2014年8月8日金曜日

有性生殖論 「性」と「死」はなぜ生まれたのか / 高木由臣



文章自体は割と優しい言葉で判りやすく書かれているのですが、内容を理解するのは非常に難しかったです。
なので、なかなか読み進められず、本のページ数の割に時間が掛かってしまいました。

生物は最初は「寿命がない」(事故とか飢餓とかがなければ永遠に生き続けられる)状態から、「寿命がある」(子孫を残して死ぬ)状態に進化しました。
また自己をそのまま複製する単性生殖から、他の個体と遺伝子を混ぜ合わせる有性生殖へと進化しました。
ということで、どういう理由、利益があって、生物が「寿命がある」有性生殖に移行したのか?を論じた書です。

まあ結局は、まだ判らない、ということなんですけどね。

ゾウリムシは単性生殖しかしないと思ってましたが、有性生殖もするんだそうです。
しかも種によっては、性が4つとか8つとかのいるそうで。
なんかもう、生命は何でもありですな。

理由があったというよりは、たまたま生き延びたのが、「寿命のある」2つの性の有性生殖だっただけなんじゃないかって気がします。

2014年8月3日日曜日

【くるまのおと】デミオ・プロトタイプ先行展示会

大阪は梅田で展示会が開かれています。
結構な人が興味津々で集まってましたね。
後部座席と運転席に座ってみましたが、しっかりとしたシートで、ドライビング・ポジションもきちんと取れました。
ステアリングもシートもガタ付きは一切なく、かなり力を掛けて押したり引いたりしてもビクともせず、ドイツ車に負けない造りになっています。
FFですが、ステアリングがドライバーの真正面にあって、きちんと真っ直ぐに座れるのは嬉しいです。
今のBMW 318tiは、FRだけどステアリングが左にオフセットしてるんですよね。

BMWはドライバーが内側を向くように、ステアリングが内側にオフセットしているんですよね。
(つまりオフセットは右ハンドル車だけでなく、左ハンドル車も右側にオフセットしている)
この点だけが気に入らないのですが、その前に乗っていたR32スカイラインGTS-tも同じように内側にオフセットしていたから諦めていたんですが、デミオはその不満を解消してくれました。
オフセットしていると何が不都合なのか?という人もいるかも知れませんが、これのせいで上半身が歪んでしまっているのです。
下半身は前を向いていて、上半身だけが左を向いているために、骨に歪みが出てしまうんですよね。

まあ実際にいい車かどうかは、正式に発売になって、試乗ができるようになってから考えるべきですけどね。

前回の本コラムで、横から見たプロポーションが綺麗と書いたのですが、写真をよく見たら、ドライバーの位置がちょうど前輪と後輪の真ん中なんですよ。
FFでこれは今まではあまりなくて、後席の空間を広くするために、運転席は前の方に寄っているのが常識でした。
ここ最近発売になったBentzのClass-AやRenault Lutecia/Meganeなどのデザインとドライバビティ優先の車は、運転席がホイールベースの真ん中になってますけどね。
つまりはデミオのデザインは、それらと同じようにデザイン性とドライバビリティを優先したものになっているということでしょう。

試乗するのが楽しみです。