高岡氏の著書を読むのは久しぶりだな、と思いつつ買いましたが、最近出たのではなく、この文庫版は6年前、新書は9年前に出版されていたんですね。
もっと早くに本書と出会っていればよかった。
本書に書かれていることを読むにつれ、Live撮影をさせて貰っているとある「超絶ギタリスト」のことがずっと頭に浮かんでいました。
脱力からの瞬発性、重心の自由な移動で柔軟に動きながらも芯を外れない、などなど、本書に出て来るキーワードが、彼の写真を見ていて感じていたことが見事に当てはまるのですよ。
なので、本書に書かれていることは、そういう実例に当てはまる人物を知らなければ、パッと読んだ時には何のことか判らないし、懐疑的にしか思えないでしょう。
とはいえ、本書を読んでも、どうすれば究極の身体を得られるかまでは書かれていないので、他の著書を読む必要がありますね。