2020年12月26日土曜日

ウッドロー・ウィルソン 全世界を不幸にした大悪魔 / 倉山 満

 

ちょっと前に亜米利加合衆国の大統領選挙が行われましたが、あの狂乱的な選挙を見たら、歴代の大統領に気がおかしい人物が紛れ込むのも仕方がないかという感じですね。 実際、在任中の言動を後世の精神科医が分析して、精神異常の可能性が高いと診断された元大統領もいるようですが、その方達に比べるとトランプ大統領などは発言は過激だけどやってることは割とまともだったりするわけで。 で、倉山氏認定の最も狂気に満ちた大統領が、ウッドロー・ウィルソンだそうです。 世間一般には国際連盟の発足を提唱して第一次世界大戦を停戦に導いたとして、平和の象徴のように言われているそうですが。 国際連盟の発足を提唱したけど、加盟せずで、結局何がやりたかったのか。 本書の語るところでは「イエス・キリストになりたかった」のだそうで。 新興宗教の教祖様になろうとしてなれなかったけど、その妄想を捨てきれない中二病のファザコンが、何故また大統領になることができたのか。 その前に州知事になってますが、それも不思議で。 日本の総理大臣など、この方々に比べたら極めて良識的な人達ばかりに見えてしまいます。 #日本の政治家は、チキンばかりででかいことなど何もやれないという方が正しいのでしょうけど。