックスのようにボンネットがない車だとフロントガラスもダミーの頭も砕けてしまいます。
前にも書いたかも知れませんが、私の家の近所は閑散とした住宅街で、道路の速度制限は20km/hです。まあまずこの速度制限を守っている車はなくて、ほとんどの乗用車は60km/hくらいですっ飛んで行きますけどね。こういう住宅街は、高齢者や小さい子供が以外と多く、子供が乗った自転車の飛び出しなんかも結構あるんです。車の飛び出しも時々ありますしね。
ドイツでは、速度取り締まりのカメラは、高速道路ではなくこういう住宅街や学校の近くの道路に設置するそうなのですが、日本でも是非見習って欲しいと思います。本当に危険な場所や運転というものが判っていれば、こういうことこそ見習うべきだと思うんですけどねぇ。でも日本だと、罰金が稼げない場所にはきっと設置しないんでしょうね。