2020年6月8日月曜日

ぷろぼの 人材開発課長代理 大岡の憂鬱 / 楡 周平


SONYが元ネタですね。
西洋人を社長に迎え入れた辺りから、所謂米国流とかいうドラスチックなリストラがあったらしいです。
それを題材にしているわけですが、ここまでどぎついことをやってたんでしょうかね?
バブル弾けた時に、リストラすれば一時的に業績は回復するので、多くの日本メーカーでリストラが流行りましたが。
結果、優秀な技術者が大陸や半島の国に流れていって、20年くらい前から徐々に日本の製造業が得意だった分野がもぎ取られて行っているわけで。
まあ財務の人は帳簿しかみないし、普段は数字には表しにくい人のスキルを見る人事の人達も、リストラは自分達の業績がはっきりと数字で出るから、その数字の達成に走りやすいんでしょうね。

グローバル・スタンダードとかいうけど、日本の企業が駄目になったのは、詰まるところは、そのグローバル・スタンダードを下手に導入したことが元なんだけどね。