2007年4月14日土曜日
MK II / Masterplan
メンバーが大幅に入れ替わって、Mark-IIにモデルチェンジとなったMasterplanの新作です。
でも楽曲的には、前の2作と変わっておらず、新ヴォーカルも声質や歌い方が似ているため、あまり変わったという感じはありません。
今までのMasterplanを期待している人も、これなら満足できると思います。
2007年4月13日金曜日
In10sity / Pink Cream 69
Pink Craem69のCDは久々に買いました。いつから買ってないんだろう?本作は3年振りのアルバムですが、前作は何故か買う気になれず買ってませんでした。試聴コーナーで聴いて気に入らなかったのか、なんだったか忘れてしまいましたが。
今回はどうしようかなぁ、と思いつつ試聴してみたところ、初っぱなからナイスなサウンドが耳に飛び込んできて、また同時に試聴した他のがイマイチなのばかりで、余計によく聞こえたのかも。
でも家でじっくりと聴いても、素晴らしい楽曲のオンパレードで買ってよかったと思いました。昔は楽曲はいいけどアレンジがもう一つとか、ちょっと不満に感じるところもあったのですが、今や正統派ハードロックの大御所となり、演奏もアレンジも隙がなくなっています。
エロいバンド名が災いしているのか、もっとまともなバンド名だったら、ボンジョビやドッケン並に売れると思うんですけどねぇ。
2007年4月12日木曜日
DANTE'S PEAK
廉価版の洪水の中から、007役のピアース・ブロスナン主演の本作を選んで買ってみました。
歴代の007の中で、私はブロスナンが一番スパイぽくて好きなんですよ。なので、007以外の役の作品も観てみたいと思ったのです。
相手役は「ターミネータ」の戦うお母さん、リンダ・ハミルトンです。本作でも戦う母親を好演しています。考えたらStar Trek - Next Generationに登場したときも、戦争に明け暮れる惑星の革命戦士役だったなぁ。
タイトルは舞台となる町の名前ですが、「ダンテの頂」という感じですか。町のすぐ側の火山が大爆発するわけですが、その山の名前が「ダンテ」ということですね。
ストーリは...まあこんなもんかなぁ(苦笑)ハラハラドキドキはさせてくれますが、あまり捻りのあるストーリではないです。単純なストーリで、ブロスナンとハミルトンのラブ・ロマンスが絡んで、ハッピー・エンドと。
疲れてて考えるストーリが嫌なときには楽しめます。
2007年4月11日水曜日
THREADS OF LIFE / SHADOWS FALL
このバンドもよく知らなかったのですが、店頭デモ(ヘッドフォンで聴くのはなく、小型スピーカで流しっぱなしで、店の一押しを演奏しています)で聴いてよさげなので買ってみました。
通算5枚目だそうですが、メジャーレーベルからは本作が初だそうで、今まではインディーズだったみたいです。
そのくせ27万枚を超えるセールスを記録しているそうですから、化け物バンドですね。インディーズで、しかもヘヴィメタルで、このセールスは驚異的としかいいようがない。
ジャンルとしてはエクストリーム・ヘヴィ・メタルになるんだそうですけど、聴いた感じは正統派ハードロックにメタルアレンジをしたような感じです。
私的には、先のMachine Headみたいに、レイトタイミングな重々しいリズムでないとメタルとは認められません。なのでSHADOWS FALLのように前ノリの明るく軽快なリズムは、メタルじゃな〜〜い!(苦笑)
でもハードロックとして聴けば非常によい曲と、しっかりした演奏で、楽しめます。
Cannibal / Static-X
行き付けの梅田のCDショップで見つけて買ってきました。
何故かHardRock/HeavyMetalのコーナーではなく、一般のRock/Popularのコーナーに横置き(ジャケットの絵が見える置き方)でした。
何故か輸入盤のコーナーでもないのに、輸入盤でした。
世間一般でのStatic-Xの扱いって一体...。
コーイチ・フクダ復帰後の第2作目です。
まあいつものStatic-Xです。
リズミカルなテンポでヘヴィなリフと繰り返しパターンの曲構成。
Static-Xとしては可もなく不可もなくですな。
2007年4月10日火曜日
覇者 信濃戦雲録 / 井沢 元彦
野望の続編です。上巻で信玄が亡くなり、下巻は勝頼主体で物語が進みます。
野望もそうですが、本作はかなり史実に忠実に即しているようです。もちろん小説なので、作者の嘘が匠に織り込まれているわけですが、私ら素人には史実と虚構の区別が全く付けられません。虚構であろう部分も、綿密な資料に基づいた虚構のため、そのように思わされるのでしょうね。
野望/覇者は、信玄が上洛の意志を持って周りの国々を征服していく物語ですが、作者の井沢氏は「逆説の歴史」では、信玄は天下に号令するつもりはなかった、という説を採っていたはずで、自説と逆の小説を書いていることになります。
まあその逆説を小説にすることで、自分の説の正しさを確かめようとしたのか、この小説を書いていく間に「違うぞ」と感じたのか...。
ところでこの大作で繰り返し述べられていることは、侍大将は戦術が優れていればよいが、国主は軍略に優れていなければならない、ということです。
この区別が日本人は歴史的に苦手で、唯一戦国時代の大名の幾人かに軍略の芽が出ていたくらいです。それも江戸時代になってしまった途端に、消え去ってしまうのですが。
今でも日本の政治が最低と言われる理由は簡単で、未だに戦略と戦術の違いが判る人が少ないからです。この違いが判らないため、目的と目標を取り違えることも多いし、手段が目的にすり替わっても気が付かないことも多いわけです。
2007年4月9日月曜日
【ZEISSコラム】 Carl Zeiss Makro-Planar T* F2/50mm ZF
Nikon-FマウントのCarl Zeissレンズが登場して約1年。5本目の本レンズはマクロレンズです。
1/2までの倍率ということで不満を持つ方も多いようですが、1/1まで対応したらしたで「でかすぎる!1/2まででいいからもっと小さく軽くしてくれないと」という文句がでるのも明らかなので、まあこれはこれでいいんじゃないでしょうか。
手に取った感じとフォーカシング時のレンズの移動具合から、フロートではないように見えるのですが、取扱説明書には「フローティングエレメント採用」とあります。
本日やっと予約していたのを引き取りに行ってきまして、そのまま手近なものをちょっと撮影してみたのですが、最短(24cm)ではピントが微妙すぎて、手持ちでは全然ピントが合わせられませんでした。やっぱりマクロ撮影にはしっかりとした三脚が必須ですね。
フロートになっているだけあって、撮影距離で実効F値が変化することはないようです。が、これまでのZFレンズ4本と同様に、開放F値の実効値が公称値よりも1/2EV低いようで、f2.4が実効のようです。こういう設計をすると、オート露出の時に開放での測光値と実際に絞り込んだときの露出値が1/2EVずれて、オーバーになるんですが...誰もそのことに対して何も言わないのは何故?
私はマニュアルでしか撮影していないから、あまり関係ないといえばないのですが。デジカメでテスト撮影して、ヒストグラムを確認して露出決めてますので。それでも絞りを変えたりはしますから、開放と絞ったときで1/2EVずれるのは、頭で計算する時に面倒なので、困りものです。
開放最短(24cm 1:2)での作例です。花びらにピントを合わせようとしたのですが、身体がブレて合いませんでした。
被写体が小さいので拡大率が大きくないように見えますが、通常の50mmレンズの最短と同じ程度の距離(40cm)だと倍率は1:5で、こういう感じです。
いずれもS5Proで、フィルムシミュレーションF1cでもJPEG出力を縮小しただけです。
1/2までの倍率ということで不満を持つ方も多いようですが、1/1まで対応したらしたで「でかすぎる!1/2まででいいからもっと小さく軽くしてくれないと」という文句がでるのも明らかなので、まあこれはこれでいいんじゃないでしょうか。
手に取った感じとフォーカシング時のレンズの移動具合から、フロートではないように見えるのですが、取扱説明書には「フローティングエレメント採用」とあります。
本日やっと予約していたのを引き取りに行ってきまして、そのまま手近なものをちょっと撮影してみたのですが、最短(24cm)ではピントが微妙すぎて、手持ちでは全然ピントが合わせられませんでした。やっぱりマクロ撮影にはしっかりとした三脚が必須ですね。
フロートになっているだけあって、撮影距離で実効F値が変化することはないようです。が、これまでのZFレンズ4本と同様に、開放F値の実効値が公称値よりも1/2EV低いようで、f2.4が実効のようです。こういう設計をすると、オート露出の時に開放での測光値と実際に絞り込んだときの露出値が1/2EVずれて、オーバーになるんですが...誰もそのことに対して何も言わないのは何故?
私はマニュアルでしか撮影していないから、あまり関係ないといえばないのですが。デジカメでテスト撮影して、ヒストグラムを確認して露出決めてますので。それでも絞りを変えたりはしますから、開放と絞ったときで1/2EVずれるのは、頭で計算する時に面倒なので、困りものです。
開放最短(24cm 1:2)での作例です。花びらにピントを合わせようとしたのですが、身体がブレて合いませんでした。
被写体が小さいので拡大率が大きくないように見えますが、通常の50mmレンズの最短と同じ程度の距離(40cm)だと倍率は1:5で、こういう感じです。
いずれもS5Proで、フィルムシミュレーションF1cでもJPEG出力を縮小しただけです。
2007年4月8日日曜日
【BMW雑記帳】S65B40
今週もネタがないのですが、GENROQに掲載されている次期M3搭載のV8 4LエンジンS65B40のお話でもしましょう。
基本的にはM5/6に搭載のV10 5LのS85B50から2気筒取り去って、V8にしているわけですが、改良点もいくつかあります。
一番大きいのが、カムチェーンがシングルからダブルに変更になったことでしょうね。ちなみにGENROQの記事では「S85B50のVANOSはシングル」となってますが、これは間違いでダブルVANOSです。
それ以外はほぼそのままではないかと思われます。
エンジンブロックはアルミ鋳造ですが、生産性が低いが剛性に優れるクローズド・デッキになっています。冷却水はヘッドの吸気側から入って、ブロックに流れていくように見えます。ちょっとこの水の流れ方だと、吸気側と排気側で温度差が大きくなるような気がしますが...どうなんでしょうね。
S85B50はシリコン17%の過共晶アルミ合金で、シリンダ壁は過結晶したシリコン粒でピストンとの摩擦から守られるタイプになっていましたが、S65B40もそれをそのまま継承しているようです。シリンダーライナーが不要になることで、温度変化によるシリンダの寸法変化によるトラブルが少なくなりますので、フェラーリやポルシェなども、この手法を使用しているのです。反面、過結晶シリコンが加工の邪魔をする(めちゃくちゃ硬いので、加工器の刃物がすぐに駄目になる)ため、製造価格が高いという欠点があります。まあMという小数生産の高価格車なので、コストよりも性能を重視して採用されているということでしょう。
クランクシャフトが90度クランクになっていて、各バンクでは不等長感覚の点火タイミングになるのですが、エンジンの振動そのものは少なくなるので、パワーよりも静粛性を取った形ですね。Mっぽくないですけど、それでもリッター馬力が100を超えているので、不等長爆発間隔でも、パワーを確保できるようになったということでしょう。
またバランスウェブは、外側のものが厚みがあり、内側のが薄くなっています。これは気筒毎にクランクメタルに掛かる圧が均一になるために、こうなっています。でもこれの設計をするには、かなりの計算が必要なはずですが、BMWも世界トップレベルのスパコンを導入しているということなのでしょうね。まあF1やるならそれくらいのものは必要ですけどね。恐らくは、V8になったF1のクランク設計技術がそのまま採用されているのではないかと思われます。
写真が小さくて判断が付かない部分が多いのですが、私が気が付いたのはざっとこんなところです。
ほんとにこのエンジンから片バンクの4気筒切り取って、家のtiに載せたくなります。
基本的にはM5/6に搭載のV10 5LのS85B50から2気筒取り去って、V8にしているわけですが、改良点もいくつかあります。
一番大きいのが、カムチェーンがシングルからダブルに変更になったことでしょうね。ちなみにGENROQの記事では「S85B50のVANOSはシングル」となってますが、これは間違いでダブルVANOSです。
それ以外はほぼそのままではないかと思われます。
エンジンブロックはアルミ鋳造ですが、生産性が低いが剛性に優れるクローズド・デッキになっています。冷却水はヘッドの吸気側から入って、ブロックに流れていくように見えます。ちょっとこの水の流れ方だと、吸気側と排気側で温度差が大きくなるような気がしますが...どうなんでしょうね。
S85B50はシリコン17%の過共晶アルミ合金で、シリンダ壁は過結晶したシリコン粒でピストンとの摩擦から守られるタイプになっていましたが、S65B40もそれをそのまま継承しているようです。シリンダーライナーが不要になることで、温度変化によるシリンダの寸法変化によるトラブルが少なくなりますので、フェラーリやポルシェなども、この手法を使用しているのです。反面、過結晶シリコンが加工の邪魔をする(めちゃくちゃ硬いので、加工器の刃物がすぐに駄目になる)ため、製造価格が高いという欠点があります。まあMという小数生産の高価格車なので、コストよりも性能を重視して採用されているということでしょう。
クランクシャフトが90度クランクになっていて、各バンクでは不等長感覚の点火タイミングになるのですが、エンジンの振動そのものは少なくなるので、パワーよりも静粛性を取った形ですね。Mっぽくないですけど、それでもリッター馬力が100を超えているので、不等長爆発間隔でも、パワーを確保できるようになったということでしょう。
またバランスウェブは、外側のものが厚みがあり、内側のが薄くなっています。これは気筒毎にクランクメタルに掛かる圧が均一になるために、こうなっています。でもこれの設計をするには、かなりの計算が必要なはずですが、BMWも世界トップレベルのスパコンを導入しているということなのでしょうね。まあF1やるならそれくらいのものは必要ですけどね。恐らくは、V8になったF1のクランク設計技術がそのまま採用されているのではないかと思われます。
写真が小さくて判断が付かない部分が多いのですが、私が気が付いたのはざっとこんなところです。
ほんとにこのエンジンから片バンクの4気筒切り取って、家のtiに載せたくなります。
登録:
投稿 (Atom)