某誌の巻頭スクープ記事に次期スープラにBMW製V8搭載というのがあります。何でも欧州メーカー数社のエンジンを比較検討した結果、BMWからバルブトロニックV8を購入することを決定したというのですが....。欧州の厳しい排ガス規制と燃費規制に対応するためにバルブトロニックが有効なのは確かですけど、それをクリアするエンジンが自前で作れないわけはないでしょうにねぇ。
BMWはMINI用のディーゼルエンジンをトヨタから購入することになっているくらいですの、逆にトヨタがBMWからエンジンを購入するという話しがあっても不思議ではないのですが、スープらとなるとトヨタのスポーツカーのトップエンドなわけで、F1に参入しているメーカーが自社を代表するスポーツカーのエンジンを他社から買うというのは考えられないです。そりゃ昔はヤマハからエンジンを買ってましたし、レース用のターボエンジンの開発をシュニッツアーに委託したりと、何でも自前でやるというメーカーでないのは確かですが。
しかし今の時代、どこどこがくっつくかさっぱり予想が付かない時代ですし、自動車メーカーではホンダとBMWだけがどことも資本関係を結ばず独立でいるのが不自然なくらいですから、この不況下でも毎年のように最高経常利益を更新しているトヨタがBMWを買収しても、全然不思議じゃないですしね。まあBMWも経営は順調ですから、当面どこかに買収されることはないでしょうけど。