2002年4月7日日曜日

【BMW雑記帳】BMWの運転テクニック

メディアファクトリーという出版社から「BMWの運転テクニック2002」という書籍が発刊されています。著者はBMWドライバー・トレーニング・チーフインストラクターのこもだきよし氏です。12年前にもスコラから「BMWの運転テクニック」という本が出ていたのですが、これはそれの改訂版というか最新版です。
この本の内容は、主にBMWドライバー・トレーニングで教えている内容を書いたものです。こもだ氏は12年前にドイツへ行き、BMWのトレーニング・インストラクターの資格を取った最初の日本人です。もちろんモータージャーナリストとしても有名ですね。
運転テクニックだけではなく、BMWの最新車種毎の特徴やそれに応じたドライビングスタイルなども紹介されています。
BMWオーナーなら必見の一冊です!!

中望遠はポートレート専用?

85mmクラスのレンズを、一般にポートレートレンズと呼びます。これはこのくらいの画角の視覚効果が一番ポートレートを撮影するのに適しているからだと言われています。昔から写真館などでのポートレート撮影によく使われている画角ということもあると思います。そのためか、どうも世の中では「ポートレートは85mmクラスのレンズでしか撮ってはいけない」と思い込んでいる人もいるようで、ましてや「広角でポートレートなど飛んでもない」という人もいます。はたしてそうでしょうか?
ギャラリーをご覧頂ければ判るとおり、私は広角でポートレートを撮影することが多いです。室内だとモデルとの距離が取れないから必然的にそうなるということもありますし、モデルと適度な会話をしながら撮影できる距離を保ちたいためということもあります。が、一番は広角のパースによる視覚効果が好きだからかも知れません。普通の人が嫌う広角のパースによる歪みが好きなんでしょうね(笑)。
前にある人が「ポートレートは85mm以外では撮らない」と言ったのに私が「そんなの変じゃない?」と反論したときに、その人から「あなただっていくらなんでも20mmとか1000mmでは撮らないでしょう?」と再反論をされたことがあります。私は20mmでポートレート撮ってました(爆)し、「1000mmで好きな描写で手頃な価格のレンズがあったら撮るよ」と答えました。「焦点距離が広がればそれだけ表現方法が増えるから、焦点距離を決めつけることはしない」というのが、私の考えであることも添えて。その後、反応はありませんでしたけどね。
むろん色んな焦点距離のレンズを使ったからといって、それで即いい写真が撮れるわけではないです。その焦点距離、そのレンズの特徴を十分に会得して、生かして、初めていい写真が撮れます。それは、テクニックがあるからといっていい写真が撮れるわけではないのと同じです。
よく、自分はこの焦点距離が好きだ、とか、苦手だ、という方がいますが、そういう人の大半は、その焦点距離の視覚効果を十分に会得せず、数回やってみて駄目だと決めつける人です。後は、その焦点距離に、自分好みのレンズが見つからない人ですね。
皆さんも頭で決めつけずに、色んな焦点距離に挑戦されてはいかがでしょう?