2018年4月28日土曜日

続・明治維新という過ち 列強の侵略を防いだ幕臣たち / 原田 伊織



明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト〔完全増補版〕 (講談社文庫)の続編です。
明治維新150周年ということですが、明治維新というのは薩摩と長州によるクーデターというべきもので、そのために京の天子を利用したのですが、その時に作られた薩長体制は今の政治にも継承されており、現代日本を支配してるわけです。
幕藩体制が今でも続いていたらどうなったか?という仮定をしても仕方がないのですが、江戸時代の幕藩体制というのはかなりよくできており、文化的にも経済的にも進んでいたのです。
江戸幕府の官僚が無能だったから、幕府が滅びて明治時代が到来したというのが通説ですが、本書ではそれを真っ向から否定して追います。
まあいずれにしても幕藩体制が限界に来ており、制度疲労を興していたことも事実だとは思いますけどね。
そういう意味では、今の政治体制も制度疲労を起こしていて、故に官僚の不祥事が次々と発覚し止まらないわけで。

2018年4月25日水曜日

稲の日本史 / 佐藤洋一郎



内容からすると以前に読んだ、写真たっぷりの稲作に関する本の著者の方かなと思いましたが、検索した限りでは別の方みたいです。
稲というのは謎な作物で、起源がよく判っていないんですよね。
本書では日本に稲が入って来たルートは、稲の葉緑素DNA解析の結果から、朝鮮半島経由のルートと中国大陸南部から直接のルートの2種類で並行的に渡来したものと推定されています。
DNA解析の速度と精度がより向上して、葉緑素、ミトコンドリア、核のDNAが全て解析/比較できるようになれば、もっとはっきりするんでしょうけどね。
DNAの変化によるDNA時計による比較もできるようになりますから、ルートはよりはっきりするはず。
本書は15年程前に新書として発刊されたものに、文庫化に際して最新の研究に基づいて一部を書き改めているとのこと。

稲作というと、日本人は水田による水稲栽培を思い浮かべるのですが、陸稲というのもあり(というか世界的にはこちらの方が主流らしいですが)焼き畑でも栽培が可能です。
焼き畑は遺跡として痕跡が残らないので、焼き畑により農業を行っていたかどうかというのは知りようがないのですが、縄文時代の遺跡から稲籾が見つかっている事実から、恐らく稲(とその他様々な栽培食物)を焼き畑農法か似たような方法で栽培していたのではないかと思われます。

どうも日本の歴史学会では、日本の文化の基本となったものは全て朝鮮半島から来た、という説以外を称えるのは禁忌だったようで、最近になってやっと縄文時代にも農業を行っていたらしいという説が語られるようになりました。
戦前から日本に入り込んだ、ソビエト連邦共産党のスパイによる洗脳が、未だに日本の学会やマスコミを中心に蔓延っているのはどうにかならんもんでしょうかね?

【くるまのおと】凸凹道でステアリングを取られることはなくなりました

最初の年次改良でステアリング制御の改良、2回目の改良でG-Vectoringの導入とサスペンションの改良、そしていつの間にやらリアドア周りの剛性の向上。
初期型では荒れた道を走ると、クルマ全体(特にリア周り)が揺すられ、運転者の身体全体が揺すられ、ステアリングが取られてフラフラしてしまっていました。
が、最新型では荒れた道でもリア周りがポンポン跳ねることはなく、そのため身体全体が揺すられることはなく、ステアリングも安定して保持でき、ほぼ真っ直ぐに走ることができます。
まあいくらG-Vectoringとはいえ、凸凹道でもステアリングを真っ直ぐに保持しておくだけで真っ直ぐに走ってくれるわけではなく、ある程度は運転者がステアリング操作をする必要はありますが、あきらかに前の初期型に比べると操作量は極軽微で、手首の返し程度です。
まだ高速は走っていませんが、街中のせせこましい家の周りや大阪市内の混雑した道は、かなり快適に走れます。(周りに下手なクルマがいなければ、ですが)

G-Vectoringを搭載するに当たって、エンジンのレスポンスを向上させる必要があったためだと思いますが、エンジンの周り方もスムーズになっています。
ATとの協調制御が、初期型では今一で、突然ATがシフトアップやシフトダウンして、ドーンというショックが来ることが度々あったのですが、この点も改良されているようです。
ただドーンと来る現象が皆無というわけでもないので、たまたまかも知れませんが…普通にシフトアップ、シフトダウンする時にあったごく軽いショックは綺麗に消えていて、タコメータをみていないといつシフトしたのかをほとんど感じられないくらいになっています。
2回目の年次改良の時にディーラーで試乗したときに、i-stopの停止と再起動でショックが殆どなくて驚いたのですが、残念ながら私が購入した個体ではしっかりとショックが来ます。
止まる時はほとんどショックなく止まるようになっていますが、再起動の時はショックが軽いときと大きいときとあって、全体的には初期型よりも小さくはなっていますが、大きく改良されたかというとなんとも言えないところです。
停止側はかなりショックが減っていますが。

ちなみにiDMのStage 1は、2日間に5回発進->停止でクリアできました。
前のでiDMで評価が高くなる運転になっているからか、数々の改良でスムーズな運転しやすくなっているせいなのか。
ちなみに、いきなりシフトダウンしてエンジン回転を急上昇させて白点灯するのとか、坂道でブレーキホールドを解除するショックで白点灯するのは直っていません(苦笑)

まだまだ続く。

2018年4月23日月曜日

【くるまのおと】度重なる年次改良で中見が別物になった最新型に乗換え

2回目の年次改良でリアサスペンションが変更され、乗り心地が格段によくなり、G-Vectoringで運転のしやすさが格段に上がっていたのにショックを受けて、以来悶々としていたのですが、車検まで半年を切ったところで半ば衝動的に買い替えてしまいました。
年度末の決算期で、下取り価格が大幅に優遇して貰えたもんで。

にしても、見た目が全く同じのに買い替えなくてもええやろと自分でも思うんですが…外装色のラインアップが一部変更されていることに気が付かなかったんですよね。
気が付いていたら、いつの間にか追加になっていたエターナルブルーマイカにしてもよかったかも。
(前のも今回のもダイナミックブルーマイカにしましたが)


ニュースリリースで発表されている以外にも色々と改良されている、もしくはされているっぽい部分があります。
見てすぐ判るのは、リアドアの内側に取っ手が付いたこと。
これまでもフロントには付いていたんですけど、なんでリアにはついてないねんという不満が解消されました。


また、初期の頃にネットコミュニティでも文句が出ていたのが、リアドアの質感の低さ。
ドアの厚みが薄っぺらな感じで、閉めたときの音もぺしゃんという感じの情けない音でした。
それがいつの間にやら、リアドアが重厚な感じになり、閉めたときの音もフロントに負けないドン!という重厚な音に変わっています。
リア周りの剛性が上がっている雰囲気です。
初期型を購入したけど、リアドアの情けない音がイヤな方は、是非ディーラーへ行って最新型に試乗を申し込んで、リアドアの感触を確かめてみてください。


初期型のベーシックグレード13Sのエアコンはマニュアルエアコンでしたが、オプションの関係でオートエアコンになりました。
が、ちょっとイヤな感じがあるのが、エアコンの下にあるCD/DVDプレイヤー。
アルミホイールを工場オプションで選ぶと、革巻きステアリング&シフトノブがセットなのは前と同じなのですが、今回はそれに加えてLEDヘッドライトとかのセットとCD/DVDに地上デジタルTVチューナーのセットとの組み合わせでないと選べないようになっていること。
テレビ観ながら走れとでもいうんかい!といいたいけど、もちろん観れまへんから意味ないし。
在庫処分なんかなぁ…流石に今回はこればっかりは腹立っているよ。
LEDコンフォートパッケージには、フルオートエアコン(花粉除去フィルター付き)とフロントシートにヒーターが付きます。
アドバンストキーレスエントリーシステムというのも付いて来るんですが、これってリモコンキーを操作しなくとも開け閉めしてくれるらしいですが…最近流行の電波リレーで簡単に開けられてしまったりせんのかな?

以降、暫く買い替え編が続く。